語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【南雲つぐみ】脂肪筋とやせメタボ ~体重を落とすよりも、筋肉量を増やせ~

2018年06月14日 | 医療・保健・福祉・介護
 やせる時には筋肉から減るが、太る時はまず脂肪が増える。だから、運動をしないで食事を減らすダイエットを繰り返していると、体脂肪率の高い体になってしまう。
 見た目には太っていないのに体脂肪率が高い状態は「隠れ肥満」といわれる。生活習慣病や老化に伴う筋力低下の原因とされる。
 肥満でなく体脂肪率も高くなくても、高血圧や高血糖などメタボ指標が高い「やせメタボ」という状態もある。
 順天堂大学代謝内分泌内科学・スポートロジーセンターの研究で、やせメタボの人は皮下脂肪や内臓脂肪ではなく、筋肉内に脂肪がたまっていることが分かった。
 筋肉は、体の新陳代謝を高める重要な役割を果たしているが、脂肪の過剰にたまった「脂肪筋」は働きが悪い。脂肪筋がたまると体内のインスリンが働きにくくなり、2型糖尿病やメタボリック症候群の症状が悪化しやすくなるという。
 体重を落とすよりも、筋肉量を増やし筋肉の質を良くすることが重要だ。ウォーキングはもちろん、筋肉に負荷をかける運動を日課にしよう。

□南雲つぐみ(医学ライター)「脂肪筋とやせメタボ ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2018年5月22日)を引用

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