語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【社会】敬遠される「経済通」の上司・先輩 ~4つの類型~

2013年05月19日 | 社会
(1)権威追従型
 ブランド力に弱く、日経や経済誌を妄信してやまない。
「日経を読まないヤツは仕事ができない」
「投資しないヤツはバカだ」
などと決めつける。
 多角的にモノを考えられない度量の狭さが痛い。
「楽天の三木谷社長と会った」
などと自慢するが、会ったといってもパーティで見かけただけだと部下・後輩から見抜かれている。

(2)陰謀偏愛型
 世の中には陰謀が満ちている、としか考えられない人。
 大きなニュースがあると、
「本当は裏でこんなことが・・・・」
とトンデモな噂話を滔々と語り出す。しかし、情報入手先は「2ちゃんねる」だったりする。その「情弱」ぶりを部下・後輩から見抜かれ、辟易される。
 雑誌などで商品や会社を褒める記事を見ると、
「この記事はどうせ広告だから騙されるな!」
とニヤニヤしたりする。俺だけが真実を知っている、という態度が部下・後輩から面倒がられる。

(3)流行迎合型
 事情通であるがゆえに情報に踊らされてしまう。周囲から影響を受けやすく、新しい情報に感化されるたびに仕事の方針を変えるので、現場はいつもアタフタする。
 流行りものに敏く、口癖がコロコロ変わる。
「いつやるの? 今でしょ」
を連発し、こうしたセリフを言える機会を虎視眈々とねらいすぎて、部下・後輩にとってはかなりウザい。

(4)欧米至上型
 欧米流への強烈な憧れに取り憑かれている。
 何かにつけ
「・・・・するのが最近のアメリカのスタンダード」
と語り出す。中身は全部経済誌の受け売り。
 外国の話をしていると、割り込んできて、延々と観光地からその国の歴史まで語る。
 誰もお前に解説は頼んでない、と部下・後輩から冷たい目で見られる。

□記事「[経済誌オヤジ]の痛い言動」(「週刊ダイヤモンド」2013年5月25日号)
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