洗濯物をあとに再び胡同を歩き出すと、胡同とは切ってもきれない必須アイテム、
腰掛けがありました。
腰掛けのあるところ、日向ぼっこあり、地域住民たちの咲かせる世間話の花々ありと、
ここは大切な場所なのです。
この椅子の脇には、南方向に走る一本の路地。
これは、第175回でもご紹介した「何家胡同(ホージアフートン)」の北の出入口です。
もちろん、今回は立ち寄らず、このまま胡同歩き続行。
電動三輪車を過ぎると、按摩治療の看板。
片方の門墩(メンドン)が凄いことになっていました。
もう片方は、難をまぬかれたようです。
だいぶ使い込まれていますが、いい雰囲気の門環。
古そうなお宅がありました。
門墩(mendun/メンドン)。
傷がつけられています。
門簪に字が書かれています。
片方は「命」ですが、もう片方は不明。
門簪のあるお宅からほんの少し行くと、こんなお宅がありました。
もとは玄関だったところが、現在は外壁の一部と化しているお宅。
上に目を移すと、いかにもここは入口でしたといわんばかりの意匠。
かつては、一般住宅というよりも、なにかご商売でもしていたのかなといった雰囲気。
そのお宅の横には、こちらにいらっしゃいよ、とわたしを誘惑してやまない路地。
だって、こんなに素敵な玄関があったんだから。
彫り飾りも、なかなかイケルでしょ。
門環もいい。
門墩(メンドン)もご覧ください。
お邪魔してみました。
まず、宅門(大門とも)を入って北方向に進む。
突き当りを西方向に曲がる。
曲がったら直進せず、北側に設けられた第二門をくぐる。
すると三つの棟と中庭が現れる。
このお宅は、中庭を中心に四つの棟が中庭を取り囲む、いわゆる“四合院”住宅でした。
ある棟の内部。
ここは、イベント会場のようです。
別の棟。
住宅の改修などの絵が描かれています。
「北京天橋社区営造中心」(北京天橋地区まちづくりセンター)と書かれていました。
こちらは一般住宅ではなく、天橋地域の開発を手がける開発関係者が地域住民たちのために
開く説明会会場でした。
さまざまな事情を抱えている胡同。今後、天橋地区はどのように変わっていくのやら。
けっしてこれ見よがしではなく、まことにさりげなくその地域の歴史が息づき、そこ
で暮らす人々の生活のにおいや息遣いを感じさせる「まちづくり」であって欲しいなぁ
と、そんな楽しいもの思いにふけりながら説明会会場をあとにして、お隣を拝見。
美味しそうな長ネギ、白菜。
もう少しお付き合いいただきます。
このプレートの辺りで道が二手に分かれていました。
まずは直進。
なぜか、多くの自転車、電動バイクが置かれた一画。
儲子営胡同の東端です。
横切っているのは、鋪陳市胡同。
胡同の道端に数年前から設けられた住民の誰でもが自由に使える物干し設備「便民晾衣杆
(ビエンミンリャンイーガン)」。近頃では胡同に欠かせないアイテムの一つに。
東端出入口から西方向を撮ってみました。
続けて先ほどの表示板のところに戻り、もう一方の道を歩いてみました。
前方にワンちゃんがいます。
近づいてみました。
春になると小鳥たちが楽しくさえずり、夏になるとヘチマの葉が涼しげな日陰をつくり、
何ともひょうきんな形をしたヘチマがぶらさがる。
頭上には、そんな素敵な光景を髣髴とさせるいい感じの鳥籠と蔓巻用の棚がありました。
棚の下のワンちゃん。
しかも、その背後には「M&M'S/ エムアンドエムズ」チョコレートのキャラクター、オレンジ。
ワンちゃんの耳の色とチョコレート会社のキャラクターのそれとの一致から受けたおかしさや奇妙
な感動。それは、こういう場所で不意にオレンジに遭遇した驚き、どうしてここにオレンジがいるの、
という謎にぶち当たって味わった非現実感や不思議さや困惑を軽くこえたものでした。
ご興味をお持ちの方は、「M&M'S/ エムアンドエムズ」チョコレートのオフィシャルサイトによる、
オレンジのプロフィールをどうぞ。
〇年 齢
ストレスでちょっと老け気味かも
〇体 重
食べないから太らないよ(眠りもしないけどね)
〇嫌いなもの
自分を食べようと狙っているひとたち(つまり、みんなのこと!)
〇夢
絶滅危惧種に認定されること
〇特 徴
通りを横切るわけでもないのに、左右を何度も確認するところ
〇欠 点
いつもみんなに追われていると思い込んでいる
〇外 見
オレンジで、いつもキョロキョロしている
〇隠れた才能
どこにいても腹ペコの人を見つけられる
〇口 癖
「どうせ食べられる運命さ」
ここにも「便民晾衣杆(ビエンミンリャンイーガン)」。
ちょっと古いデザインの電動三輪車。
門墩(メンドン)
そして、わたしには似合いませんが、胡同にはなぜか似合ってしまうお洒落な
パステルカラーな自転車。
次の写真向かって右の自動車辺りまでが、儲子営胡同です。
前方は第162回でご紹介した趙錐子胡同。
もと来たところに引き返すと、先ほどのワンちゃんがいました。
そこで、ワンちゃんの写真を撮ったのですが、写っているのはワンちゃんの可愛らしい
お尻ばかり。
お尻といえば、犬の面前にこちらのお尻をつきだすと、ワンちゃんと仲良くなれるんだとか。
子供の頃に大人たちから聞いた話。
このワンちゃん、恥ずかしがり屋さんなのかな、それとも警戒心が強いのかな、正面写真を撮らせて
くれません。
地面に座り込むようにしてしゃがむと安心したのでしょうか、こちらにぐんぐん迫ってくるワンちゃん。
やっと正面写真が撮れて、よかった!!
お蔭さまでワンちゃんと仲良しになれました。さすがにお尻を突き出したりはしませんでしたが。
しばしオレンジと勝手に名付けたワンちゃんと遊んでから、帰宅の途についたんですが、
オレンジという名前をワンちゃんは気に入ってくれたかな。
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腰掛けがありました。
腰掛けのあるところ、日向ぼっこあり、地域住民たちの咲かせる世間話の花々ありと、
ここは大切な場所なのです。
この椅子の脇には、南方向に走る一本の路地。
これは、第175回でもご紹介した「何家胡同(ホージアフートン)」の北の出入口です。
もちろん、今回は立ち寄らず、このまま胡同歩き続行。
電動三輪車を過ぎると、按摩治療の看板。
片方の門墩(メンドン)が凄いことになっていました。
もう片方は、難をまぬかれたようです。
だいぶ使い込まれていますが、いい雰囲気の門環。
古そうなお宅がありました。
門墩(mendun/メンドン)。
傷がつけられています。
門簪に字が書かれています。
片方は「命」ですが、もう片方は不明。
門簪のあるお宅からほんの少し行くと、こんなお宅がありました。
もとは玄関だったところが、現在は外壁の一部と化しているお宅。
上に目を移すと、いかにもここは入口でしたといわんばかりの意匠。
かつては、一般住宅というよりも、なにかご商売でもしていたのかなといった雰囲気。
そのお宅の横には、こちらにいらっしゃいよ、とわたしを誘惑してやまない路地。
だって、こんなに素敵な玄関があったんだから。
彫り飾りも、なかなかイケルでしょ。
門環もいい。
門墩(メンドン)もご覧ください。
お邪魔してみました。
まず、宅門(大門とも)を入って北方向に進む。
突き当りを西方向に曲がる。
曲がったら直進せず、北側に設けられた第二門をくぐる。
すると三つの棟と中庭が現れる。
このお宅は、中庭を中心に四つの棟が中庭を取り囲む、いわゆる“四合院”住宅でした。
ある棟の内部。
ここは、イベント会場のようです。
別の棟。
住宅の改修などの絵が描かれています。
「北京天橋社区営造中心」(北京天橋地区まちづくりセンター)と書かれていました。
こちらは一般住宅ではなく、天橋地域の開発を手がける開発関係者が地域住民たちのために
開く説明会会場でした。
さまざまな事情を抱えている胡同。今後、天橋地区はどのように変わっていくのやら。
けっしてこれ見よがしではなく、まことにさりげなくその地域の歴史が息づき、そこ
で暮らす人々の生活のにおいや息遣いを感じさせる「まちづくり」であって欲しいなぁ
と、そんな楽しいもの思いにふけりながら説明会会場をあとにして、お隣を拝見。
美味しそうな長ネギ、白菜。
もう少しお付き合いいただきます。
このプレートの辺りで道が二手に分かれていました。
まずは直進。
なぜか、多くの自転車、電動バイクが置かれた一画。
儲子営胡同の東端です。
横切っているのは、鋪陳市胡同。
胡同の道端に数年前から設けられた住民の誰でもが自由に使える物干し設備「便民晾衣杆
(ビエンミンリャンイーガン)」。近頃では胡同に欠かせないアイテムの一つに。
東端出入口から西方向を撮ってみました。
続けて先ほどの表示板のところに戻り、もう一方の道を歩いてみました。
前方にワンちゃんがいます。
近づいてみました。
春になると小鳥たちが楽しくさえずり、夏になるとヘチマの葉が涼しげな日陰をつくり、
何ともひょうきんな形をしたヘチマがぶらさがる。
頭上には、そんな素敵な光景を髣髴とさせるいい感じの鳥籠と蔓巻用の棚がありました。
棚の下のワンちゃん。
しかも、その背後には「M&M'S/ エムアンドエムズ」チョコレートのキャラクター、オレンジ。
ワンちゃんの耳の色とチョコレート会社のキャラクターのそれとの一致から受けたおかしさや奇妙
な感動。それは、こういう場所で不意にオレンジに遭遇した驚き、どうしてここにオレンジがいるの、
という謎にぶち当たって味わった非現実感や不思議さや困惑を軽くこえたものでした。
ご興味をお持ちの方は、「M&M'S/ エムアンドエムズ」チョコレートのオフィシャルサイトによる、
オレンジのプロフィールをどうぞ。
〇年 齢
ストレスでちょっと老け気味かも
〇体 重
食べないから太らないよ(眠りもしないけどね)
〇嫌いなもの
自分を食べようと狙っているひとたち(つまり、みんなのこと!)
〇夢
絶滅危惧種に認定されること
〇特 徴
通りを横切るわけでもないのに、左右を何度も確認するところ
〇欠 点
いつもみんなに追われていると思い込んでいる
〇外 見
オレンジで、いつもキョロキョロしている
〇隠れた才能
どこにいても腹ペコの人を見つけられる
〇口 癖
「どうせ食べられる運命さ」
ここにも「便民晾衣杆(ビエンミンリャンイーガン)」。
ちょっと古いデザインの電動三輪車。
門墩(メンドン)
そして、わたしには似合いませんが、胡同にはなぜか似合ってしまうお洒落な
パステルカラーな自転車。
次の写真向かって右の自動車辺りまでが、儲子営胡同です。
前方は第162回でご紹介した趙錐子胡同。
もと来たところに引き返すと、先ほどのワンちゃんがいました。
そこで、ワンちゃんの写真を撮ったのですが、写っているのはワンちゃんの可愛らしい
お尻ばかり。
お尻といえば、犬の面前にこちらのお尻をつきだすと、ワンちゃんと仲良くなれるんだとか。
子供の頃に大人たちから聞いた話。
このワンちゃん、恥ずかしがり屋さんなのかな、それとも警戒心が強いのかな、正面写真を撮らせて
くれません。
地面に座り込むようにしてしゃがむと安心したのでしょうか、こちらにぐんぐん迫ってくるワンちゃん。
やっと正面写真が撮れて、よかった!!
お蔭さまでワンちゃんと仲良しになれました。さすがにお尻を突き出したりはしませんでしたが。
しばしオレンジと勝手に名付けたワンちゃんと遊んでから、帰宅の途についたんですが、
オレンジという名前をワンちゃんは気に入ってくれたかな。
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