やなぎのブログ

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9月27日(土) 0系新幹線と下関建築めぐり

2008-10-01 01:20:36 | Weblog
10月末(だったかな?)に引退する0系新幹線に乗ることと、下関の近代建築を見に行くことを目的とした日帰り旅行を決行。

朝は4時半に起床。朝食は食べず、5時過ぎに家を出た。外は真っ暗。昨日くらいから朝の冷え込みが厳しく、上着を持ってきたほうが良かったかなと思うほどだった。最寄の駅から、始発の名鉄電車に乗った。名古屋駅のホームにはそれなりに人もいたが、新幹線乗り場に向かうコンコースはガラガラで驚いた。普段は待ち合わせ場所として賑わっている金の時計のある広場も、人影まばら。桜通り側から、ビックカメラ側の出口が見えるなんて、新鮮だった。

まだ6時前で売店も開いていない。新幹線の切符を購入する。自動券売機で買う前に、もしかしてと思って金券ショップを覗いてみることにした。エスカの階段を下りていったが、シャッターが下りたまま、店どころか、地下街が開いていなかった。コンコースに戻って、自動券売機で購入。クレジットカードで買おうと思ったら暗証番号を忘れて購入できず(笑)。諦めて現金で。

今回は、名古屋始発の「のぞみ」57号で広島まで行き、追い抜いた「こだま」629号で広島から新下関まで行く予定。ここで、0系新幹線の指定席を、念のため購入しておく。こだま629号は…、あれ?、指定席は窓側が売り切れだ。結構人気なんだな。仕方ないので通路側で購入。広島までの特急券と、名古屋から下関までの乗車券も購入。

あとは、朝食を何とかしたい。そう思っていたら売店が営業を始めた。弁当は高かったので、おにぎり2個と、温かいお茶を購入。ホームに上がったら既に新幹線は止まっていた。始発だから当たり前か。急いで先頭車両に向かう。N700系は前にも乗ったし、それほど興味ないけど、とりあえず写真を撮って中に入る。ガラガラだった。定刻に発車。発車後のメロディーは「いい日旅立ち」だった。これが0系では懐かしいメロディーに戻されているというから、楽しみである。

車窓から眺めるのはいつも決まっていて、カッコイイ建築がないかなぁ、と眺めている。やっぱ学校建築は美しい。古そうな建物を見つけては一人喜ぶ。中でもひときわ目立つ学校が、豊郷小学校。いつも「何だこれは!?」と一瞬興奮してから、「あぁ、豊郷小学校か」と落ち着きを取り戻す。新校舎の陰に隠れているけど、存在感は抜群である。新幹線で西に来るのは、前に建築のシンポジウムで大阪に来たのが最西端だから、神戸などは初めて通る。車内アナウンスで、明石海峡大橋と姫路城の説明があった。右側に座っていたので、橋は見えなかったけど姫路城はしっかりと目に焼き付けた。まだ行ったことがないので、いつか行きたい。全体的に、田んぼの鮮やかな黄緑色と、彼岸花の赤が各地で見られて綺麗だった。

定刻の8時37分に広島に到着。7分後に来る「こだま」を待つ。既にホームにはたくさんの人だかり…、を覚悟していたのだけど、親子連れがいたくらいでごった返してはいなかった。まだ引退まで日があるからね。先頭車両が止まる位置でカメラを構えて待つ。だんだん周りに人が集まってきて、「来た来た!」と言う声が聞こえ始めたのでデジカメをスタンバイ。動画モードにして入線を録画。止まったら静止画モードにして写真を撮りまくる。のんびりしていると席がなくなると思って車内に入って、懐かしい感じのドアが開いたら唖然とした。ガラガラ(笑)。最近めっきり見なくなった茶色くて厚みのあるシートは、8割方空いていた。座ってみると、ソファみたいにふかふかだった。「自由席」「1号車」というプレートも、ドットの粗い電光掲示板も、懐かしい感じがする。既に感慨無量である。

定刻の8時44分、広島駅を発車。発車後に流れるアナウンスを録音すべく、動画モードで車窓からの眺めを録画する。アナウンスのチャイムが、以前のタイプに戻されているそうで、楽しみにしていた。2分後くらいに、シンプルなメロディーが響き渡って、再び一人で興奮してしまった。終点まで行けば、もう1種類聞けるのだけど、今回は新下関までにしておく。しばらく外の景色を楽しんでいたら、前の席から煙がモクモク…。おいおい、禁煙車両で吸うなよな、と思ってよく見たら、喫煙車だった。いつも乗る新幹線は、1号車や2号車は禁煙なんだけど、この「こだま」は6両編成だからか、違っていた。でも、先頭車両に乗っていないと、降りた後に写真を撮るために走らなくてはならないから、我慢して乗り続けた。

「こだま」は各駅停車。新岩国に停車したときに、後続を先に行かせるため4分ほど止まるとアナウンスがあったので、他のマニアに倣って、写真を撮りにホームに出た。最近の尖がった車両のようなカッコ良さはないけど、どっしりとした安定感が感じられるし、とても美しいデザインだと思う。そんな思いで再び席に戻ると、なんだか涙がこみ上げてきた。近代建築も同じだけど、古き良きものが失われるというのは、残念でならない。

屋根のない駅で長時間止まるなら、再び外に出て撮っただろうけど、あまり明るい写真を撮れないみたいなので、その後は途中駅で外に出ることはしなかった。後続を先に行かせるためでなく、ただ乗降のため止まっただけなのに、カメラを抱えたおっさんがホームに出たところで発車ベルが鳴って、慌てて戻ってくるといった面白い光景も見られた。駅に止まるたびに、ホームにいる人は必ずデジカメや携帯を構えて写真を撮る。皆、顔がほころぶのも印象的だった。そんなこんなで、10時4分、新下関駅に到着。先頭車両を写真に収め、動画モードに切り替えて、走り去って行く0系をしっかり記録した。大満足である。

10時16分発の在来線で下関駅に移動。ローカル線は地元の学生なんかが乗っていて、良い雰囲気を醸し出している。10時26分、下関駅に到着。表玄関に出て駅舎を撮ろうと思ったら、写真に撮るような建物ではなかった。バスのロータリー側に出たけど、観光案内が見つからず、引き返す。駅構内に観光案内所を発見。レンタサイクルについて尋ねる。尋ねる順番を間違えた。「借りたいんですけど」と申し出て貸し出しを行なっているホテルに連絡をしてから、「唐戸まで歩くとどれくらいかかるんですか?」と聞くのだから…。「歩くと30分くらい」と言われて、それくらいだったら歩いたほうが良かったかも、と少し後悔。まあいいや。地図をもらい、連絡の行ったホテルまで歩く。今回借りたのは「ホテルウィング」。1日400円。提携している数軒のホテルで貸し出しを行なっているらしい。これはネットで予習済みだった。どんな自転車を貸してくれるのか、心配だったが、心配は的中。ごく普通のタウンサイクル。前カゴ付き、センタースタンド仕様。カゴにはでかでかと「レンタサイクル」と表記があった。ちっと恥ずかしいが、旅の恥はかき捨て、である。知っている人なんていないんだし。頂いた地図を頼りに、下関港沿いを東に向かうことにした。

ネットで探しておいた近代建築を10件ほど見学・撮影することが目的。まずは警察署の向かいにある「下関国鉄ビル」。立派な建物だ。バックに「海峡ゆめタワー」がそびえていて、コントラストが面白い。国道9号を東に向かい、岬之町にある「島津海運下関営業所」を撮影。坂の上にあるので、自転車を停めて、歩いて上って写真を撮る。ここは使われている形跡はなく、廃墟と化していた。自転車に戻り、再び国道を東進。1本北の旧道に入り、「旧三井銀行下関支店」を撮影。立派な建物なのに、使われていない模様。旧道をそのまま東に向かうと、「ろうきん下関支店」。おばちゃん2人が正面で立ち話をしていたが、道路を挟んだ反対側で5分ほど待っていたら去っていった。長話にならなくてよかった。

ここで、当初考えていた撮影順序を変更。国道に出るより、北に向かう方が効率が良い。先に「下関市役所第一別館」を見学。今回一番見たかった建物。ほとんど廃墟と化しているが、美しいデザインの屋根とアーチが特徴的だ。そして大きな窓。竣工当時は皆驚いたんだろうな。窓から中を覗くと、大きな吹き抜けと、大きな柱が見えた。中に入ることはできないだろうし、今度下関に来たときには、残っていないんだろうなぁ。この第一別館の隣に、もう1件の近代建築がある。「ロダン美容室」である。この日は、改修工事だろうか、1階正面の壁を塗っているのかな?、作業中であった。第一別館と一緒に写真に収めて、次に向かう。

県道57号を横切って安徳天皇陵の方に向かう。狭い路地から階段が伸びていて、案内が立っていたので迷わなかった。自転車を路駐して階段を上がっていく。どんどん上っていくと、五線譜で飾り付けられた門が現れ、さらに進むと白い建物が目に入る。「藤原義江記念館(旧リンガー邸)」である。青い芝生の庭に、着物を着た年配の女性が日傘を差して立っていた。声をかけられた。せっかくだからと立ち寄ったのだけど、予約がないと見学できないみたいで、残念だというようなことを言っていた。僕は建物に興味があって、名古屋から来たことを話す。しばらくしたら、赤ちゃんを抱いた女性が建物から出てきて、「見学を希望ですか?」と僕に尋ねる。僕は建物に興味があるだけで見学は希望していないけど、あちらの女性が見学したいみたいですよ、と伝えておく。先に失礼したから、その後どうなったかわからないけど、見学できたのかな。ちなみに僕は藤原義江さんは存じませんでした。勉強し直してきます。

階段を下りて自転車に戻り、次の目的地へ。港の方に出たところに、コンクリート製のドックがある。僕の興味の対象外だけど、ネット上で「極めて価値が高い」と紹介されていたので、見学。紹介記事にあったように、隣の立体駐車場の屋上に上って見下ろした。高所恐怖症なので、足がすくんだ(笑)。ドック内にはゴミが浮いていて、しっかり管理されていないんだなぁと感じた。ここからは下関駅方面に戻る。亀山八幡宮にも立ち寄って交通安全を祈願したかったが、今回は断念。その先、唐戸の交差点付近に名建築が3件。まずは「旧下関英国領事館」。レンガ造りの美しい建物である。でも僕が好きなのはコンクリート建築。向かいにある「関門ビル」の方が僕は好き。関門ビルの写真を撮るには、歩道橋の上から撮りたい。でも、自転車を停めておくところがない。困りながら少し西に進むと、残りの建築が2件並んでいた。「下関市南部郵便局」と「秋田商会」。秋田商会はとてもユニークな建物みたいで、日本初の屋上庭園があるらしい。時間があるときにゆっくり内部まで見学したいが、今回は写真を撮るだけで満足。さっきの関門ビル、どうやって撮ろうかな…。結局、歩道橋近くの建物の入口に堂々と路駐。近くに交番があったけど、お巡りさんいなかったし(笑)。急いで歩道橋を駆け上がって、領事館と関門ビルを急いで撮影。自転車に戻って、何事もなかったかのように、下関駅に向かって走り出した。

時刻は正午過ぎ。できれば13時15分の電車に乗りたい。昼食は諦めて、とにかく駅に戻らなくては。結局、2階建てバスの撮影はできなかったな。1回、目撃はしたけど、後姿だったので撮影できなかった。国道9号をひた走って駅の近くに来たが、自転車に優しくない作りの道路で、歩道を走っていたら交差点を渡れずに強制的にUターンさせられた。無駄に迂回して、駅をぐるりと回って、駅の西側にあるホテルウィングに到着。鍵を返して、駅まで歩く。ところで、レンタサイクルを借りたときに「歩いた方が良かったかも」と思ったけど、とんでもない。歩いていたら時間が足りなかっただろう。尋ねる順番を間違えて、自転車を借りて本当に良かった。

下関駅に到着。まずは新幹線の切符を購入。下関から名古屋までの乗車券と、新下関から名古屋までの自由席特急券。15850円なり。昼食をどうしようか、かなり悩んだ。下関の在来線発車時刻まで30分ある。新下関での新幹線の乗り換え時間も30分ある。「のぞみ」に乗り換える新山口まで30分。新山口までの「こだま」は座れるだろうけど、30分ではゆっくりできないし、「のぞみ」は混んでいて座れないかもしれないし、先に食べちゃおうかな。下関では昼食を食べず、弁当も買わず、新下関で考えることにした。

駅構内の土産物屋を覗く。家に何か買っていこうと迷って、店員に何が有名か尋ねて、教えてもらった「亀の甲煎餅」と、下関といったらやっぱふぐでしょ、ということで「ふぐ茶漬け」。正しくは「ふく」と表記するのかな?。

1時間に1本のローカル線なので、発車時刻の10分くらい前にホームに入ったら、既に列車はスタンバイしていた。ロングシートとボックスシートが混在する客車。13時15分、予定通り下関を発車。さらば下関。

2駅8分で新下関に到着。「こだま」652号は13時54分発だ。新下関はそれほど大きくない駅で、当然ホームには売店がなく、一旦改札を出させてもらい、改札外の売店で弁当とお茶を購入。ベンチで食べようかとも思ったが、全然雰囲気がないので、「こだま」車内で食べることに決めた。幸い、「こだま」には空席がたくさんあって、流れ行く景色を眺めながらランチを取ることができた。14時24分、新山口に到着。ここで14時36分発の「のぞみ」34号に乗り換える。ホームではのんびり座って待っている人もいるが、混んでいるかもしれないので、乗車口に並んで待つ。4番目くらいだった。東京行きの「のぞみ」なので、やはり16両編成。新幹線はこういうもんだと思っていたが、今日は4両編成の新幹線も見たので、新鮮だった。

「のぞみ」は何とか座れたが、3人がけの席の窓側なので、途中でトイレに行き辛く、落ち着かない席であった。でも外の景色を眺めることができてラッキー。実際は殆ど寝ていたけど。広島や神戸でたくさん乗降があって、隣2席とも空いたと思えばすぐに埋まって、立ち客も出るくらいだった。17時29分、名古屋駅に着いた。名鉄乗り場まで長い道のりを歩く。やや早足で歩いたら、ネットで調べた通りの17時42分発の犬山線に乗ることができた。といっても、上下線それぞれ1本しかホームがないので、毎度のことながら遅れが生じていた。今回は5分程度の遅れ。家に着いたのは18時過ぎ。予定通りに行って帰って来ることができて、乗りたい新幹線に乗れたし、見たい建物は見られたし、とても満足のいく1日だった。

ありがとう、0系新幹線。お疲れ様。

※画像はまた整理できたらHPに掲載。暫定的に、こちらのサイトに少し掲載↓。
http://www.picmate.jp/187860062/
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