大人はマンガをよまないと思ってた

読んだマンガの備忘録。ジャンルは色々でたまに本と映画も。脱線も。

スキップ・ビート!

2006-07-31 14:27:47 | 少女漫画
スキップ・ビート! (13)

スキップ・ビート! 仲村 佳樹 著 (花とゆめ)白泉社  現在13巻

高校にも通わず、おしゃれもせず、ひたすらバイトをするキョーコ
それらはすべて、幼馴染で現在人気歌手の不破尚を支える為だった。
しかし不破尚に利用されていたことを知ったキョーコは、悲嘆の後に激怒。
芸能界に入り、復讐することを決意する。

表紙を眺めてみた

登場人物は男女問わず
目キラキラ、
髪艶々
手も足も細く長く,男女の身長差は30センチはありそう
こういう絵のマンガを読むのは本当に久しぶりだ
カワイイねえ~ 
大昔はこういう絵のマンガばっかり読んでたのに
今は・・・

1ページ目

何故かいきなり作者の前書き(自筆)がビッシリと
読みづらいので飛ばす

10ページ程読んでから

受けつけない何か
を感じ始めた

そうか、
セリフ以外に補足説明が
コマの中にひしめいてるからか~

しかし、プリンセス・プリンセス(つだみきよ)を読んだ時も
「ああ。ムリ」から「けっこうおもろいやんけ」へと移りかわった為
続きを読んでみる

数冊読んでから

ああ、そういう話か!とようやく気づく

<そういう話>=========================
ダサ女キョーコが
過去の境遇を最大限活用し(旅館で働いてたから所作がきれいとか)
かつ
その苦い思い出を克服しながら
すごい女優になる のと
鶴賀蓮(日本NO1俳優)との真実の愛を 手に入れる
というサクセスストーリー  
================================

こういう話は結構好きなのだ
キョーコという
怨念と純粋さが同居したキャラクターもとっても良い
珍しく好きな女子キャラ登場だ

ガラスの仮面もビックリの、
キョーコの名演技に今後も期待したい。


そして、プリ・プリ(こういう略でいいのか)の時と同じく、
コマ内のゴチャっとした補足に

ふっ

と笑っている自分に気づいてしまった
キモイ


<Tちゃんいつもありがとう>

今までこの作者の存在知らなかったよ
あなたのマンガ選びは 幅が広くてとってもありがたい
貸してくれなかったら一生読むことは無かったよ
14巻もぜひ貸してね

蟲師 <映画化について>

2006-07-28 12:05:30 | Weblog
蟲師映画化

ギンコ=オダギリジョー

やった (´∀`*) 

監督=大友克洋

やったやった (´∀`*)


昨年から決まっていたようで
全く知らなかった。。。


蟲が実写で見られるとは
紙から離れた文字が乱れ飛ぶとか
光脈筋のキラキラとか

公開は冬
すごい楽しみ
早く公式HP出来ないものか


近頃マンガの映画化が妙に多い
今までが少なすぎたのか。
面白いマンガはたくさんあるし
人気漫画を選べば集客がある程度見込めて
一石二鳥

全体的に邦画頑張ってるし
(ベネチア国際映画祭にも蟲師を含めて6本も出品されたとか)
蟲師は時代設定が良く分からないが、
「THE 日本」ぽいから評価されるのでは?と期待。


人気漫画はこれからも色々実写化されるんだろう
浦沢直樹の20世紀少年 はどうだろうか

ゆれる <映画>

2006-07-27 13:28:49 | 映画
ゆれる※この画像はポプラ社から出ている監督西川美和が自ら小説化した本の表紙 

ゆれる <映画> 西川美和 脚本・監督 主演 香川照之 オダギリジョー

実家のガソリンスタンドを継いだ温厚で真面目な兄、稔(ミノル)
東京へ出てカメラマンとして活躍する自由な弟、猛(タケル)
二人は外見も内面も対照的であったが、仲の良い兄弟だった。
地元で行われた法要に参加するために帰郷した猛は
元恋人で今は実家のガソリンスタンドで働く女性、
智恵子と稔の3人で幼い頃に度々訪れた渓谷に行くことになった。
しかしそのつり橋から智恵子が転落した。
つり橋には稔が残されていた。
離れた所で二人を見ていた猛は、そのことを隠し
兄を庇う発言をするが・・・・


やっと見に行けた
レディースデーを狙った為、
110名そこそこの客席に対して、200名くらい入っていた模様。
開始一時間半前に行ったにも関わらず、
「階段にお座りいただくことになりますが~~」と言われた。。。
立ち見じゃないだけマシか。
階段で足を三角にしてスクリーンを見上げつつ観ることになった
けど 
そんなに悪いことでも無かった
この映画はこんな見方がふさわしい気がした。
(ただの負け惜しみだ)



さて、この映画は大変良質な映画だったと思う。
時間がすぐに過ぎた。

オダギリジョーがかっこよすぎて
目が釘付けだったから、
ということもあるが
それ以上に物語の展開に引き込まれた。
内容に触れる感想については下のほうに記載することにして、
観ている自分の感情の移り変わりが怖いぐらいだ。
まさに ゆれる 
スタッフロールの間も席を立つ人はいなかった
(単に通路が人だらけだったからかも)


カタログ800円を買って帰りましたが、
ポスター1000円にすればよかったかと
ちょっと後悔している


この映画のオダギリジョーは相当カッコイイ
見ていない人はHPを見てみよう 
動いてしゃべってる方が数倍いいけど



ところで上映中に携帯電話に出た人がいた
ありえぬ
「今 映画見ててあとでかけ直すわ云々」
周囲からかなり強い殺気を感じた
こういうことでトラブったりするんだろうな




<内容にひょっとしたら触れるかもしれないキャストへの感想>


一番怖かったのは
香川照之の土色で無表情なカエル顔。
不安を掻き立てられる。夢に出そうだ。
猛も怖かったんだろう
見たものが変化してしまうぐらいに


キム兄について
キム兄に付随する「おもしろ空気」「おもしろセリフ回し」
に反応してしまった人々が笑っちゃってました。
個人的には全然笑えないシーンだったので、
キム兄に恨みは無いがちょっと残念だった


智恵子について
表情、セリフ、行動全てが生生しかった。
冒頭、ロッカーで自分の顔を映すシーンは
気の毒でたまらなかった
ゆれてました。上手だったと思う

十五少年漂流記 <本>

2006-07-26 11:57:04 | 
十五少年漂流記

十五少年漂流記 ジュール=ヴェルヌ著 角川文庫 <2006年発見 夏の100冊>

ニュージーランドの寄宿学校に通う15人の少年達は
小さなヨットで嵐の海を彷徨っていた。
船内には14歳までの少年しかいない。
船にいるべき大人達はどこに行ったのか?

転覆せずに彼らは陸を見つけることができた。
しかし舟は壊れてしまい、現在位置も分からない。
彼らはそこでの生活を余儀なくされる。



私は基本的につまらないオマケが好きだ
読書も結構好きだ
   ↓
各出版社がたまにやっている
「2冊買ったらもれなく○○あげます」
というキャンペーンが大好きだ

「よんだパンダのマスコットあげます」の新潮か
「ブックカバーあげます」の角川か

迷った挙句 角川にした。
マスコットが中途半端にでかかった


しかし、選ぶ2冊にいつも困る。
メジャーどころが選ばれているので、
読みたい本は既に読んでいるし
興味が無い本は読みたくないし
なので不朽の名作系から選ぶことが多い。

この本はちょっと漂流したくなったので今更選んだ。

15人の内訳は以下の通り
イギリス人 11人
フランス人 2人
アメリカ人 1人
見習い水夫の黒人(国名が無いのか・・・) 1人

彼らは皆冷静で、
それぞれ漂流生活に都合の良い特性を持ち合わせている。
  ・手先が器用だ
  ・料理うまい
  ・すごく沈着冷静 など
約一名問題児がいるが、アホでも凶暴でもないし
狩猟の腕が大変良いので全然問題ない。

よって、漂流生活が大変快適に見える。

<漂流生活にて>

-ブリアンはスケート靴をこしらえてやった

すごいな!

-大きな凧を揚げて上から偵察しよう
-130ポンドを持ち上げられる凧は70平方メートルにもなった

・・・70平方メートルの凧。しかも揚げるのに成功している

-何百羽でも打ち落とせそうだったが、2,30羽に留めた

どういう撃ち方してるんだろうか?

-次のリーダーは14人の選挙で決まる。モコ(見習い水夫)は黒人なので選挙権が無い

さらっと書かれていて驚いた。
全編を通して、常に民族による差別が歴然としていた
一番ぞくっとしたところだ。

懸命なブリアンですらこんなことを言っていた。

-ボートはモコに漕がせればいいさ



もし現代の子ども15人が漂流したら
陸が見える前に転覆してそうだ

あんまり漂流気分は味わえなかったので、
梅図かずおの「漂流教室」を読み返すか。

漂流教室 (1)

S (エス)

2006-07-25 16:36:53 | 水城せとな の部屋
S〈エス〉 3 (3)

S(エス) 水城せとな 著 (プリンセス)秋田書店 全3巻

小学生の頃からバドミントンでダブルスを組むアキとサクラ。
アキはサクラを引っ張り、二人はなかなかのコンビだったが、
シングルスで高校チャンピオンの楡崎(にれさき)が
ダブルスのパートナーにサクラを指名して引き抜いてしまう。

SはスピードのS
(と 人間の根本的欲求のS)
というタイトル通り
疾走感のある展開に興奮し引き込まれる

のも勿論だが

私が90パーセント 
フェチ心に占められている人間だからだろうか

別の所にも興奮した

普通の少女漫画でスポ根のはずだが
めちゃくちゃエロい
ような・・・・

前半における楡崎がサクラの関係とかやり取りとか
後半におけるサクラとアキの関係とかやり取りとか

想像力豊かでよかった(のかは不明)

ごく稀にバドミントンの試合をテレビで見ると
早すぎてビックリする
反射神経どうなってるんだろう あの人たちは

そういえばバドミントンの(男子)ユニフォームって
すっごくいいな!
今度テレビでやってたら
ユニフォームにも注目してみよう

ダイアモンド・ヘッド

2006-07-25 13:55:31 | 水城せとな の部屋
ダイアモンド・ヘッド 1 (1)
ダイヤモンド・ヘッド 水城せとな 著 (FC)小学館 
全5巻+同人誌「The heaven's Door」(番外編)

転校先の名門高校には、生徒間の諍いは「裁判」で解決する、
という自主自律の風習があった。
裁判を行う裁判部に入ることになった主人公七緒は
美少女と見まがうほどの裁判長・ライカを筆頭とした
個性豊かな裁判部メンバーと、生徒からの様々な訴えに臨む

全5巻だけ読むと

序盤・・・裁判部が生徒間の揉め事を解決に導く様子を純粋に楽しむ
     七緒の成長を楽しむ←結構どうでもいい

中盤・・・序盤の楽しみに加え
     裁判部メンバー(特にライカ)のエピソードと
     七緒の恋模様を楽しむ←本当はどうでもいい    

     このあたりでライカが裁判長にふさわしいかどうか裁判にかけられ、
     「あなたにとっての正義とは何か」と聞かれるシーンがある。
     この回答が大変良かったので印象深い。

終盤・・・途中加入メンバー雪(せつ)主導の急展開に冷や汗をかいて涙する
  
     この終盤の展開を見ると、どんなテーマを描いていても
     水城せとなはすごいな と思う
     雪の独白は泣

という大変おもしろいマンガ

ところが作者が
「掲載雑誌の方向性で描けなかった」
という要素を描いた同人誌
(2000円もしたっちゅうねん。 同人誌の値段怖い)

を読んでみるとまた違った作品になる。

ような気がする。


Tちゃんに貸していて本編を読めないからだ。
返して。


同人誌は2編入

前半は若干「放課後保健室」を思い出すような
ダークな仕上がり 大変水城せとなっぽい。
主人公は桐彦(本編では影が薄いメガネ男子)
冒頭のモノローグがなんかカッコイイ

「天国の扉のカギは悪魔の胃袋から出てくるという」

後半は、雪が戻ってくる所
色々推理をめぐらせてみたくなる
「おれがやる!」
て、何やったんだろう。


アレグロ・アジタート

2006-07-25 11:09:37 | 水城せとな の部屋
アレグロ・アジタート 2 (2)
アレグロ・アジタート 水城せとな 著 (FC)小学館 全2巻

硝子は有名女優を母に持つ女子高生。
自分には特別な相手がふさわしい、と考えており、男性経験は無い
恋愛に奔放な母の新たな恋人の存在が報道され、
芸能記者から逃げる為に別宅のマンションへ移ることになるが、
そこには母の恋人である美しい男が住んでいた。

昼ドラを真剣に見たことは無いが、
こういう感じなんだろうか、と思った。
一人の男を親子で取り合う とか
浮気した男に物を投げつけまくる とか 
羽枕で殴ると羽が飛ぶ!とか →無かった
人をたき付けて襲わせる とか

1.5巻で終わってしまうのが惜しい。
というのも美人親子と男はいいとして

硝子の友達ズが大変気の毒な役で終了してるから。

雨情(男の名前。名前までドロドロしている)
が今までにない感じの美形男性キャラで
素敵だったので
もっとその素敵さを見たかったし。
↑こっちの方がすごく重要

ところで全1.5巻というのは
2巻の半分くらいまでしか本編が載っていないから。
読みきりが1本載っているのだが、
これもまたちょっといい話

やっぱり水城せとな大好き

ロトの紋章~紋章を継ぐ者たちへ 

2006-07-24 17:37:01 | 少年漫画
ロトの紋章~紋章を継ぐ者たちへ 1 (1)

ロトの紋章~紋章を継ぐ者たちへ 藤原カムイ 著 (ガンガン)スクエア・エニックス

世界から魔法が消え、
かつて世界を救った者達が消えた。
動乱のさなか記憶を失った王子アロスは、
盗賊の一味として日々を送っていた。
「ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章」から25年後の話

何故か全2巻だと思って買ってしまった。
全然連載中

アロス及びその仲間達は
序盤から結構強く、
戦闘シーンが大変かっこよい
構図も色々工夫してあって、
前作にも増して丁寧に描いてあるなという
印象を受ける

戦闘シーンが長い
ということは
ストーリーの進みが遅い
ということで、
もうちょっと待ってからまとめ買いしたら
よかったかなと思った

暗くてやる気の無いアロスが勇者っぽく成長する過程が楽しみ

魔法が消えた、らしいので、
魔法が出てこないのがちょっと寂しい
また合体魔法が見たい
そうえいばポロンだけ見かけない。。。

追伸:
主人公アロスはアルスそっくりだ(名前も)
アランとアステアの息子という設定だけど、
名前の頭文字が「ア」ばっかりだ
そのうちアリスとかアラスとかアレスとか

LIAR GAME<ライアーゲーム>

2006-07-23 01:03:16 | 青年漫画
LIAR GAME 1 (1)

LIAR GAME 甲斐谷忍 著 (ヤンジャン)集英社 現在2巻

拾った100円を交番に届けてしまうほど正直な女子大生の直に
不思議な小包が届く。
中身は現金1億円。
直は突然
現金の取り合いトーナメント「LIAR GAME」に参加させられることになったのだ。
負ければ莫大な借金を背負わされる。
正直者の直はゲームから抜け出せるのか?

ー答え

抜け出せない

なので、
天才詐欺師の秋山が助っ人として早々に登場する
この人が「かっこいい役」
絵も美形に描かれている。甲斐谷忍のあっさりした絵が好きだ
今の所、ちょっとかっこよすぎる役回り

お金を賭けた心理戦と言って思い出すのは
福本伸行さんの「カイジ」
心理戦だけ見るならこっちの方が
だいぶ興奮する。
カイジが焦りまくってゲームに勝つべく奔走するのだが、
その時のカイジと読者の一体感はスゴイと思う

※ただしカイジはかっこ良くはない。
カイジ―賭博黙示録 (1)

さて、今後は秋山主体で話が進みそうだが、
どんな裏のかき合いをするのか楽しみだ。

追伸:
1巻で1ラウンドきっちり終わる とてもスッキリ
登場人物のあごが外れそうなほどのオーバーリアクション 必見



彼岸島

2006-07-23 00:26:22 | 青年漫画
彼岸島 3 (3)


彼岸島 松本光司 著 (ヤンマガ)講談社 現在16巻


優秀な兄が失踪して2年。
明は想像力を巡らせることで暗い現実から逃れようとしていた。
しかしある日、美しい女と出会う。
その女は兄の免許証を持っていた。。。
女の素性と兄の行方にはなんの関わりがあるのか?

夏は恐いマンガを読みたいと思って
ちょっとだけ買ってみた。
あんまり恐くなかった。

恐い部分以外の所が気になってしまったからだと思う。

気になったところ

1、登場人物の息の荒さ

常に「はあ はあ」言ってる
これは興奮しているのか、焦ってるのか、ただの呼吸なのか
なんなんだろうか。
全部同じ表情なので分からない。

2、女性の裸体

なんか妙にリアルで存在感がある裸体絵だ
化け物はあんまり現実感無いのに
化け物だから当たり前か

でも、期待通り恐い所もあった。

恐い所を挙げてみる

1、このマンガは明が登場する前に導入部があるが、
  その中のワンシーン。

ー逃げる男が閉めた障子を指が静かに突き破り、押し下げる。
ーそこから目が覗いている

2、各巻の表紙

あんまり表向けて置いときたくない



4巻まで読んだが、雲行きが怪しい。
現在16巻まで出ているらしいが、
どうやって続けてるんだろう、
ということがむしろ気になる。