島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

キッチン火山学

2010-09-04 14:24:58 | 雑談・その他
8月27日のブログに「今晩、これから用事があるので」と書いた用事の部分です。
実はこの時、キッチン火山学で有名な秋田大学の林先生が島原に来島されておりました。
そこでジオパーク事務局の計らいで、子供たちを対象に火山関係のイベントを行っている施設の管理者向けに、キッチン火山実験の実演講習が行われました。
今後当センターで実施するかも知れませんし、著作等関係するかも知れませんので、詳細は伏せさせていただきます。
が、その実験の一部写真を掲載致します。
まず、表紙の写真ですが、“山体崩壊”の実験です。
これは眉山崩壊の説明にも使えそうです。
キッチン火山学では山を作るのによくココアの粉を用いていますが、この実験ではある程度の湿り気がないとうまく崩壊しないそうで、園芸用の土を使っていました。
表面にはきな粉を降りかけており、これは崩れる際に出来る断層を確認するためです。
(この崩壊実験には肝となるある種が隠されていますが、それは内緒です。)

次にビジュアル的にも楽しそうな“噴火・噴煙”の実験です。
ただ、この実験を行うには準備も後片づけも大変そうでした。

最後に“降下火山灰“の実験です。
イベントの実験としては難しそうですが、夏休みの自由研究には向いている実験でした。
後片づけすれば何回も実験できるので、条件などを変えて色々できそうな気がしました。
2時間ほどの時間しかなく、実験を中心に行ったため、あまり授業内容を聞けなかったのは残念でしたが、それでも内容の濃い充実した講習でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする