島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

キショウブ

2013-05-10 13:32:17 | 植物





島原城のお堀を「何かないかな~。」と探して歩いていると黄色い花の一群を見つけました。
アヤメ科の多年草「キショウブ」です。
ハナショウブは、紫・青紫・赤紫・白・ピンクの花色をした日本古来の花ですが、この「キショウブ」は日本にはなかった黄色い花が珍しいものとして明治時代にヨーロッパから輸入されたものです。
庭などに植えられているほか、水辺に野生化しているものも多いです。
ショウブに似た葉を持ち、黄色い花を咲かせるので、この名前がつきました。
日本のアヤメ属のうち、カキツバタ等の5種類が絶滅危惧種に指定されています。
それら絶滅危惧種の遺伝的撹乱のおそれがあるために、環境省は「要注意外来生物」の一種として、分布拡大の警戒を呼びかけています。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 島原城の石垣修復 | トップ | ハルジオン »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
見分け (ジージ)
2013-05-11 06:20:14
カーキさん こんばんは
菖蒲やアヤメ、カキツバタは見分けがつけにくいですね。
でも日本古来の5種が、絶滅危惧種に指定されているとは知りませんでした。
ダッチアイリス、ジャーマンアイリスなども見分け難いですね。
キショウブをドイツのサイトで調べたら、植物分布体形を崩す恐れのある
植物に指定されているようです。
きれいなんですけれどね~
返信する
ごめんなさい。 (カーキ)
2013-05-25 08:19:56
ジージ様
コメントありがとうございます。
そして、コメント公開が遅くなってしまい、誠に申し訳ございません。
公開したつもりで、すっかり気付き遅れました。

「綺麗な花には刺がある」の言葉通り、ただ美しいだけではない、何か困ったことが表裏一体でくっついてくるのは自然界の鉄則でしょうか?w
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

植物」カテゴリの最新記事