トロッコ札沼線

廃止となる札沼線の跡地をトロッコとして蘇らせようと頑張っている地元住民の奮闘記です!

フォーラムの内容(その2)廃線後の線路の活用について

2020-01-21 20:55:39 | 鉄道
今日は、先日フォーラムで発表した内容についてご紹介したいと思います。


まず最初にトロッコの定義なんですが、レールの上を専用の乗り物で自ら運転できる体験型施設、又はその乗り物のことをトロッコということにします。

道内には現在7つのトロッコがあり、最も歴史が古く長距離を運転できるのが美深町にあるトロッコ王国美深、ここから最も近いのが三笠市にある三笠トロッコ鉄道、全国で最も有名といっていいのが岐阜県にあるGATTAN GO!という施設です。

トロッコ王国美深ですが、ここは国鉄美幸線という線路が昭和60年に廃止されたんですが、その約20㎞の線路のうち約5㎞が剥がされずに残っていたのを地元の有志が所有者である町から施設を借りて運営を始めたのが平成10年、片道5㎞往復10㎞で往復30~40分程度かかる路線です。年間来場者数は約1.2万人となっています。札幌から4時間もかかるところですが、これだけの人数が来る人気スポットです。
車両はエンジン付のトロッコで、車と同じ操作方法で運転します。踏切の手前はトロッコ側が一旦停止するというルールになっています。
皆さん私が撮影しているのを見ると手を振ってくれます。笑顔でない人は一人もいません。子供たちばかりでなく、強面のお兄さんも本当に楽しそうに乗ってくれてます。
(動画で紹介しました)



次にGATTAN GO!ですが、ここは旧国鉄神岡線が廃止になって第3セクターに移行し、その後その第3セクターも廃止になってしまったのが平成18年、廃止になる前に線路を活用してトロッコを走らせる計画を立てたため翌平成19年に開業しました。現在は2コースあってどちらも往復6~7㎞で年間来場者数は約5万人だそうです。ここも名古屋から約3~4時間かかるんですが、名古屋からのお客さんが一番多いそうです。高速料金は往復で1万円かかるのに、それでも来てくれるんだそうです。

車両は電動アシスト付マウンテンバイクを改造してレールの上を走らせるもので、自転車をこぐので大変かと思いましたがアシストの力で坂道もすんなり漕ぐことができます。トンネルがあるのも特徴で、真っ暗なトンネルに電飾を施したりしてアクセントにしていますし、スリルのある鉄橋を渡るのも楽しいです。
(動画で紹介しました)



札沼線のトロッコ化計画について
当別との境にある篠津川橋梁から知来乙駅の手前までの4.4㎞を月ヶ岡駅を起点として往復する知来乙線、石狩月形駅から札比内駅までの間の7.2㎞を石狩月形駅から往復する札比内線の2路線を計画しています。この2路線で年間延べ2~3万人程度の来客を見込んでいます。
踏切はトロッコ側が一旦停止するルールとし、大きな踏切にはスタッフを配置して安全確保を図ります。

石狩月形駅は鉄道記念館として札沼線の歴史を学べる場にするとともにキハ40の展示やトロッコの出発点とし、近くにある樺戸博物館と併せて歴史を学べるメモリアルゾーンにしてはどうかと考えています。

せっかく札沼線がつないでくれた地域の絆です。札沼線が廃止になっても札沼線がつないでくれた絆を生かし、町の枠組みを超えて地域が連携して例えばアウトドアや観光施設を盛り上げていってはどうかと考えています。
例えばアウトドアでいえば当別のふくろう湖で計画のあるカヌー体験、道民の森、釣り、キャンプ、最近月形で始まった自転車で不整地面を走るレースであるシクロクロスなど、温泉も月形温泉やふくろうの湯、中小屋温泉があるし博物館も伊達記念館や樺戸博物館がある。こんなにたくさんあるのに、これが町だけでやろうと思えば半分になる。連携して一体的な観光地になれば、お互いメリットがあるのではないでしょうか。



こうした経済的、観光的なつながりを含め、札沼線がつないでくれたつながり、絆を私たちはこれからもずっと大切にし、後世に伝えていかなければならないと考えています。
そして札沼線のレールをそのまま残して、歴史を伝え、利用することでこれからも札沼線は死なずに地域と共に生きていくことになるのではないでしょうか。

今日この会場にいらっしゃっている皆さんの中にも、札幌にお子さん、お孫さんがいらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
皆さんのお子さんやお孫さんが帰ってきたときにこんな笑顔になれる施設が月形にあったらどうでしょうか?きっと皆さん喜んで帰省してくれるはずです。
またトロッコ乗りたいって帰ってきてくれるだろうし、皆さんもまたトロッコ乗りにおいでって言ってあげれる。
こんなとびきりの笑顔が見られる施設を作るチャンスが今ここにあるんです。ぜひこのチャンスを手にして、とびきりの笑顔を月形に持ってきてはいかがでしょうか。


大雑把に言うとこんな話をさせていただきました。

会場の方からは、
非常に参考になった。
知来乙から月形駅までの間もつなげてみてはどうか?
農地が線路により分断されていると不便。
月形の歴史に詳しい作家が廃線のニュースを聞いて、トロッコにして地域を盛り上げてはどうかと提案していた。頑張ってほしい。
といった声を頂戴しました。

今回来れなかった方も多いと思います。こうした方々の声も聞いて、皆さんに賛成してもらえるような施設にできたらと思います。


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