北京・胡同窯変

北京。胡同歩きが楽しい。このブログは胡同のあんな事こんな事を拙文と写真で気ままに綴る胡同お散歩日記です。本日も歩きます。

第64回 紫竹庵胡同21・胡同グラフィティ 左回り

2015-11-20 10:03:02 | 通州・胡同散歩
今回は前回ご紹介したシャッターと石臼のある家の前辺りから胡同正面を撮った写真から
歩き始めます。




前方左の家。





ドアと把手。
馴れ親しんだ場所への回帰と未知との遭遇との予兆に充ち溢れたもの。




上のドアの斜め後方に路地。



季節によって玄関脇の植え込みには様々な花が咲き、実を結ぶ。
朝顔、オシロイバナ、バラ、糸瓜、冬瓜、トマトなどなど。中には食用ホオズキもある。
昨年、初めて食用ホオズキを食べた。玄関脇の植え込みにホオズキらしきものを見つけた。
眺めていたら住民の方が「食べられるよ」と一粒くれた。口に含むとほんのりと甘いのだが、
まだ時期が早かったのだろう、苦味が強かった。

同じ路地でも季節によってこんなに雰囲気が違う。



今年1月に撮った。北京の冬の厳しさをつくづく感じる。しかし、冬の中にすでに春は孕まれている。
冬は再び花を咲かせ実を結ぶための籠りの季節なのだ。




路地の辺りから進行方向を撮った写真だが、右側に物置。



煉瓦の織り成す模様の美しさに目が眩むようだ。

物置の壁に子供たちが描いた絵があった。











胡同の壁と道端は子供たちの社交場。


















子供たちの絵の周りを地球は回っている。

ちなみに地球は、公転・自転ともに左回り。
子供たちもその遊びの中で左回りが好きなようだ。
そして、今回の記事の頭にほんの少し顔を出している
石臼も左回りである。
   
  
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2 コメント

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植物が (いーちんたん)
2015-11-21 02:09:19
レンガに沿って植えられた
鉢植えの植物がいいですねー。

胡同に住んでいる人は、
生活に余裕がある人が多いですね。。
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Re:植物が (満腹楼)
2015-11-21 11:01:44
私もいーちんたんさんのお書きのように感じます。
確かに余裕がありますね。
植物を育てるのって手間ひまがかかります。
だからでしょうか、胡同を流れる時間はゆつたり
しているように感じます。胡同を歩いていて疲れ
ない理由の一つにこんなことも関係していると言って
よいのかも・・・。

もっと植物について知っていれば、胡同歩きがもっと
楽しくなるんでしょうが・・・トホホ。
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