今日は自転車の練習に2週間ぶりに復帰。定番ヒルクライムとなった鈴鹿スカイラインへ。しかしながら途中の土砂崩れにより滋賀県へは通行止め。時期を考えるとそろそろ冬季閉鎖になってしまうので来年まで武平峠頂上は拝め無さそう。
下はGARMINによりトレースしたルートです。あと2kmぐらいで頂上かな。
コチラ
スポーツというのは気持ちが左右する部分が多々あります。それだけ影響を受けやすいということなのですが逆に言えばその心理作戦を利用すれば勝負では有利に立てるはずです。これは現役の脳神経外科医さんの書いた勝負事に勝つための脳の使い方の本。筆者は人間が死にいたるとき脳内の温度が40度から44度と上昇する(脳内熱貯留現象)を発見し逆に脳の温度を下げてやることによって患者を救うという脳低温療法を生み出した人物です。
◆意識の2構成理論
筆者の説。 外からの刺激に反応する「外意識」、脳内で情報を処理する「内意識」が存在し、それらをつないでいるのは海馬回をはじめとするドーパミン系の神経細胞。これが働く時が「心」が生まれる時だと考えられる。また海馬回は「記憶」をつかさどる場所であることから「意識」「心」「記憶」は繋がったものだと考えられる。
◆イメージ記憶
スポーツの上達には動作をイメージとして正確に記憶できることが重要な要素になる。うまくイメージ記憶を作るには最終的目的動作でなく手近な目標への意識を持つことが重要になる。(ゴルフだとカップインでなくボールの転がり、野球のヒットなら球の軌跡) また好きなこと得意なことと記憶を組み合わせることが重要。たとえばボールの転がる、水を掻く音など。
◆脳外科医のトレーニング方法
・危険を避ける もしかしたらという危険予測を常に行いリスクを減らす。
・緊張しない集中力 集中すれば緊張しない。
・決断と実行 決断⇒実行をなるべく早く行う
・目線と姿勢 目線の固定、体の軸を作る
◆心と記憶は連動する
心と記憶の優劣は連動している。ゆえに心を豊かに使うようにすれば記憶も鍛えられる。
・話を興味を持って、感動して聞く
・覚える内容に興味を持ち好きになる
・時間を限定して学習する
・覚える内容を自分の好きなものと関連づける。
・声に出して覚える。
・覚える内容を自分で独自に考え、勉強する。
・覚えたものを頭に浮かべ声に出してみる。
ただし人間の知能は記憶の能力だけでない。アウトプットできる表現知能、新たなものを生み出すことの出来る独創的創造能力も鍛えることが重要。
◆勝負脳の鍛え方
1.サイコバネティックス論
勝負脳を鍛えるには脳の働きを考えて鍛錬に取り組む必要がある。
そこで目的を達成するために生み出されたサイコバネティックス論を応用する。
①目的と目標を区別して考える(最終的目的とそれを実現するための目標を区別)
②目標達成の具体的手法を明らかにする(自分が勝てない理由を客観的に分析しフィードバックする)
③目的を達成するまで挑戦をあきらめない
2.最初から集中出来る環境を作り集中する(試合前の作業手順を決めておくなどジンクスなども効果あり)
3.攻撃は最大のチャンス 攻撃はもっとも無防備になる瞬間
4.長所を打ち砕く あえて長所を上回ることにより絶対的優位を身につける
5.相手の立場を考える 自分が辛ければ相手も辛い 追われる方が辛い
6.脳を冷やす 冷静な判断のために意識的に脳を冷やす
7.脳の疲労を避ける 余計なストレスを溜め込まない
8.勝負中にはリラックスしない リラックスすると交感神経が働かないので運動時のエネルギーの供給が進まない
9.緊張しすぎないために 呼吸法で副交感神経を高め自律神経を安定させる。
◆勝負を通じた成長
勝負は相手を否定することでなくお互いを認め尊重すること。
もちろんイメージが大切だとか相手の心理を考えてスパートをかけるというのはよく言われてきたことですが今まで脳の働きというのはきちんとは意識できていなかったと思います。脳を使うスポーツといえばオリエンテーリングなどは最たるものだと思いますが荘でなくともこれからは脳も使ってIntelligent-Sportsを楽しんで生きたいと思います。
下はGARMINによりトレースしたルートです。あと2kmぐらいで頂上かな。
コチラ
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スポーツというのは気持ちが左右する部分が多々あります。それだけ影響を受けやすいということなのですが逆に言えばその心理作戦を利用すれば勝負では有利に立てるはずです。これは現役の脳神経外科医さんの書いた勝負事に勝つための脳の使い方の本。筆者は人間が死にいたるとき脳内の温度が40度から44度と上昇する(脳内熱貯留現象)を発見し逆に脳の温度を下げてやることによって患者を救うという脳低温療法を生み出した人物です。
◆意識の2構成理論
筆者の説。 外からの刺激に反応する「外意識」、脳内で情報を処理する「内意識」が存在し、それらをつないでいるのは海馬回をはじめとするドーパミン系の神経細胞。これが働く時が「心」が生まれる時だと考えられる。また海馬回は「記憶」をつかさどる場所であることから「意識」「心」「記憶」は繋がったものだと考えられる。
◆イメージ記憶
スポーツの上達には動作をイメージとして正確に記憶できることが重要な要素になる。うまくイメージ記憶を作るには最終的目的動作でなく手近な目標への意識を持つことが重要になる。(ゴルフだとカップインでなくボールの転がり、野球のヒットなら球の軌跡) また好きなこと得意なことと記憶を組み合わせることが重要。たとえばボールの転がる、水を掻く音など。
◆脳外科医のトレーニング方法
・危険を避ける もしかしたらという危険予測を常に行いリスクを減らす。
・緊張しない集中力 集中すれば緊張しない。
・決断と実行 決断⇒実行をなるべく早く行う
・目線と姿勢 目線の固定、体の軸を作る
◆心と記憶は連動する
心と記憶の優劣は連動している。ゆえに心を豊かに使うようにすれば記憶も鍛えられる。
・話を興味を持って、感動して聞く
・覚える内容に興味を持ち好きになる
・時間を限定して学習する
・覚える内容を自分の好きなものと関連づける。
・声に出して覚える。
・覚える内容を自分で独自に考え、勉強する。
・覚えたものを頭に浮かべ声に出してみる。
ただし人間の知能は記憶の能力だけでない。アウトプットできる表現知能、新たなものを生み出すことの出来る独創的創造能力も鍛えることが重要。
◆勝負脳の鍛え方
1.サイコバネティックス論
勝負脳を鍛えるには脳の働きを考えて鍛錬に取り組む必要がある。
そこで目的を達成するために生み出されたサイコバネティックス論を応用する。
①目的と目標を区別して考える(最終的目的とそれを実現するための目標を区別)
②目標達成の具体的手法を明らかにする(自分が勝てない理由を客観的に分析しフィードバックする)
③目的を達成するまで挑戦をあきらめない
2.最初から集中出来る環境を作り集中する(試合前の作業手順を決めておくなどジンクスなども効果あり)
3.攻撃は最大のチャンス 攻撃はもっとも無防備になる瞬間
4.長所を打ち砕く あえて長所を上回ることにより絶対的優位を身につける
5.相手の立場を考える 自分が辛ければ相手も辛い 追われる方が辛い
6.脳を冷やす 冷静な判断のために意識的に脳を冷やす
7.脳の疲労を避ける 余計なストレスを溜め込まない
8.勝負中にはリラックスしない リラックスすると交感神経が働かないので運動時のエネルギーの供給が進まない
9.緊張しすぎないために 呼吸法で副交感神経を高め自律神経を安定させる。
◆勝負を通じた成長
勝負は相手を否定することでなくお互いを認め尊重すること。
もちろんイメージが大切だとか相手の心理を考えてスパートをかけるというのはよく言われてきたことですが今まで脳の働きというのはきちんとは意識できていなかったと思います。脳を使うスポーツといえばオリエンテーリングなどは最たるものだと思いますが荘でなくともこれからは脳も使ってIntelligent-Sportsを楽しんで生きたいと思います。
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