島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

コミスジ

2011-09-18 13:29:06 | 昆虫
夏休み期間中に実施した「ARに聞いてみよう!」では、中薗ARに昆虫のことを色々と教えてもらいました。
今日はその中の1つ「コミスジ」をご紹介します。

翅にキレイに3本の白線が並んでいます。
このような模様のチョウを「ミスジ(三筋)チョウ」と呼びます。
ミスジチョウでも、小形なので「コミスジ」と名前がつきました。
タテハチョウ科の仲間で、北海道から九州まで最も普通に見られます。
幼虫の食草は、ヤマフジやネムノキ、ハギ類などのマメ科の他、ハルニレなどのニレ科の植物も食べます。
夏休みの観察時には、珍しい交尾の姿を見ることが出来ました。

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ヒガンバナ

2011-09-17 13:18:16 | 植物
先日文章でちょっとだけ紹介した雲仙道の「ヒガンバナ」です。
昨日、お休みだったので車を停めて撮影してきました(ちゃんと車寄せに、路上駐車は事故の元です)。
秋のお彼岸の頃に赤色の花を咲かせるので、この名前がつきました。
マンジュシャゲ(曼珠沙華)とも呼ばれます。
中国原産のヒガンバナ科の多年草で、古い時代に日本に入ってきたと考えられています。
有毒植物で、獣や虫が寄りつかないために田畑の畦や墓のまわりに植えられたと聞いた事があります。(真実は定かではありませんが。)
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白いハマナデシコ

2011-09-15 13:14:14 | 植物
少しだけ時を遡ります。
あれは8月6日、そう「夏の植物観察会」を行っていた時に見つけました。
「白い花のハマナデシコ」です。
昼食を終え、午後から海岸の植物を観察している時でした。
先生がハマナデシコの解説をしている脇で、同じ姿形をした白い花の植物が気になり、聞いてみました。
これは珍しいと先生もしきりにシャッターを切っていました。
今年の7月21日に垂木台地に咲いた「ハマナデシコ」を紹介していますが、『7~11月に茎の先に紅紫色の花が集まって咲きます。』と記載しています。
もしかすると11月まで花期なので、まだ野田浜海水浴場に咲いているかもしれません。
生物には“アルビノ”や植物には“シロバナ”という品種が生まれるものでしょうが、観察会の中で見つけるとは非常に珍しい経験でした。
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ヤマボウシ(実)11

2011-09-14 13:22:35 | Weblog
今朝の出勤時に雲仙から下ってくる道で、「ヒガンバナ」が咲いているのを見かけました。
ああ~そんな季節か~と感じました。
いつだったか、盆明けすぐにヒガンバナが咲き始めたことがあって「早過ぎるだろう」と思っていました。
やはり、夏休み明けの今頃の時期じゃないと季節感がありませんよね。
そんなことを思いつつセンターに着くと、ヤマボウシに実がなっていました。
まだ青いものもありますが、色づいて落ちてしまったものもあります。
セミやチョウチョなど夏の名残を惜しんでいる者たちもいますが、季節は着実に代わっていっています。
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岩戸山~穴観音~

2011-09-12 13:58:56 | 歴史・史跡
岩戸山シリーズが続いていますが、行ったのは7月下旬だから、もう1ヶ月半前のことです。
ここらで一区切り、ということで最後に「穴観音」をご紹介します。
岩戸山では一番の有名所ではないでしょうか。
「経塔」から分かれ道で海側に一旦下ると表紙の標識が出てきます。
少しアップダウンを繰り返した後に

狭い、岩場の縁を登っていくことになります。
この岩場に滑落防止用の鉄の鎖があります。
この鉄の鎖が、潮風を受けているのに決して「錆びない」と謂われる“加津佐七不思議”の一つだそうです。
怖いもの見たさで下を覗いてみました。

ああ~落ちたら、こら~間違いなく死ぬな。
そんな道を通って穴観音に到着します。
400年以上も前に、宣教師のフロイスはここを歩いたようです。

島原半島でキリスト教全盛の頃は、仏教徒が仏像を隠したり逃げ込んだ場所です。
逆にキリスト教が迫害を受けた時代は、キリスト教徒が逃げ込んだと謂われています。
穴の正体は、誰かが掘ったわけでなく、海食洞だそうです。
昔はこの高さまで海面があった、ということですね。
(岩戸山が110mなので、標高約70~80mくらいかな?)
ちなみに書物によっては、「洞観音」と書いて「あなかんのん」とふりがなをふっているもののありますが、調べてみると「洞」は「ほら」としか読まず、「あな」とは読まないようです。
よって、このブログでは全て「穴」で統一させてもらいました。
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シマバライチゴ11

2011-09-11 13:10:10 | Weblog

昨日、シマバライチゴの開花を確認しました。
昨年より13日、約2週間早い開花です。
今日の垂木台地は少し日差しが強く、夏に戻ったような天気です。
しかし、秋の足音は近づいているらしくススキが穂を出し始めています。
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岩戸山~山頂眺望~

2011-09-10 13:13:56 | 南島原
「山頂眺望」としましたが、あまり山頂からの景色を撮影していませんでした。
8月7日の記念写真が山頂での撮影です。
表紙の写真は、口之津方面の景色ですね。
白浜海水浴場や早崎半島が見えています。
その向こうには天草の上島が見えます。

ちょっと目線を近くに持ってくると、同じ岩戸山のもう1つの頂き「座禅石」が見えています。
こうして見ると「怖っ!」
断崖絶壁じゃありませんか。
奥に見えている前浜海水浴場ののどかな雰囲気とは対照的だなあ。
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野田浜海水浴場

2011-09-08 13:44:41 | 南島原
海水浴シーズンは過ぎてしまいましたが、南島原市加津佐町の「野田浜海水浴場」です。
座禅石側からでは逆方向になるので、撮影が難しかったのですが、山頂側からならこう撮影できます。
ちょっと下草が邪魔ですが・・・。
ここは千々石町の千々石海岸と同様(4月15日記事)、「日本の白砂青松100選」に選ばれています。
海岸浸食を防止するため元々松林があったのでしょうが、松くい虫や台風被害で荒廃した森林を復旧し、維持する目的で整備されています。
海水浴場の一部にはオートキャンプ場があり、海水浴とキャンプの両方を楽しめるようになっています。
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ヤギ・羊

2011-09-06 15:12:05 | Weblog
今日は珍しく雲仙勤務です。
夏イベントの反省会と今後のイベント予定を話し合いました。
真面目に会議していたので、そんな写真アップしても面白くありません。
そこで今、雲仙の宝原(ほうばる)園地で行われている「メェ~メェ~大作戦」のヤギ・羊を見に行きました。
ミヤマキリシマの下草をヤギ・羊に食べてもらい、草刈りの手間を省こうという実験的試みです。
いや~動物には癒されますなあ~。
本人たちは食うに夢中なんですが、その姿を見ているだけで安らげます。

羊が近くにいたので、羊毛に触れてみました。
思ったほど固くなかったです。(もっと固いものだと思っていた。)
指を差し込んでみると第二関節くらいまで埋まりました。
体温と羊毛の保温効果で熱いかと思いましたが、まあそんなこともなく、考えてみれば生き物なんだからビックリするような熱さなら倒れているよな。
涼しい雲仙で快適に暮らしているようでした。
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岩戸山~座禅石眺望~

2011-09-05 13:25:27 | 南島原
絶景の眺望を楽しんでいただくために写真多めでいきます。
表紙の写真は岩戸山の座禅石側で一番高い所になります。

南には海水浴場と海につき出した島は「女島」です。
左側の山頂が平べったい山は愛宕山です。

北には岩戸山のもう1つの頂きがあります。
そちらの方が高いので、山頂というならばそちらでしょう。

同じ南でも少し西寄りの方向です。
向かいに見えるのが、「座禅石」です。
まわりに樹木もなく、そそり立った岩の上で強い海風に晒されるのは、精神修業にはもってこいだな。
(私は決してやりませんが。)
海を挟んだ向こう側に見えるのは天草です。
近いなー。

頂きには、大智禅師と首が無くなった石仏があります。
キリシタン全盛か、明治の廃仏毀釈の時にでも落とされたかな。
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