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デスノート 前編・the Last name

2008年12月11日 | 映画(タ行)
★2006年公開


★キャスト
藤原竜也
松山ケンイチ
マギー
上原さくら
戸田恵梨香
片瀬那奈
満島ひかり
藤村俊二
鹿賀丈史
中村獅童
池畑慎之介

★スタッフ
監督 金子修介
原作 大場つぐみ
   小畑健 (作画)
脚本 大石哲也
   金子修介

★あらすじ
このノートに名前を書かれた人間は死ぬ…。死神 リュークが人間界に落とした一冊のノート「DEATH NOTE」。ここから、二人の選ばれし者「夜神月」と「L」の壮絶な戦いが始まる

★寸評
原作漫画~アニメ化、映画化、小説化、加えて「L」を主人公にしてのスピンオフ。

順調にメディア展開してる作品の映画版です。
が、漫画を含めた他のメディアとの比較論はしません。
漫画の方がいいとかなんとか、下らない議論です。
そもそも別物です。
大抵は原作の方が濃密に描けるわけですし、原作の呪縛から完全に逃れることは不可能です。

しかしながら、原作が魅力ある作品であることは間違いありません。


さて、演技について。
藤原竜也の演技はいいでしょう。
彼の爽やかなルックスは、表面上は非の打ち所の無い優等生であるライトを嫌みなく演じています。
原作の猟奇的な側面はラストくらいしかありませんが、特に問題なし。

松山ケンイチはこの映画で評価されたようですが、多少やりすぎか。
この手の異様な役を演じるのは難しいですが、まぁ上出来でしょう。

が、他の役はぞんざいな部分があります。
戸田恵梨香は厳しいです。
原作を忠実になぞったんでしょう。
ライトに恋する馬鹿女キャラ。
だが、それだけですね。
この手の役を演じるのは簡単に思われがちですが、そうではないです。
メインキャストですし、薄っぺらな役作りをすると作品全体から浮く。
彼女がその典型です。

さて、彼女以外に気になったのが、エキストラの台詞です。
酷い。
その分、メインキャストの演技の巧さは引き立ちますが。
何故これほどの棒読みで、アリという判断になるのか、判りません。

次に台本です。
本作は、頭脳戦の緻密さを楽しむ作品です。
その意味では素晴らしい作品であると言えます。

ただ、映像の撮り方だと思うんですが、やや作品全体に緊張感が薄い。
これは完全に撮り方。
だから、刺激的な映像を撮ればいいわけではなく、撮り方で何とでもなる話。


結果ですが、この監督のアイディアが古いっていうことでしょう。
発想に乏しい。
全編でアーティスティックな映像にする必要はありませんが、数箇所でも技を見せれば一段上のランクの映画になった筈である。
そうすれば、結果として、原作がどうのこうの言われない強靭な作品に仕上がったはずである。

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