業務日誌

許せないヤツがいる 許せないことがある
だから倒れても倒れても立ち上がる立ち上がる
あいつの名はケアマネージャー

元職のスキル

2007年05月19日 | 担当者会議
スキル/skill とは
1.技能。熟練
2.訓練して身に付けた技能
のことです。

ケアマネになるためには、5年間の医療福祉系の資格や経験が必要です。
ベースとなる基礎資格は看護師、社会福祉士、介護福祉士、歯科衛生士、薬剤師、詐欺師、占い師、漁師などなど『師・士』がつけば大体OK(ウソ)です。
ケアマネとして実働している方には、やはり在宅系の仕事をしておられる方が多いものですが、このときもとどこで働いていたかということは業務に大きく影響します。

ひがしケアプランでは、主任のカニちゃんが老健相談員(社会福祉士)、訪看管理者を兼ねるナース河合が透析ナース(看護師)、アイリン女史が特養とデイ経験者(介護福祉士)、なぜかバイリンガルなオリーブはもとデイサービス管理者(介護福祉士)。
そして私ハリケンは、デイとヘルパーサ責経験のある介護福祉士と、バラエティに富んでおります。
色々なことを相談し合うことが出来ますし、とっても便利です。
バランスもいい。

しかし、このベースの資格というものが、ときにケアマネとしての実務にとって弊害となることも多々あります。

例えばオリーブは、もとデイサービス管理者であったため、通所系の事業所に対して見る目が厳しいです。ひがし併設のデイケアともちょっと衝突することがあります。
つまりデイケアが「困っていること」に対して厳しいんですね。
送迎が大変とか対応が困難とか言われても「それをやっていただくのが通所ですから」と言ってしまうことがあったりするもんで、デイケア相談員がムッとすることがあったりしました。
それからナース河合は、看護師であり訪看ナースですから、ついつい月例訪問のときに血圧計を持っていってしまい「今日はちょっと血圧が高いですね、午後からの入浴は清拭に変更して下さい」とか言ったりするもんで、利用者やヘルパーからブーイングが出ることがある。まあこんなことは滅多にないのですが、やはり利用者の体調が気になってしまうのは仕方ないのかもしれません。

しかし、このひがしケアプランで、最も元職が仕事に影響してしまっているケアマネは何を隠そうこの私でした。
今日ほどそのことを強く反省したことはなかったです。

今日私は、担当している利用者ベティさん現在要支援1・76歳女性・ナマホ から
ケアマネ交替要請
を受けました。

あ、自慢じゃないですが2件めです(笑)。
以前私は例の不正事件(メアリー事件)で、石井さん(仮名)親子とその内縁の妻であるメアリーからケアマネを交替させられていますので。

ええと、ベティさんですが、要支援⇒経過的要介護⇒要支援1(予防給付)になったことで、やはり私をかなり恨んでいました。
私の知らないところで区や包括に訴え(いえ、ちゃんとのちに情報は来ましたが)、私の知らないところでヘルパーに訴え(ヘルパーと一緒になって私の悪口を言ってたようですw)とうとう昨日、もとの担当ケアマネであるカニちゃんに連絡をし
「どうしてもハリケンさんが信用出来ない。ケアマネを替えてほしい。」
と申し立てをしたそうです。

カニちゃんに呼ばれて事情を聞かれた私でしたが、私にはなぜベティさんが私を信用出来ないと言うのかよくわかっているつもりでした。
もちろんカニちゃんも、ベティさんからの苦情の内容をよく聞いてくれていますので、私の説明とそれを両方聞いて判断してくれました。
私が思う、苦情の原因はこうです。
○予防に移行したときの認定調査の結果に不服がある。
ベティさんはかなり被害妄想のある方なので、私は調査の3ヶ月前から根回しをして、なんとかこの調査を受託せず、保険者にやってもらえるように細工したのですが、土壇場になって区に逃げられたため、結果予防になってしまい、そのことでかなり恨まれているんです。
しかし、そのときの私の説得の仕方も悪かったんです。
ベティさんが決して主治医意見書の閲覧を許可しないことを逆手にとって、
「私のような新人ケアマネが、医療の情報なしで認定調査を行うのは自信がない」
と逃げようとしたのですが、結果的にそれがベティさんに
「このケアマネは頼りない」
と思わせてしまい、前担当のケアマネであるカニちゃんも、その前の担当であるナース河合も、ベティさんを要支援にしか出来なかったにも関わらず、私が行った調査で要支援1になったのが納得出来ないというワケです。
○認定有効期間を間違えた。
私は、ほとんどの要支援の方の初回認定期間が6ヶ月であることから、ベティさんのそれも同様に6ヶ月であると思い込み、
「半年たったらまた調査がありますよ」
と言い切ってしまっていたのですが、過去何年間も要支援だったベティさんには1年間の要支援1判定が出ていたことに気付いて謝ったことがありました。
私のせいでベティさんは、先月中に更新のお知らせが来るものと思っていて、包括に電話して問い合わせ、そのため私は包括の担当ケアマネさんからやんわりと叱られてしまうということもありました。もちろん包括様にも素直に(だからこんな混乱するよな制度はとっとと廃止しなきゃいかん言うとるやろが!)謝罪しましたよ(文句があるなら委託なんぞせず自分らで担当しやがれボケ!)。

しかし、このベティさんと私との関係の悪さの最大の原因は、私の元職(ヘルパーでサービス提供責任者)が大きく関係していることに気付いたんです。


                     …別に続かんでもと思うがつづく