大人はマンガをよまないと思ってた

読んだマンガの備忘録。ジャンルは色々でたまに本と映画も。脱線も。

海に墜ちるツバメ

2006-07-19 16:20:20 | 少女漫画
海に墜ちるツバメ

海に墜ちるツバメ 篠原千絵 著 (FC)小学館 全1巻

邪魔をするものは殺す。
人気脚本家の森村四季は賞レースのライバル水無瀬まさ子を殺した。
証拠は無く、完全犯罪と思われたが・・・。
表題作他 記憶の足音、死刑台の72時間  サスペンス3篇を収録

読みはじめから読み終わりまで
8分だった。
ビックリした。
1冊約400円なので1分50円か
テンポがめっちゃイイということだ

昔っから読んでるけど、篠原千絵らしい 良い短編集だと思う。
3個目が一番面白かった
ような気がする。
※読書時間8分だから 印象が薄い

以前にもちょっと怖い短編集が4冊あったな
どれも面白かった
ような気がする。
※10年以上前の話なので 印象しかない

血の付いた鈴を拾ってからというもの身近で殺人事件が次々と、とか
一緒に旅行に行った友達が目覚めたらいなくなってて、誰も存在を覚えてない、とか
蛾が大量発生して、街がヤバイ、みたいなのとか
面白かったような気がする。

昔のも読みたくなった

訪問者は真夜中に…目撃者にさようならなにかが闇で見ている3人目が消えた

プリンセス・プリンセス

2006-07-18 17:27:56 | Weblog
プリンセス・プリンセス (1)

プリンセス・プリンセス つだみきよ 著 (ウイングス)新書館 全5巻

全寮制の男子高校に転校した亨(とおる)は、周囲の奇妙な言動に戸惑う。
なんとその学校には「姫制度」※があり、美形の亨はその「姫」候補になったのだ。

※「姫制度」とは 華の無い男子高校生の欲求不満を和らげる為に
 女子と見間違えるような美形の1年男子を
 事あるごとに女装させて癒しとするもの。
 姫に選ばれると、学食の食券がもらえるなど、色々な特典がある。

暗い気分を吹き飛ばすのにすごく良い

「アホやな~ なんじゃこりゃ」
というマンガ。
リアリティ という言葉とは無縁だ。

男子高校生が「ひめ~」と言いながら追いかけてきたり
事あるごとに、その存在に感動して賛辞を送ったり

・・・・。

全てにドン引きで 
正直読破はムリだと思った

なのに、

「革命の日」「ファミリーコンプレックス」など
主役交代してリンクしているマンガを
読んでいると、
なんとなく
好きになってきた。

慣れたんだろうか

これを読んでいるときの
脳の働きはすっごく鈍そうだ

追伸:
アニメ化されているらしい、確かにアニメっぽい
だいぶ前にテレビ欄で見たような気がするなあ
まだやってるのかなあ
ちょっと見たい
ちょっとでいいけど

追追伸:
作者つだみきよさんは蔵王太志という名前でBLマンガを描いているが
これは私が
「そうそうBLってこんなのだよね」
と思うものとほぼイコールだ

1ストーリーの意味が全く分からない(またはストーリーが無い)
2女性がどこに行ったか分からない
3からだの仕組みがおかしい
4全体的に登場人物の考え方がすごく自由だ

あ、これらは全てTちゃんに借りました
ありがとう
アハハ・・・

1999年七の月-上海

2006-07-17 15:24:21 | 水城せとな の部屋
1999年七の月-上海 水城せとな 芳文社 全4巻

舞台は上海、2大グループが覇権を争い対立していた。
ある晩中立地区で一人の美しい青年に一目で恋に落ちた太武は
意外な所で彼に再会する。

不良少年版ロミオとジュリエット(ただし男同士だ)みたいな話

相変わらず水城せとなを買い集めているが、
これは入手が大変だった。
なぜか「4巻」だけが売っていない
売っているが2000円くらいする。
1冊2000円て。。。
1週間ほどしつこく探し続けて、
普通の中古の値段で買えた。よかった。

読むときは、
「あほやな!あはは」
と笑えるマンガを後ろに用意して読もう。
落涙対策

こうなってこうなってこうなった
と簡単に纏められそうな、悲恋もので、
不良少年が不良に見えない、とか
大変な状況なのにそんなに大変そうに見えないとか
色々疑問はあるが
何故こんなに魅力があるんだろう

一般的なBLとは次元が違う
すごいな 水城せとな 

秘密

2006-07-15 23:45:39 | 少女漫画
秘密―トップ・シークレット (1)

秘密 清水玲子 著 (JETS COMICS) 白泉社 現在2巻

ある人間が「見た」ものを第三者が「見る」ことができる
MRIスキャナーを用いた犯罪捜査の話。

清水玲子熱が再燃したので購入。

何を描いても綺麗な絵だとつくづく思った。
内臓でも。
解剖図でも。
なので気持ち悪いはずが、なんかさっぱりしている。

内容について、
二話以降は
捜査をする機関の責任者:薪さんという童顔の美形男性キャラクター
この人の為にあるようなもんだ。
美形好きな人には是非おすすめしたい。
この人はこんなに美形なのだよ、という
萌えエピソードが山盛りだ。

でも面白いのは
ダントツ薪さんが絡まない一話だと思う。

人の脳は無理でも
人の隠し事を盗み見ることが出来る場合がある
だけど
そういうことは止めた方が良さそうだ
その秘密を知られた時に
その人は別の人になってしまう
それはとても 恐い事だ

たとえば私がこのブログを書いている事を
知り合い全員が知ったら
私は彼等の中ですごい変化を遂げて
一瞬でなにか違うものになってしまうだろう

自分の何を見せるかは
自分で決めたい 

殺人の門 <本>

2006-07-14 15:47:27 | 
殺人の門

殺人の門 東野圭吾 著 角川文庫

裕福だが、少し歪んだ家庭で暮らす小学生、田島和幸。
人付き合いが苦手でクラスから浮いていた田島は、
同じく浮いた存在だった倉持修と知り合い、友人になる。
しかしそれが「殺人の門」への出発点だった。
どれだけ憎めば殺せるのか 殺人を実行する者としない者の境界はどこか

東野圭吾は
「時間返せ」 か 「1頁でも早く先を読みたい」
のいずれかだ。
例えば、レイクサイドは前者、白夜行(ギリギリ幻夜も)は後者。
最近文庫化されたこの「殺人の門」は、完全に後者だ。

主人公和幸は
要領と運が

すごく悪い。

頭はそんなに悪くなさそうだが、
要所要所で下す判断は全て
「え・・・?そうきた?ヤバイんちゃうの」
という浅はかなもので、
毎回期待を裏切ることなく最悪な結果を生む。
本人はその都度大真面目なのだから悲惨だ。


テンポよくエピソードが積み上げられ、
終末まで休む暇は無い。
作者が上手い。

殺したいが殺せない、
足りないものは何か?
ということよりも

一人の人間に取り憑かれて
一生を棒にふってしまった
哀れな二人の人間の姿が
印象に残った。



追伸:
途中で出てくる詐欺の手口は、
お勉強になった。
気をつけよう。

ブレイブストーリー <映画版>

2006-07-13 23:33:32 | ブレイブストーリー 関連
ブレイブストーリー <映画版>

小学生のワタルは、お化けが出ると話題の
建築中のビルで不思議な光景を目にする。
大きな扉が夜空に浮かんでいたのだ。
それは異世界「ヴィジョン」への入り口だった。
そして、その扉の中へ入っていった魔法使い風の少年は
転校生のミツルだった。
「ヴィジョン」へ行って条件を満たせば、
現実の運命を変えられると言う。
ワタルも運命を変えようと、その扉を開く。

原作者、宮部みゆきが好き。
でも、なぜか作者のファンタジー色の強い作品は読めない。
多分、軽い感じの子供口調で語られるのが嫌なんだと思う。
だからこのブレイブストーリーも、
ほぼ読んでないし覚えてない。
(冒頭と最後だけ読む、という暴挙を行った)

マンガ化されても特に興味は無かった。

では、何故わざわざ映画館で見たかというと、
珍しく変な髪型じゃ無いオダギリジョー主演の
「ゆれる」を見ようとしたものの
公開前だった、という悲しい理由と、

デスノートの映画版を見に行った時にやっていた
予告編でミツルがかわいかったから、という
悲しい理由だ。

感想

見て良かった!

「これはボクの勇気のハナシ」
というキャッチコピーがついているが、
何の物語でもまあいいとして、

ワタルがカワイイ
ミツルがカワイイ

原作知らない私が見ても、
かなりのすっとばし感があったが、

CGを多用したと思われる絵が綺麗だ
異世界ゆえのスケールの大きい風景があったり、
ドラゴンがわさわさ飛んでいたり
カワイイミツルが発する魔法のグラフィックがかっこよかったり、

現実逃避
現実逃避

声:松たか子(ワタル)は、違和感無かった。最後まで気付かなかった。
てゆうか声優陣みな俳優やらお笑い芸人ではないか。
どうりでかつ舌の悪い人が若干名。(特にミツル:無感情系で助かったのか)
話題づくりの為には有効なのだろうけど
声に美男美女関係無いし、へたっぴは勘弁してほしい。

客層は奥様二人連れをはじめ、女性が多かった。原作者ファンかな?

次はマンガを手に入れる

==ラストシーンについて==見て無い人は読まない==========

ラストシーンで
若干館内がどよめいていた。
特にちびっ子

というのも、
映画をフツーに見ていると、
「ワタルかミツルのどっちかしか運命を変えるお願いができない」
みたいな感じになっているからだ。

ミツルあの時死んで妹と昇天しとったやんけ
なんで妹と共に転校してくるんだ?

という点に皆どよめいていた模様

これについては、
運命を変えるクリア条件である
「5つの宝玉を集める」
を先にミツルがクリアしていたから、
ミツルは色んな強引な手法を取って宝玉を集めたけれども、
運命を変える願いごとはできた、
ということでいいんでしょうか。

まあなんでもいいか。

テンポよくて飽きない派手映像、面白かった!

DEATH NOTE(デスノート)

2006-07-12 23:33:39 | デスノート 関連
DEATH NOTE (1)

DEATH NOTE  漫画/小畑健 原作/大場つぐみ 
(JC)集英社 全12巻 (ガイドブックとして13巻がでるらしい)

※7月13日/完結したので補足※

「名前を書いたらその人が死ぬ」という死神のノート(DETH NOTE)を拾った
夜神月(ヤガミライト)はノートを使って理想の社会を実現させようと目論む。
月とそれを追う天才探偵との、裏の裏を読みあう頭脳戦

相変わらず売れてるみたい。
平積みの量がちがうし、キヨスクでもコンビニでも売ってるし、
別の本を買おうとしてて、
レジカウンターの中に準備中の最新刊を発見して「あっ 出てる」
と軽く叫んで失笑されることもあるし。

3巻ぐらいまでは、
「こんなおもしろい漫画あるの?今までで最強!」
と本気で思った。今も思う。

「裏の裏の裏のは裏だろ?と思ってるだろ?
と思ってる事をお前は気付いてるだろ?」
みたいな異常に長くてまわりくどい台詞とか、
そこまでするか?てゆう小細工とか、
いたって真面目に書いてあるのがすごくおもしろい。
いろんな意味で。

絵がさすが小畑健さん、とっても綺麗なので、
劇を見てるような気分。
リアクションがでかいところも劇風。

オタクらしいコメント:主人公のルックスが好き。

もちろん続きもおもしろくて次の山場は7巻に訪れる。

オタク情報:オタクは原作を元にして妄想をする。
      なんとDETH NAVI というデスノ専門のサーチエンジンまである。
      そんなの見た事ないよ!と言う人は見るべき。
面白いものがいろいろ見れるよ。
    例)顔出し前の探偵Lと顔出し後の探偵L、違う人に見えるらしく、
(そうか?)
      別人として妄想界に出現。二人は兄弟になってたりする。

そして現在11巻、物語は緊迫感を増してるようだけども
さらに大袈裟感が増して増して、
なんか良く分からない。けどおもしろいです。。。ほんと。

今はもう、明らかに悪者顔になってしまった月さんの勝利を
私は最後まで応援します。

※補足※
と書いたのは5月末、最新刊が出ている事にも気付かず、
ましてや完結しているなどと思いもしなかった。
隠れオタクは寂しい。
最後の方にネタバレ感想を書く。


海外情報

フランスって、日本の漫画専門店があって、
日本で大売れの漫画はほっとんど仏訳されています。
でもDETH NOTEはないんだよね~
内容がNGなのでしょうか?人が死に過ぎるから?謎。

※海賊版でなく。一冊800円ぐらいする。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

映画化ですね。
ポスター見る限り、月が藤原竜也はいいけど、
Lはいいんですか?
個人的にはミサミサはしょこたんがよかった。
NANAの時みたいなコスプレ合戦にならなかったらいいけど。

すごく見たいけど一人では見に行く勇気無いな、と思ってたら、
物好きな友人が誘ってくれた。
そういえば一回だけコナンの映画見に行ってくれたのも、あの子だった。
ありがたいありがたい。

==注==読んでいない人は絶対にこれ以上見ないで下さい==注==


ガーン
終わっちゃった




こっちが心臓止まるかと思った。
実際日本中の心拍数が上がってたんじゃないか?
ちなみに、トリックについてはなんとなく理解した程度
もう騙しあいなんてどうでもいいじゃん
どうせ「俺はお前がこう思ってる事を分かってたんだ」合戦で
どっちかが最終的に上行くってことだろ。
読み所はそれがどっちか、という緊迫感ってことで、、、

最後の最後の、月と魅上のかっこ悪さは絶対ワザとだ
あれだけクールに美しく書いてた彼等を
徹底的に間抜けにすることによって
夢見る女子の心を打ち砕き、
「悪い人だからって殺していいわけないでしょ」
と諌められたんだ。

ああ、もう月はいない。。。
最後から3ページ目の祈る美しい乙女は
全国の月ファンの亡霊だ。
最後のページ「死んだ者は生き返らない」
ありがとう、最後のだめ押し。
諦める。

ところで
松田の一発はちょっとジーンとした。
やるじゃん、松田。
どうでもいいけど、松田。

ところでミサミサはどうなったんやろね。
こっちもどうでもいいか。

小畑さん、と誰か原作者の方、
新しいかっこいいニューヒーロー描いて。

はやく。



ブログが進化

2006-07-12 14:33:49 | Weblog
ブログアドバンスに変えてみた。

有料になると、
アフィリシエイトが使えて
堂々と表紙画像を使える為です。
著作権保護です。
お金儲けしようと思ってませんから・・・。

amazonのHPは
迷い込んだらなかなか出られない。(出ない)
または、
出る前に何か買ってしまう。

ほどほどにしないと 
ある時お届けが集中して
ポストが一杯一杯になって辛そうだった。
出すの大変だった。

数あるネット書店の中で
amazonが一番好きだ!現代でよかった!

サプリ

2006-07-11 16:57:48 | 少女漫画
サプリ 1 (1)

サプリ おかざき真理 著 (feel)祥伝社 現在4巻

広告代理店に勤めプランナーとして
徹夜を辞さず働くミナミ27歳。
長年付き合った恋人に振られても、
プランが通らなくても頑張るミナミの日常の話。

好んで読まないジャンルに
大人の普通の女の人向けのマンガ※注 がある。
マンガを読む第一の目的(現実逃避)
が達成できないからだ。
(萌え要素がほぼ無いのも大きい)
色々と生々しい部分に気が滅入ることもある。

※注 若干サイズが大きくオシャレな装丁のもの全てを指す
マンガに限らず山本文緒とか唯川恵の本も似た感じでおもしろいけど、
ちょっとイヤな気分になる

じゃあ読まなければいいのだが、
KAT-TUNの亀梨くんが主演で
ドラマ化されてしまったので
すごく興味が沸いた~
ので読んでみた。

そういえば過去に同じ理由でごくせんを読んだ記憶がある・・・

感想:とにかくマンガの方が断然面白い
テンポよくて
何故ドラマ化されると何もかも違うものになってしまうのか。

別物と考えて亀梨くんの姿を眺めることにする。
走っているシーンであまりの足の細さにビックリした。
伊東美咲は美しいけどアンドロイドのように見えて仕方が無い。
徹夜明けでもキレイすぎて
マンガの「ファンデーションがしみる~」
というモノローグは絶対当てはまらない。

きっと女性は一斉にツッコんだはず。
「徹夜なんかしたらボロボロになるわ!」

広告代理店などまるで縁がないので、
舞台裏が覗けるのはマンガもドラマも楽しい。
皆さんのファッションも素敵。
どちらも先が楽しみだ。
(目的違うけど)

それにしてもマンガ版、絵が安野モヨ子っぽい 逆か?

ボクを包む月の光

2006-07-09 17:50:05 | 少女漫画
ボクを包む月の光―ぼく地球次世代編 (1)
ボクを包む月の光 日渡早紀 著 (花とゆめ)白泉社 現在2巻

僕の地球を守っての次世代編。
亜梨子と輪の息子、
蓮は両親から不思議な能力を受け継いでいる。
さまざまな不思議な出来事が蓮の周りで起こる。


僕の地球を守っては、前世ブームまで起こしてしまった
超有名作。

リアルタイムでハラハラしながら読んでいたものだ。
前世占いとかもやってたな。
特に10巻くらいまでは、すごく面白かった。
ラストも感動的だった。

ただ、
締めに登場人物の後日談的な描写があり、
そのテンションが本編とそぐわず妙に高く、
なんとも気持ち悪かったのを覚えている。
今作は、その高いテンションと
軽いノリが持続したとっても平和な読み切り連作だ。

暗いマンガばっかり読んでいると口直し的な明るいマンガを読みたくなる。
何にも考えずに読めて、
読み終わっても嫌な気分になることもなかった。
よかった。

個人的には
デビュー作から僕の地球を守って
までが好き