島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

九千部岳ジオ登山会~再挑戦~

2014-03-16 12:45:35 | イベント
前日、まさかの雪!
当日の朝に確認の為、雲仙から国道389号線を下ってくると、道はガッチガチの凍結状態!
「天気はいいけど、大変な登山会になるぞ~。」との感想と心配を抱きながら、観察会を開始しました。
バスでの移動中に太陽は高く登り、心配していた国道389号線も日陰以外はほとんどの雪が溶けていました。
なんとかバスは登山口まで登りきり、ここからは徒歩での移動です。
私達よりも早く、山登りに挑んでいる方がいらっしゃるようでした。
新雪を踏みしめる「ぎゅっぎゅっ」という音が、耳に良い感じです。
雪の上には動物の足跡が!・・・犬かな?
急な坂を登りながら、九千部岳の岩石を観察し、その特徴を習いました。
山頂で昼食を摂り、景色を眺めながら断層と地形的な説明を受けました。
山頂からは田代原へ下山しなければならないのですが、これが難所でした。
登りは南側斜面だったので、ほとんどの雪は溶けていたのですが、下りは北側斜面です。
予想以上の積雪が、下りの難易度をぐっと押し上げていました。
予定よりもかなりの時間を費やして下山しました。
今日、報告書作成の為、みなさんのアンケートを集計していますが、感想が「雪」のことばかり・・・。
ああ、狙いと違ったけど皆さん楽しんでくれたようなので、いっか。w
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ジンチョウゲ

2014-03-14 14:51:56 | 植物
たびら昆虫自然園に咲いていた「ジンチョウゲ(沈丁花)」です。
ジンチョウゲは、中国原産の常緑低木です。
早春に香りの高い花が咲き、庭木として広く植えられています。
花期は3~4月、枝先に10~20個の花が集まってつきます。
花には花弁がなく、萼が花びらのように見えます。
花の外側は紅紫色、内側は白色になります。
写真のように花全体が白いものや、葉に斑が入るものなどは園芸品種です。
甘い香りが春の訪れを告げます。
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九千部岳下見

2014-03-13 13:28:59 | Weblog
一昨日、火曜日に九千部岳の下見に登ってきました。
今回は珍しく公募を出していないのですが、明後日の土曜日に「九千部岳ジオ登山会~再挑戦!~」を開催します。
サブタイトルのとおり、昨年10月5日に企画していた「九千部岳ジオ登山会」の再チャレンジ企画です。
前回は降り始めた雨に、山頂までの登山を諦め、道半ばで下山を余儀なくされました。
「もう一度行きたい!」とのご要望の声から、今回の企画になりました。
折角なので前回の方々を優先的に受け入れようと思い、声掛けを行ったのですが、予想外にもほとんどの方が参加を希望して下さいました。
(定員15名で、前回16名の参加者の中から10名くらいが参加してくれるかな?と思っていたら、定員いっぱいに埋まってしまいました。嬉しい誤算です。)
そういった理由で、公募を出せませんでした。
下見の話に戻りますが、特に問題のありそうな場所はありませんでした。
数箇所に雪が残っており、足元に注意しなければならない所もありましたが、今降っている雨で溶けてくれるでしょう。
春の植物が芽吹くにはまだ少し早く、自然観察は難しそうでした。
しかし、下見ではかなり天気が良く、山頂からの眺めも最高でした。
本番でもこのくらいの好天に恵まれるといいな~。
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平戸市生月町博物館 島の館

2014-03-12 13:22:10 | 観光・施設
たびら昆虫自然園での研修を終え、その日は生月(いきつき)町まで移動して、公民館で一泊しました。
翌日、見学したのは「平戸市生月町博物館 島の館」です。
生月町の自然や文化・歴史などを展示しています。
なかでも生月町の歴史には捕鯨の文化が欠かせないものになっています。

1Fにある捕鯨の様子を現したジオラマです。
みなさん上を向いていますが、天井からクジラの骨格標本が吊り下がっています。
そして、学芸員さんの説明が始まるまですっかり忘れていたのですが、私は水産学部の出身で、クジラ・イルカの研究室を卒業していました!w
(笑)いや~人間の『忘れる』という能力には驚かされます。ww

2Fには隠れキリシタンの資料が展示されていました。
島原では激しい弾圧が繰り返され、「島原の乱」でほとんどのキリシタンが殺されてしまいましたが、五島や平戸といった離島ではこうした隠れキリシタンの文化が残っていました。
この後、生月島最北端の「大バエ灯台」と柱状節理が見える「塩俵の断崖」を見学して、今回の研修を終えました。
今回の研修でお世話になった皆様、ありがとうございました。
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雲仙 眉山と普賢岳パノラマコースの眉山案内

2014-03-10 13:41:12 | 眉山
昨日は、午後から眉山登山を実施しました。
通常のセンター主催の登山会ではなく、ひろでん中国新聞旅行さんからのご依頼です。
意外かも知れませんが、お客様のご希望とこちらの都合が合えば、こういった業務も引き受けています。
あまり直接申し込んだり、問い合わせを受けることはほとんどありませんが。
参加者総数は16名、事前に連絡がありましたが、通常の登山会でも私一人に10人の募集が精一杯です。
と、そんな所に“川おじさん”登場です。
「ちょっと人数が多いんですが、ボランティアしません?・・・何も出ませんが。w」
「いいよ!」
「エ!?いいんですか?」
言ってみるものです、スタッフ1名ゲットです!ww
バスの到着が思ったよりも遅かったのですが、通常ではありえない午後からの眉山登山会開催です。
朝からバスに乗り込んで昼過ぎまでバスに揺られてくるので、参加者の状態が気になりましたが、さすがは中級コースに集まった方々です。
息が上がったり、遅れるような人が出ません。
1時間半ほどかけてゆっくり登る眉山を、1時間で登頂しました。
むしろ休憩はいらなかったくらいです。
20分ほど山頂からの景色を眺めたり、島原市街地の解説を行ったりして過ごした後、下山を開始しました。
最速で30分あれば下って来れますが、あまり早過ぎてもいけなそうな気がしたので、50分かけてゆっくり下山しました。
それでも予想より30分早く終わることが出来ました。
ちなみに今日はお客さんは普賢岳に登っている筈です。
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たびら昆虫自然園

2014-03-09 10:40:41 | 観光・施設
今日は午後から予定が入っており、外出しなければならないので、今のうちに更新しておきます。
「平戸瀬戸市場」という物産市場で美味しい昼食を摂った後に、集合場所の「たびら昆虫自然園」に着きました。
昆虫館と4つの観察ゾーンからなる、色々な昆虫が観察できる自然体験施設です。

まずは自己紹介を兼ねて、参加者同士の挨拶です。
昆虫園の西澤園長が講師を引き受けて下さいまして、自然園の理念や自然との関わり方を学びます。

座学の後は、実際に園内へ出て実践です。
五感を使って自然を体験します。
園内は昆虫だけでなく、昆虫を育む自然に溢れています。
水辺にはサンショウウオやアカガエルの卵がありました。
ダイコンの花を食べてみました。
花なのにダイコンの味がします!
園内には数種類の柑橘類が植えられています。
それぞれの実の匂いを比べてみます。
好きな匂いは皆バラバラです。
最初は見つからなかった昆虫が、見えるようになってきます。
特別なことではないことが、ここでは特別な事のように感じられます。
言葉で表現することは難しいですが、素晴らしい体験が出来ました。
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道の駅 昆虫の里たびら

2014-03-08 13:45:35 | 観光・施設
昨日、島原に帰ってきました。
帰ってきて早々、寒気に襲われています。
昨日は雲仙でも雪がちらついたそうです。

さて、今回は1泊2日で平戸まで研修に行ってきました。
「自然体験施設ネットワーク研修会&交流会」です。
自然体験施設の研修と交流を目的にしたもので、長崎からは県民の森や私達島原半島組など、県外からは福岡の油山自然観察の森や熊本の南阿蘇VC、遠くは宮崎県の大淀川学習館からの参加もありました。
まあーまずは慌てず順番に説明していきましょう。

こちらは「道の駅 昆虫の里たびら」です。
佐世保より北に行った事がなかったので、こちらを目標にして進みました。
太陽が丁度逆光気味になっていて、こんな写真しか撮れませんでした。
入口の大きなカブトムシが目印です。
地元の野菜などを販売している物産館が附属しています。
こちらで集合場所である「田平昆虫自然園」までの詳細な道を尋ねました。
ついでに美味しい昼食を食べさせてくれる食堂を聞き込みしました。
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冬の生き物観察会に参加しました。

2014-03-03 13:20:22 | Weblog
ちょっと時間を遡って、先週の日曜日、2月23日のお話です。
お休みをいただいて、県民の森で開催された「冬の生き物観察会」に参加してきました。
主催は、ながさき県民の森インタープリター会(森の案内人) 自然観察部会 です。
冬の生き物を探して、県民の森内を歩き回ってきました。
正月からの不摂生が祟って、上り坂で簡単に息が上がってしまいました。
落葉した樹木を冬芽から判断してみたり、カエルの卵を探したり(見つかりませんでしたが)、自然観察を行いました。
以前一人で歩き回った時には気付かなかった、

炭焼き窯の跡があちこちにありました。
けれど今では使ってないものがほとんどで、屋根部分がなくなっているものばかりでした。
今から約50年くらい前までは、県民の森一帯で盛んに炭が作られていたそうです。
周囲にはアカガシの木が多く、良質の備長炭(白炭)が出来たそうです。
観察会の最後の方には、樹木に巻いた“こも(むしろ)”を取って、中に隠れた昆虫を観察しました。

これが案外色々な昆虫が隠れていて、ムカデなど注意しなければならないものもいましたが、意外に楽しい昆虫採集でした。w
藁さえ手に入れれば、秋口(10月頃)に樹木に巻いておくだけなので、手軽そうでした。
来年度うちでもやろうかな~。

追記;明日より暫くの間、研修の為に島原を離れます。
 更新再開は早くて今週土曜日になります。
 今後の活動に活かせるような、色々と楽しいことを学んできます!
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眉山下見

2014-03-02 13:15:29 | 眉山
1桁の気温が寒く感じる、平常の体感に戻ってきました。
今朝の垂木台地は曇り、気温は6℃です。
しばらく冷え込みが続いた日は、1桁の気温でも暖かく感じていました。
今日から島原では「初市」が始まります。(10日まで)
例年初市が始まると、島原市内は寒さがぶり返します。

さて、昨日の「眉山登山会」の本番を前に、先週火曜日に眉山に下見のため登っていました。
下の方ではあまり残っていなかった雪も、山頂付近にはどっさりと残っていました。(表紙写真)
ネタバレになるかな、と今日まで伏せておいたのですが、肝心の本番(昨日)にはすっかり溶けていました。
昨日は登山会を実施しながら、足首ぐらいまで埋まるほどの雪が、たった数日でキレイに消えてなくなっていたことに内心驚いていました。
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眉山登山会56

2014-03-01 15:59:58 | 眉山
ふっふっふ(笑)
基本は晴れ男の本領発揮です。w
天気予報ではお昼から“雨”でした。
正直どこまでお天気が保つのか不安でしたが、「イケる!」と判断し「眉山登山会」を実施しました。
一時、雨がパラっと降る場面もありましたが、下山するまでほとんど濡れる事はありませんでした。
残念ながら山頂では雲の中に入ってしまい、折角の景色が見えませんでしたが、自然の植物や野鳥の声など色々なものを解説しました。
山頂でも雨に降られることなく、お弁当を食べる事が出来ました。
次回(4月)から午前開催の眉山登山会へ戻ります。
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