よっしーのやまにっき Vol2

まだまだ行きたい山がある・・・

2014.12.2 今冬初の本格的な冬型の気圧配置

2014-12-02 00:43:01 | 語り
今冬初の本格的な冬型の気圧配置となりました。

シベリアの寒気が一気に南下してきましたので、

富士山頂の気温が

昨日のマイナス3℃から
 
今日はマイナス22℃まで下がりました。






さて、でも今回の気圧配置ですが、

   低気圧が976hpまで発達して北海道を北上、さらに樺太を超えて北上、
 
   高気圧が中国大陸から張り出してきましたが、南に偏ってました。
 
   少し南高北低気味の西高東低の気圧配置となり
 
   等圧線が縦縞というより横縞気味の気圧配置のため
 
   いわゆる里雪型でした。

 

   気圧配置が横縞模様に近かったため、西寄りの風だったようです。
 
   こうなると、表日光連山(男体山や女峰山)は雪雲に覆われません。
 
   今日は、珍しく日光白根山も雪雲がかかっているものの
 
   日中も見えていましたので、かなりの西寄りの風だったようです。
 
 

   先ほど確認したところ、
 
   今日、12月2日の尾瀬沼のライブカメラも
 
   雪は舞っているようでしたが、
  
   1日中青空がのぞく天気でした。

 
   福島県の檜枝岐村もアメダスで見ると
 
   日中は陽射しが記録されて、降水量0、もちろん積雪0でした。 
 
   これだけ騒がれた今回の寒気にもかかわらず、
 
   私的には、びっくりしています。
 
 

   この時期(12月)に強い寒気が入り、縦縞模様の気圧配置になれば
 
   山沿いは大雪なることが多々記録されています。(2005年12月大雪など)
 
   これは、今の時期はまだ日本海の海水温が高く、

   日本海を越えてくる冷たい寒気との温度差で
 
   日本海からたっぷりと水分が蒸発して吸収し、
 
   太平洋側と日本海側を分ける山脈で上昇気流が発生して雪雲となり
 
   大雪を降らせます。
 
   しかし、縦縞模様の気圧配置にならなければ、
 
   山雪型にはならないといわれています。
 
  

   例えば、尾瀬沼から北西方向に80kmほどで日本海です。
 
   縦縞模様の気圧配置になれば北西の風が吹きますので、
 
   日本海でたっぷりと水分を含んだ北西の風が
 
   日本列島にぶつかり上昇気流となって雪雲ができます。

   日本海からたった80kmほどの距離ですから、

   たっぷりと水分を含んだ雪雲が尾瀬沼まで届くのでしょう。
 
 
   しかし、今回は西風でしたから、
 
   尾瀬沼から西に向かって地図を見ると
 
   日本海まで200km以上あります。
 
   尾瀬沼から日本海までの間に
 
   上越国境や、北アルプスなどの高い山があるので

   雪雲は尾瀬沼まで届かないということになるのでしょうか。

 
   ですから、日光などはさらに日本海から遠いわけですので
 
   雪雲に覆われることないのでしょう。
 
   もちろん、様々な地形的な影響もあると思いますけど・・・。
 
 
 
 
   東北の山形以北の日本海側は、
 
   西風でも北西の風でもどっちから風が吹こうが、
 
   どっちも日本海です。 
   
   さらに、関東より北にありますから当然上空の寒気も強いわけで、
 
   今回は、雪、風、波浪など多大な影響が多大であったのでしょう。
 

 
 
今回の寒気は騒がれた割には・・・でした。
 
   でも、週末にかけてまた寒波がやってくるようなので
 
   皆さん、風邪をひかぬようお過ごしください。
 
 
 
 
お断り

   私は、気象予報士でも何でもありません。
 
    

 
   
 
    
      
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2014.11.24 日光例幣使街道... | トップ | 2014.12.4 明日から »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿