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別居結婚~東京とパリ

2005-09-19 14:04:45 | Weblog
愛されるかわいい女性がデザインの原点だという島田さんは、47歳の時に大恋愛して結婚した。相手は日本で船舶関係の仕事をする2歳年下の山地三六郎氏。お互い再婚だった。
 「若いころにプロポーズされたりすると、ポーッとなるでしょ。でも、彼と出会ったとき、そのどきどきする気持が変わらなかった。だから、夫は何かの証のような気がするんです。こんなとき、結婚って永遠だと思うんですね」「もともと性格的に照れ屋で、あまり話さない方だから、ぎくしゃくすることもあるんです。でも、お互いに今さらっていう歳になって『結婚しよう』と彼が言ってくれたことに感謝しています。けんかはいっぱいするんですが、そのたびにその気持ちを思い出すんです」

 島田さんは20代後半にフランス人男性と同棲した。だが娘が生まれて1年後、パートナーは母娘を置いてでていった。その後も恋愛がないわけではないが、「今の夫にめぐりあったときに、はじめて女性になれた気がしました」という。
「私に経済力があったから、それまでのデートはいつも私が払うか割り勘だった。でも今の夫は、私に払わせなかった。プレゼントもアクセサリー。仲間ではなく、女として見られているという実感が新鮮で嬉しかった」
 2人は東京とパリに、それぞれ居を構えて暮らす「別居結婚」だ。1年のうち、一緒に過ごせる時間は半分強。「お互いに離婚後、一人暮らしが長かったから、自分の仕事や空間が大事だと思っている。無理することなく、1ヶ月に何回か会うような生活が私たちにはちょうどいいんです」



AERA COUPLES アエラ臨時増刊号No.44 2005年8月25日号
島田順子さん ~ (斎藤珠里さんによる)