ふうるふうる・たらのあんなことこんなこと

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相手の幸せが耐えられないのは

2014-03-05 10:58:44 | 本や言葉の紹介

中浦和“ふうるふうる”のたらです。

 「うわー、ずいぶんはっきり言ってるなー、でもそのとおりなんだよね」とびっくりした言葉が3月1日の東京新聞「今週のことば」欄に載っていました。全文紹介します。筆者は中村薫・同朋大大学院教授です。

 
  「自分に満足できないから、
  
相手の幸せが耐えられない。」 仲野良俊
  人間は他と比較して幸せや不幸を感じている。あの人より幸せだ、あの人より不幸だといって周りに振り回されている。それは自分に自信がないからである。自分が満足できれば、それでよいはずである。ところが仲野良俊先生は、「自分に満足できない時、今度は他人の幸せに耐えられない」と言われる。
 ある人が、隣が立派な家を新築したら途端に、自分の家が惨めに見え、羨ましくて隣の悪口を言っていたという。
 満足の裏には不足がある。人間はどれだけ欲望が満たされれば満足できるのか。
 今我々は、知足と言うことが大事である。足を知ることである。私は私、あなたはあなた、それでよしという世界である。

 うん、自分に満足している、今の自分を知りそれを受け入れている、だからこそ、「こうしてみたい」というのが出てきてさらに機嫌良くやっていく。そういうのがいいなあ。
  自分は自分、人は人、そうわきまえられるとそれぞれの良さやステキなところを素直に納得できる。自分は自分だから、なりたい自分になっていけばいいんだねえ。

  「自分に満足できないから、相手の幸せが耐えられない。」 って言えちゃう仲野良俊さんってどんな人だろうと調べてみたら、浄土真宗のお坊さんらしいです。次のような略歴がありました。
1916(大正5)年、京都市生まれ。1939年、大谷大学文学部卒業。大谷大学講師、北海道教学研究所所長、真宗大谷派教学研究所所長などを歴任。真宗大谷派・専念寺元住職。1988(昭和63)年逝去。