島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

狐猪共演

2013-09-19 16:10:10 | 動物他
次なるレストラン「たるき台地のヤマボウシ亭」のお客様はウリ坊です。
まだうっすらと瓜模様が背中に残っています。
大きさもかなり小さいのですが、近くに親がいる気配はありません。
え?この小ささで、もう親離れ?
もしかすると、親からはぐれてしまったのかも知れませんね。
お腹減っているだろう、たんとお食べ。

閉館時間を過ぎて、さあ私も帰ろうかという時間になってふと外をみると・・・

増えてんじゃん。
毎度ご来店いただいている常連客のキツネさんまで一緒にお食事中。
ウリ坊が襲われるんじゃないかとハラハラ見守っていると、キツネの方がビビってる。w
イノシシを見たことがないのだろうか?
ウリ坊が動いて、葉っぱがカサカサと鳴るたびに“ビクッ!”“ビクッ!”。
狐と猪で「狐猪(こちょ)」かな。
狐猪共演、面白いものを見せていただきました。
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殺鳥事件!?

2013-09-18 13:31:06 | 雑談・その他
台風18号が過ぎて後、昨日・今日と島原半島は良い天気に恵まれています。
平成新山もはっきりと姿を現し、背景の青空の色が濃く見えます。
さて、今朝園内を巡回していると白い羽毛が散らばった現場を見つけました。

こ、これは!?(テテテ、テテテ、テッテー←火曜サスペンスの音楽)
間違いなく鳥が何かに襲われています。
犯人(ホシ)は、抜け殻の持ち主か? 最近よく現れるキツネか?
いずれにせよ手がかりが少なすぎる。
遺体も出ないのであれば、殺鳥事件としての立証も難しい・・・。
犯人は完全犯罪を遂行した。
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展示しました。

2013-09-18 10:36:05 | 雑談・その他
ジージ様
コメントありがとうございます。
昨日ジージ様のコメント公開した時に、一緒に私の返信コメントも書き込んだのですが、何故かブログに反映されず。
コメント自体が、どこかに消えてしまいました。
詳しくはありませんが、島原半島に生息してここまで大きくなるヘビは「アオダイショウ」ではないでしょうか。
アオダイショウは毒こそ持っていないものの、ほぼ全身筋肉の体で締め上げられると、私でも窒息すると思います。
正直こんなのが園内うろついているかと思うと、怖くておちおち出歩けません。

スタッフが頑張って展示にしてくれました。
展示がボロボロになるか、これよりも大物(180cm超!?)が捕まるまではこのまま展示続けますので、お近くの方は良かったらご来館下さい。
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174cm!

2013-09-16 13:17:15 | 動物他
とんでもないものを見つけました。
昨日の帰り際に2階のテラス部分から、1階の植生回復エリアをひょいと見下ろしてみると、見たことがあるけど尋常じゃなくデカイものが。
見つけた本人が「うそー」と思いながら拾いに行くと、間違いなく蛇の抜け殻でした。
壊さないように少しづつ引っ張っていくと長い。
途中から頭の先の方は木道の下へ続いていく。
「突然出てきて噛まれないだろうな。」と怖がりながらも、尻尾から頭までの綺麗に残った抜け殻を採取することが出来ました。

事務所に持って帰り、スタッフと伸ばしてみます。
脱ぎたてホカホカなのか(冷血動物なので暖かくはありませんが)、まだ皮が湿っています。
イヤな感じにぬめっとします。
メジャーで測ってみると“174cm”ありました。(表紙写真)
私の身長よりデカイです。
朝から展示にしようとスタッフが悪戦苦闘してくれています。
コメント (1)
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連日出現

2013-09-15 14:10:49 | 動物他
一昨日、昨日と連日でキツネが出現しました。
今度は私も観察出来ましたし、写真もバッチリ撮影できました。

一昨日の夕方に現れたキツネです。
私の愛車とツーショット撮影です。w
さあーそろそろ帰ろうかって時間に職員駐車場をひょいひょいと横切って行きました。
植樹された木の根元にいますが、ヤマボウシの木です。
丁度今、ヤマボウシの実が実って、熟したものが落ちています。
これが目当てらしく、「はくはく」と頬張っていました。

お腹いっぱいになったのか、リラックスモード。
ウトウトと眠り始めました。
驚かして、今後出てきてくれなくなるのは困るので、帰れない。
外が真っ暗になる6時半まで帰れませんでした。
そして、昨日。
閉館時間の10分前から姿を現していました。
日に日に図々しくなっていくな。
前日と同じようにヤマボウシの木の下で、実を頬張っています。
と、何かに気付いたようです。

抜き足差し足、足音を立てずにゆっくり歩いていきます。
写真には撮れませんでしたが、キツネの目線の先にはキジがいました。
「これは!狩りが見れるかも!!」と思ったのですが、場所が悪い。
直線距離でキツネを追っていけば、私の足音でキジもキツネも逃げてしまう。
仕方なしに遠回りして狩り場へ向かいます。
ところが両者に見つからないようにそっと動いているうちに、キジが飛んで逃げてしまいました。

キジがいた場所に残されたキツネ。
狩りは失敗したようです。
ちょっと悔しげに頭を掻いているように見えます。
9月8日にアップしたキツネと連日現れているキツネは、同じ個体のようです。
センター周辺に居ついてくれるといいな~。
コメント (2)
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島原市小中学校合同科学作品展

2013-09-14 13:24:50 | 雑談・その他
朝から少しの間、島原市へ下っていました。
今日、明日で「島原市小中学校合同科学作品展」が島原文化会館で開催されています。
夏休み期間中に子供たちが作った科学作品(夏休みの自由研究作品ですね)が展示されています。(展示会場の撮影は遠慮しました。)
夏休みのイベントに参加した子供たちの名前もあちらこちらに見られました。
植物採集や昆虫採集は近年下火になってきていると聞いていますが、確かに昆虫標本は少なかったものの、どうしてどうして植物標本はかなりの数が出品されていました。
私が会場に着いた時にはそれほど人も多くなかったのですが、じっくりと1点1点を見ている間に少しずつご家族の姿が増えてきました。
なかなか面白かったのですが、惜しむらくは似通った作品が多かったことと、どれもどこかで見たことがあるような物ばかりで、「これは!!」と光り輝いた驚きの逸品がなかったことです。
斬新なアイデアはそう簡単に生まれないのですね。
明日まで開催していますので、お近くの方は是非ご覧になって下さい。
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The insect cast off the skin.

2013-09-13 15:00:53 | 昆虫
夏休み中の話です。
夏休み期間中は色々な事があったのですが、色々全部掲載することが出来ませんでした。
英語が正しいか分かりませんが、「昆虫が脱皮しました。」を英文でタイトルにしてみました。
“cast off”には「脱ぎ捨てる」という意味があるんですね~。
ちょっと画像が暗いですが、表紙の写真をご覧下さい。
今年は私の他に職員が1名いたので、夏休みイベントも1つ受け持ってもらいました。
それが、たるき学習教室の毎週金曜日開催「ミニ自然観察会」です。
今年のミニ自然観察会は、虫めがねを使った自然観察と、顕微鏡による自然物の観察です。
顕微鏡による観察は、実際に屋外に出た時に参加した子供たちに採集させます。
子供たちが同じ植物の葉っぱばかり採集してくると、顕微鏡の観察もあまり面白くなくなってしまうので、スタッフが隙を見つけて昆虫などを捕獲してきます。
写真に写っているバッタの仲間も、そんな昆虫の1匹です。
ミニ自然観察会が終わって片づけている時にスタッフが見つけました。
「カーキさん!脱皮してる!?」
写真のバッタの後ろ、左側に脱ぎ捨てられた皮があります。
ほんの2時間ほどの観察会の間に脱皮するなんて!?
ああ~早く気付いていれば子供たちに観察してもらったのに!

コメント (2)
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ミヤマクワガタ(メス)

2013-09-12 17:45:04 | 昆虫
またも午後からネットワークに繋がりにくい状況です。
もうちょっと早く更新できたのですが・・・。
さて、夏休み期間中の話ですが、雲仙にある白雲の池キャンプ場のトイレで溺れている奴を箒で救出しました。
クワガタの雌であることは一目瞭然ですが、種類が分からない?
夏休み中に中薗ARへ画像をメールで送信するのですが、何故か送信失敗?
先日やっと送信できて、判明しました。
「ミヤマクワガタのメス」です。
雄の背面には黄褐色の毛がありますが、雌には毛がなくツルンツルンです。
トイレの水で洗われ、テッカテカに光っていますが。w
成虫は7~8月にブナ科植物の樹液に集まります。
夜行性で電灯などにも集まります。
幼虫はブナ科植物などの枯れ木の中を食べ進んでトンネルをあけます。
勿論、国立公園内での動植物の採集は出来ませんので、写真撮影のあとは逃がしてあげました。
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眉山下見

2013-09-11 14:29:33 | 眉山
昨日の午前中に「眉山登山会」の下見に登ってきました。
9月の眉山登山会は、9月28日(土)9:30~12:30 です。
予約受付開始は、今週土曜日14日9:00から電話受付です。
昨日から少し暑さがぶり返し、気温が高くなっています。
登山中に頭に上った血と体温が下がらずに、茹で蛸状態、お風呂でのぼせたようになってしまいました。
少しペースを落としながら登ったのですが、夏休み期間中にはほとんどの運動を行っていなかったので、体力には余力があっても心肺機能に衰えが見られました。
う~ん、本番前にもう一度登って体を作らねば。
台風や強風の影響で、折れた枝が多数見られましたが、道を塞ぐほどの倒木はありませんでした。
山頂は残念ながら雲の中で、景色はなんにも見られませんでした。
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ホンドギツネ

2013-09-08 14:05:42 | 動物他
本題に入る前に、園内の「シマバライチゴ」が咲き始めました。
昨年は9月6日に確認しているので、2日遅いことになります。
それでは本題に入りましょう。
ホンドギツネは、畑地や雑木林が混在する場所を好み、意外と人家周辺にも生息しています。
長崎では県本土には生息していますが、離島には生息していません。
主に野ネズミや鳥などの小動物を捕食します。
しかし、たまには果実類を食べたり、人家の残飯をあさったり、ニワトリを襲うこともあります。
日中目撃することはほとんどありません。
路上の糞や足跡などの痕跡(フィールドサイン)から生息を確認します。
数日ほど前からセンター周辺に“サインポスト”と呼ばれる置き糞を見つけていました。
が、まさか日中に出てきて、姿が確認できるとは思っていませんでした。

正面から顔だけを見ると、犬と区別がつきませんね。
というか、こんな犬 近所にいますよね。w
でも、全体を見ると全然違うのが分かります。

赤褐色の体毛に長くふさふさとした尻尾、細く尖った顔に大きな耳、尻尾の先端が白いのもキツネの特徴です。
撮影したのは昨日出勤していた職員です。
私は残念ながらお休みで観察することが出来ませんでした。
同席していたスタッフの話ではかなり近くまで寄ってきて、観察できたそうです。
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