リストランテ・パラディーゾ オノナツメ 著 太田出版 全1巻
母の再婚相手がオーナーを務めるリストランテにやってきたニコレッタ。
目的は、母がニコレッタの存在と離婚歴を隠して
長い間放っておいたことを暴露する為だった。
しかし紳士達が素晴らしいサービスする
リストランテに出入りするうちに
その気持ちに変化が生まれる
全体的に「萌え」のマンガ
「萌え」という言葉(概念?)が出現したのは1980年代らしいが
私がその単語を認知したのは数年前だと思う。
萌えについて詳しくはこちらへ ←単なるwikipediaの検索結果
萌えにそんなに歴史があったなんて知らなかった。
近年世の中には多種多様な萌えが存在するようだが
まさか紳士萌えまであったとは。
老眼鏡を治す仕草も色っぽい、
ちょっとくたびれたところが素敵
年を経た故の気遣い・・・云々
というのが萌ポイントだろうか
しかも老眼鏡でも眼鏡は眼鏡なので、
眼鏡萌えも兼ねている 老眼紳士はすごい
マンガの舞台はイタリアなので、
お洒落で上品な会話が出来、
かつ心遣いも憎い色気のある紳士が
大勢いそうだけど、
(イタリア行ったこと無いからほんとに居るかは知らない)
日本に紳士はいるのだろうか と
考えた結果
NHKのニュースのアナウンサー(の中の1人・名前不明)
オーケストラの団員、
百貨店の人(売り場責任者とかでたまに様子見に来てる感じ)
執事(存在するならば)
白州次郎という人
が思い浮かんだ。
とはいえ
萌えを除けても面白い漫画だと思う
絵は紙一重の崩れ方でかっこよく
紳士に限らず、登場人物がさりげなく気を遣い合う様子も素敵で
善人しか出てこないのにほっとする
全然知らないマンガ家さんだけど
本屋で平積みされるのもよく分かる