島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

茶屋(本陣)跡

2016-01-09 12:00:31 | 歴史・史跡
島原半島のものではありません。
実家に帰省していた時に撮影してきました。(なかなかブログのネタを集めに行く事が出来ないもので。)

私個人的に時津の有名なものを3つ挙げろと言われた時に「鯖くさらかし岩、茶屋、時津まんじゅう」を挙げると思います。
時津まんじゅうは食べ物ですし、農産物などは巨峰が有名だったりもしますが、子供の頃の認識はそんなものでした。
鯖くさらかし岩は、2015年1月23日の記事で紹介済みです。
残った「茶屋(本陣)跡」をご紹介します。
現在時津町のメインストリートとなっている国道206号線は後の時代に出来たもので、一本裏に入った狭い道が長崎から大村湾へ抜ける時津街道として昔は栄えていました。
その街道の脇にこの「茶屋」は建っています。(時津町役場のすぐ近くです。)
「時津は船待ちの港として神功皇后外征ゆかりの伝説を持つ古い港町です。
 殊に元亀二年(1571年)長崎開港後には長崎奉行、学者、文人の往来をはじめ、中国・オランダ交易品の上方、関西方面送りなど大変栄えたところです。その本陣として寛永十年(1633年)市場南に建立されたのが茶屋(本陣)のはじまりです。
 その後茶屋(本陣)は我国の外交内政の激動期すなわち徳川幕末に近い文化十四年(1817年)大村藩主の命によって高谷正蔵が旧時津街道に沿うこの地に建てて諸大名、幕府役人の休憩、宿泊にあてたところです。」時津町教育委員会
うろ覚えで確証はないが、確か“門”はその当時のまま残されているとかで、平成七年に町の指定文化財になっています。
小学生の時に地元を学習する時間が今でもあると思うのですが、「鯖くさらかし岩」と「茶屋」だけは絶対に出てきていました。
コメント
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