大人はマンガをよまないと思ってた

読んだマンガの備忘録。ジャンルは色々でたまに本と映画も。脱線も。

彼方から

2007-05-11 14:58:22 | 少女漫画
彼方から (10)彼方から (10)

彼方から ひかわきょうこ 著 白泉社 全13巻 (文庫 7巻)

平凡な女子高生ノリコは、帰宅途中に不思議な世界に迷い込んでしまった。
恐ろしい生き物に襲われたところを、イザークという鋭い目の男性に助けられる。
言葉も分からない中、途方に暮れるノリコは、イザークと行動を共にすることになる。
しかしイザークには秘密があり、ノリコ自身もその秘密に大きく関わる存在だった。
次第にノリコは大きな騒乱に巻き込まれる。


正しすぎるほど正しいファンタジー漫画。



①正しい主人公

すっごいカワイイ一生懸命なヒロインと
いいところを必ず持っていくクールな美形ヒーロー


②悲しい宿命を背負っている

ヒロインを殺さなかったらヒーローは大変なことになってしまう
(ヒーローは知ってるけどヒロインはそのことを知らない)


③脇役たち

・最初は悪者だけどヒロインの心の優しさに触れ改心して手助けしてくれる脇役
 (勿論ブサイクで怪力)

・動物好きなブサイク(勿論ちょっと頭が悪い)

・美人の占い師は敵でブサイクな占い師は味方

・悪の帝王は孤独



④名セリフ

「私は私のできることをやるしかないんだ!」みたいな感じ



主人公たちには、陰謀や、色々な敵が次々に襲い掛かるが、
最終的にはノリコの愛の力とイザークのすごい力で勝つから
全く不安にならない。


こんな風に書くと、
まるで「ありきたりでおもしろくない」
と書いているようだけども、
この漫画は正しく感動も誘うのです。

ファンタジーが大団円に向かって進む時って
何故こんなに涙腺を刺激するのか。



こんなにピュアーなファンタジーは
なかなか昨今お目にかかれない。
心が汚れてきたらこういう漫画を読まないとね。

追伸:顔のバリエーションをつけるためかしらないけども
   すごい変な顔の人が登場する。
   イザーク・ノリコとの差がすごくて笑える。
   

プライド 7巻

2007-04-25 16:36:49 | 少女漫画
プライド 7 (7)
プライド 7 (7)



プライド 7巻 一条ゆかり 著 集英社


一体この人はどうなってしまうのだろう、
と心配になるほど
悲惨な状態だった
悪役・萌の巻き返しが見られる

1巻で史緒を陥れた時のような
恐ろしい形相が再登場
久々に本領発揮か?と思いきや、

さすがは一条ゆかり、
同じ展開は2回無かった


萌への好感度と親近感が
大幅アップした意外な結果となった1冊

放課後保健室 7巻

2007-04-20 16:10:51 | 水城せとな の部屋

放課後保健室 7 (7)
放課後保健室 7 (7)


放課後保健室 7巻 水城せとな 著 秋田書店

出た出た。7巻。


・・・アレッ

全体的に皆若返った気がするんですが、
絵が変わった・・・・?
個人的には、当初の絵の方が好きです。



7巻は
6巻までのまとめと
8巻からの布石といったところか。
いつものような追い詰められるような感じは無かった。

紅葉がすっかり成長してしまったたため
余計真白のウジウジ感が3割り増しに感じられる。
蒼もだんだんネタバレしてきて、普通の人に見えてきたし。。。


このままでは終わらないと思う
もう一波乱、二波乱、予想外の方向から
きてほしいところ。

エマ 8巻

2007-04-17 15:49:26 | 少女漫画
ビームコミックス エマ 8巻

エマ 8巻(DVD付き特装版) ビームコミックス
エマ 8巻(DVD付き特装版) ビームコミックス


エマ <8巻> 森薫 著 エンターブレイン 
特装版はDVD付で(アニメ一話分などなど、らしい)表紙も違う。

エマ本編に登場する
魅力的なサブキャラの番外編を収録

「8巻」として出るとは思ってなかったので
嬉しかった。


相変わらずいいナア。。。


語らずとも感情が伝わる、登場人物の間と表情
時代考証バッチリ、と思わせる細部の描きこみ
白黒印刷にも関わらず、ほのかに色がついているように感じさせる雰囲気


ケリーの若かりし頃のエピソードでホロリときたのと、
新聞にまつわるオムニバス(ショートフィルムみたい、センスある)
が印象に残った。



読み終わると、


「いい漫画読んだ・・・」


という満足に浸れる1冊

蟲師 <映画版>

2007-04-03 16:22:56 | 映画
小説蟲師

蟲師 <映画版> 大友克洋 監督 オダギリジョー・蒼井優・江角マキコ


オダギリジョーに大友克洋。
上映を心待ちにしていた。
しかしあまり良い評判を聞かない。

とりあえず「漫画を読んでいれば大丈夫」
という誰かのコメントに支えられて行ってきた。



実際、漫画を読んでいれば大丈夫だと思う。
あの話とあの話とあの話とあの話を繋げたのか、
とすぐ分かるので、
「あのシーンはどうなるのか?」
と楽しみにしながら観ることができる。

漫画を読んでいなかったら、
時間軸の移動で分かりにくい部分があるかも。


蟲の映像は思ったよりもだいぶ綺麗だった。
虹蛇が去っていくところはもうちょっとなんとかならんのか、と思ったけど、
それ以外は大満足
オダギリジョーの入浴シーンもあるし・・・


とにかく、
ギンコの薬箱や、
フワーッと始まってフワーッと終わる感じも含め、
原作に忠実なので
なによりだ

まだまだネタがあるので、
続編も作ってほしい
配役は絶対に変えないで欲しい。