組長になって、始めて川の草取りに行った。
川祭りがあるので、その準備のためにである。
何と沢山の人!
受付で、自分の町内箇所にサインをして、軍手とタオルを受け取る。
場所は、“あの辺”と指さしてくれたが・・・河原に降り立つが、
顔見知りがいない。
そこら辺の人に「どこの町内ですか?」と聞いて見るが、
「私も分からないのよ」
結局、その人がいる周辺で、刈られている草の収集にまわる。
いつもバスの中からや、
橋を通るときには水鳥や鯉をみることができるが、
河原に降りて、作業しながら観察をすると、
蟹が急いで逃げて行くのが目につく。
アメンボーが泳いでいた。
この川のやや上流での作業だが浅瀬で底が見える。
しかも、水草も沢山生えているので、小さい生き物の住処としては、
良い環境なのかも知れない。
名前が分からないが、黒い河原トンボか?鬼ヤンマもいそうだ。
すぐの草むらに、バッタや鈴虫らしきも、慌ててジャンプしていた。
途中で、せき止められ、段差のある深い方には鯉がいる。
亀の甲羅干しもみることができる。
この深い方には、満潮になると海水が入り込むが、ふと鯉がいるってことは、海水の濃度は、そんなに濃いくないのかも・・・
川の水と混じるので、当然薄い塩分だろうが・・・
浅い方にも、鯉の稚魚が泳いでいる。
何と自然が多く見られる場所だったのだろう。
改めて、この川のよさを知った。
それにしても、こんなに沢山の人達が草やゴミ拾いに来て、2時間くらいで
きれいになった。
お茶とビールを貰って帰宅した。
天気も曇りだったので、苦痛ではなかった。