大人はマンガをよまないと思ってた

読んだマンガの備忘録。ジャンルは色々でたまに本と映画も。脱線も。

愛がなくても喰ってゆけます。

2006-08-07 15:27:04 | ゲームとか
愛がなくても喰ってゆけます。

愛がなくても喰ってゆけます よしながふみ 著 太田出版 全1巻

「西洋洋菓子骨董店」等でもグルメぶりが窺える
漫画家よしながふみさんが案内する都内のおいしい店の本


T発案で、東京在住・未来の声優Mを訪ねた。

Tは生粋のオタクらしい発想で
旅のスケジュールを組んでくれた。
もちろん食事はこの本に紹介されている店に行くことになった。


紹介されている店はどこも大変美味しそうだ。
味や食感の説明はそこらへんのグルメガイドより
よっぽどそそられる。
エピソード付きで語られる美味しい店の数々。
(たまにエピソードがおもしろくて店の紹介であることを忘れる)
全ての店に行きたくてたまらなくなる。

しかし

一人当たりの予算を考えると、
おのずと行けそうな店は限られてくる。

例)
1人1万円~2万円 

・・・エエ! 
カテゴリー外! 
一口の値段換算してしまいそうなので除外。

諸事情を加味して
新宿にあるベトナム料理屋「ミュン」 と
池袋にある飲茶の店「中国茶館」を選択

どれもメッチャうまかった。
ミュンの生春巻きは
史上最強のライスペーパーにくるまれており
久々に食べ物に感動した。
中国茶館の菊花茶はすっと抜ける花の香りが暑くて
だるだるだった気分をすっきりさせてくれた。

店の居心地もよかった。
ミュンは適度なざわめきと
テーブルの広さがあり、話がし易い。
私達も楽しかったし
周りのおきゃくさんも楽しそうだった。
レトロな(実際古いと思う)内装も良い。

中国茶館は
気合の入った推定中国人の店員さんにたじろぎつつも
薄暗く中国ムード(なんやそれ)漂う中で食が進む進む。
帰り際にみんなが「また来てね~」と笑顔を向けてくれて嬉しかった。



というわけで第2弾もやりたいと
思っている。
次は韓国料理とイタリアンか。
プランニングよろしく・・・。

シュガーベビー

2006-08-02 16:57:06 | 少女漫画
シュガーベビー 高野まさこ 著 (花とゆめ)白泉社 全9巻 

天使のシフォンがキスをしたチョコレートが人間の女の子になってしまった。
女の子はシュガーちゃんと名づけられ
優しいパパさんとママさんの子どもとして暮らすことに。
天使のシフォンは、チョコで出来た女の子を守れるように言われ、イヌの姿にされてしまう。
天使とチョコの女の子と優しい両親と素敵な友達が出てくるファンタジー



なんかふいに読み返したくなるマンガがある
そのうちの1つ


シュガーベビーは小学校1年とかそのぐらいの時に
クリスマスプレゼントにもらったマンガ。
もう持ってないし
(物の価値が分からなかった。しかもプレゼントされたものを処分するとは!バカバカ)
売ってないから
(売ってるけど無理な値段だった)
とりあえず復刊ドットコムに復刊投票しておいた。
現在250票以上が集まっているので、そのうち復刊するはずだ


フワー とした絵で
キラキラの天使がいっぱい出てきて
全編通してあたたか~いエピソードの中に
子供心にちょっと怖いな~と思うエピソードがたまに入ってたりして
本当にいいマンガだ~


カシュー君 という一見冷たいが実はすっごくいい奴 
という華奢な美少年キャラに
私は今で言う「モエ」を感じていた。
今でもカシュー君のエピソードは
よーーーく覚えている。
カシュー君が活躍する
ネバーエンディングストーリーみたいなエピソードと
カーマイン先輩(チョイ不良・学校の先輩)とのエピソードなどは
是非もう一度読みたい
そういえば私の好みのルーツはカシュー君かもしれない
ちょっと体が弱くて咳き込んでしまったりする所がセクシーだった

きっと作者もカシュー君が好きだったと思う。
登場比率と存在感が主役2名を抑えて抜きん出ている。


9巻には大人になった仲間達の話が載っていて
作者は「本編とは関係ない別の話と考えて」と書いていたものの
ものすごく切なくなったが
今となっては
「子どもはいつかは大人になっていろんなことがあるのよ」
という作者のメッセージだったのだろうか、と思っている。

ブレイブストーリー~新説~ 

2006-08-01 17:39:50 | ブレイブストーリー 関連
ブレイブ・ストーリー~新説 11 (11)

ブレイブストーリー~新説~ 宮部 みゆき原案 小野 洋一郎 著 
(BUNCHCOMICS)新潮社 現在12巻まで

運命を変えられるのは一人だけ。
試練を背負った旅人達が集まる世界・幻界(ヴィジョン)で
ゲーム以外にこれといった取りえの無い中学生のワタルは
運命を変えることができるのか。

作者からのメッセージに
「エッセンスだけを抽出した物で原作とは別と考えてくれ」
とあるので仕方ないけど
ミツル怖い
邪悪度500%増

面白い設定変更もある
「ほお これを こうしたか」
と感心しつつ読み進めている。

例)
旅人が一杯いて一杯ある宝玉の奪い合いをしている
運命を変えられるのは一杯いる旅人の中で1人だけだ

派手で面白いと思う 
私はこちらもまあまあ好きだ
原作の世界が若干見えるから。
ただし何の先入観も無く読むマンガとしてはどうなんだろう。

さらに気になるのは
ネコキャラの台詞の語尾。
「~ニゃのよね」「ニゃいの」
と変化するのは今どき古くないか?



マンガの帯に「映画化!」て書いてあるけど違うよな~
紛らわしい。
あと、表紙のエエ感じの絵と比べると
中の絵は結構荒々しい

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ブレイブストーリーを楽しむ順番について

1 映画→本→マンガ(別物なので省略可) 

※本を読むときに
  ・かわいいキャラクターと美しい映像を思い浮かべながら読める
  ・映画版で足りなかったエピソードを補える

2 原作→本→マンガ(別物なので省略可)

※映画を読むときに
  ・原作の名シーンがダイジェストで見られる
  ・登場人物が動き、話す姿が見られる


自分は1番目の順番だったけど
個人的には2番目の方が良いような気がする。


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↓てんとう虫コミックスのコレをどうするか思案中・・・ 
ブレイブストーリー