語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【食】中国猛毒食品 ~絶対に食べてはいけない遺伝子組み換え米~

2013年08月12日 | 社会
 (1)東日本大震災をきっかけに、中国産米の本格的な輸入が始まった。昨年は5万トンまで増えた。今年は5月の時点で3万トン超だから、年末には昨年の輸入量を超えるのは確実だ。
 しかし、中国産米は、重金属や有機塩素による深刻な汚染が懸念されている。
 問題は、それだけではない。
 中国では、安全性が確認されていない遺伝子組み換え米(GM米)が野放図に栽培されているのだ。中国政府さえ、その実態を把握していない。
 そして、このGM米が日本人の口に入っている可能性がきわめて高いのだ。
 GM米が混入してたために、日本の検疫で摘発された中国産米の件数は、38件(2007~12年)。
 摘発された品目は、主としてビーフン・うるち米などの加工品だ。
 
 (2)GM米のDNAには、昆虫病原細菌の bt 蛋白が組み込まれている。害虫が食べると死ぬ。だから、農家は殺虫剤を使わなくて済む。
 だが、 bt 蛋白は人間にもアレルギーを誘発する。動物実験では、不妊、生殖能力の喪失、精子の減少などが指摘されている。
 かかる遺伝子組み換えを、中国では地方の研究所などが勝手に行っている。安全性がまったく確認されていない「未確認GM米」なのだ。

 (3)欧州食品安全機関は、迅速警報システム(RASFF)で中国産米への警戒を呼びかけている。
 EU圏内に輸出された中国産米製品に未確認GM米が混入していた件数は、172件(2006~13年)。今年だけでも18件にのぼる。【RASFF】
 こうした事態を受けて、EUは中国産米の検査を強化している。今年6月には、中国産米製品の輸入規制を強化する決定を下している。

 (4)なぜ中国は、主食である米にまで危険な遺伝子組み換えをするのか。
 10年ほど前、華中農業大学(湖北省)で研究していたGM米の種籾が、農民の手にわたって一気に広がった。政府は市場への流通を認めていないが、2009年にGM米に安全証明を与えたため、さらに広がった。これらは中国南部の9つの省で発見されている。あられなどの食品加工会社で見つかっている(業務用としてかなり出回っている)。
 2004年に湖北省で950~1,200トンの未承認GM米が市場に流れた。すでに浙江省で販売されている米の17%はGM米だ。浙江省の850万人がこれを食べている。【蒋高明・中国化学員植物研究所】
 農民は、遺伝子組み換えなど知らない。農薬代がいらないからすばらしい、という程度の認識で、どんどん使う。政府の米買い取り価格が低いから、農薬代の節約になるなら、大歓迎するのだ。
 昨年、中国政府の買い取り価格は2.8元/kg。5ムー(テニスコート13個分)の田んぼから2トン収穫があるとしても、わずか5,600元(9万円)。生活ができない。そこで農民は、コストを下げるためにGM米に飛びつく。
 中国政府は「販売していない」と言うが、EUで摘発された「科豊6号」(福建省)などの未承認GM米が公然と流通している。これだけ広がってしまったら、政府がいくら流通を認めないと言っても、コントロールできない。

 (5)中国人のGM米に対する認識は、あまりにも低い。中国では、カドミウム汚染米が話題になっても、GM米はほとんど知られていない。
 スーパーで販売されている一般の米の中に未承認GM米が混入していた事例も多数報告されている。どの米にどれだけ混ざっているのか、誰も把握していない。中国は、巨大な人体実験場と化している。
 中国の市場では、4元/kg程度の安い米が溢れている。これらがGM米で占められるのは時間の問題だ。
 これまで、中国は農薬と化学肥料を大量に使いながら生産量を上げてきたが、もう限界だ。新しい薬剤耐性の害虫がどんどん出てきている。食糧自給を確保するには、通常の農業技術依存では限界で、遺伝子組み換えが必要になっている。中国は、今後も遺伝子組み換えを拡大していく算段だ。遺伝子組み換え作物は、工業製品、つまり加工品で大量に使うつもりだろう。【高橋五郎・愛知大学教授】
 食糧自給率が9割に低下した中国は、遺伝子作物なしに食糧生産は成り立たないのだ。
 加工品など米の味が直接わからないものは、一番価格の安い米を使う。だから、GM米も加工会社や外食産業で使われる可能性が高い。
 日本に入ってきている中国産米、それを加工した食品(煎餅、あられ、ビーフン、etc.)に未承認GM米が使用されている。
 日本政府は、EUとは違い、中国産米に厳しい検査を義務づけていない。国がモニタリング検査をするのはわずか3%だ。混入した未承認GM米や、それらを使用して加工された食品が検疫をすり抜けている可能性は否定できないのだ。

□奥野修司+本誌特別取材班「「中国猛毒食品 最新版」 いま絶対食べてはいけない30品目リスト」(「週刊文春」2013年8月15・22日夏の特大号)
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 【参考】
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