島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

ミドリヒョウモン

2013-07-13 14:24:13 | 昆虫
日本全土で見られるタテハチョウ科の仲間「ミドリヒョウモン」です。
一番ふつうに見られる大型のヒョウモンチョウです。
特徴は、後ろ翅の裏(写真に写っている面)が草色の地に銀白色の帯が3本入っていることで、他のヒョウモンチョウ類と見分けることが出来ます。
草原性のヒョウモンチョウが多いなか、この種はやや森林性で、林縁でよく見かけます。
5月下旬から6月上旬より出現し、しばらく活動しますが、夏も盛りをむかえると飛翔する姿をまったく見なくなります。(「夏眠(かみん)」と言われる行動です。)
秋になって涼しくなると活動を再開し、雌は産卵を行います。
卵または1令幼虫で越冬します。
幼虫の食草は、各種のスミレ類です。
調べてみると、結構面白い昆虫でした。
コメント (2)
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