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録音されたその空間を再生するヘッドフォン - HA-SZ2000/1000 JVCケンウッド #livebeat

2013-04-25 23:43:50 | 音楽

アイティメディア社が主催したブロガーイベントでJVCケンウッド社の5月下旬発売のヘッドフォン、HA-SZ2000およびHA-SZ1000の視聴をするタッチアンドトライに参加した。なかなか特徴的な作りの製品だったので面白い経験ができた。ちなみにこれがイベント会場である。

詳しい内容は各ニュースサイトの記事で確認することができる。

ちなみにこちらが今回の二機種である。正直かなりの迫力がある。(つまりデカイ)

このヘッドフォンの特長は「原音探求」のために採用した「ライブビートシステム」に尽きる。上記の記事にもあるように、「従来であればスピーカーに採用されていた技術」を使って豊かな低音と全音域における解像度を出す、というものだ。言い換えれば、あたかもライブ会場に行った時に感じる腹に響くような低音と一つ一つの楽器、和音を構成する一つ一つの音を聞き分けられるように感じられるということを目指したということである。各ブロガーに2つのヘッドフォンが視聴できるように机の上に置いてあった。

結論から言えば、かなり特徴的なコンセプトの製品に仕上がったという印象を受けた。具体的には、アコースティック楽器を使ったライブ録音やそれに近しいトラックダウンが施された楽曲、特にライブ録音のジャズ、クラッシック、各種ライブ・コンサートの録音でのその再現性は圧倒的である。

今回比較用として、v-moda crossfade M-100を持っていったのだが、その性格の違いが全くの真逆であるということを思い知ることとなった。私が普段聞いているのは、クラブ・ミュージックである。後は、80s - 90sのR&Bなどである。つまりこれらは、エコーが多少かかっていることはあっても基本は楽器の音がそのまま入っており、視聴者のオーディオシステムから出て初めて完成する様な音作りがなされている。つまり、多少音が悪いオーディオシステムでもそこそこいい音になるように調整してあるのである。

一方、HA-SZ2000/1000にこの様な楽曲ははっきり言うと合わない。「ライブビートシステム」とは空気感を含めて録音されてた音をその迫力をそのままに再生する装置なのである。よって、ライブ録音されたジャズは演奏者の演奏が目の前でされているかの様な臨場感を感じる。アコースティック楽器を使ったライブ録音もの、ノラ・ジョーンズなどを聴くと、ギターの持っている豊かな低音がそのまま伝わってくる。

M-100もそこそこいい音でなっていると思っていたが、低音が貧弱に聞こえた。また、目の前に演奏者がいる感じというスケール感を感じられずミニチュア・セットから音がなっている様に感じた。

ちなみに、このヘッドフォンはモバイル用として企画、製品化されたそうである。大きさについては各人の判断に委ねたいと思う。(事実ブロガーみんなの第一印象は「でかい」という印象であった。)しかし、以下の2点を理由に家使いを提案したい。第一は、ポータブルアンプ(通称ポタアン)が必要なこと。もう一つは、筐体がプラスティックであることである。

このヘッドフォンのインピーダンスは16Ωである。iPhone / iPodなどは32Ωであればそこそこ音がなるのだが、このインピーダンスのせいもあり内蔵のアンプでは迫力のある音は出ないと思っていい。また、プラスティックの筐体は力がかかると粘りがなくヒビが入る。かなり慎重に扱う人なら大丈夫だろうが持ち歩きは意外と事故がつきものである。実際、Shure SRH940を持ち歩いて壊しているのでこの点の考慮は必要だ。

あと、今回試せなかったのだが、このヘッドフォンをテレビ番組、BD/DVDで映画を見る時に使うのは良さそうだ。実は、M-100もSRH940もけっこうキラキラしてしまい嘘っぽさが出てしまうタイプである。HA-SZ2000/1000の場合、その場面ごとの音場をそのまま伝えてくれるという性質がうまく活かされるのではないかと思っている。

私個人は、商品の企画意図とは離れた印象を持ってしまった。JVCケンウッドの丸の内ショールーム春のヘッドフォン祭り2013などで発売に先行した視聴も企画しているらしい。是非とも試すのをお勧めする。ただ、ボンボンと鳴る訳ではない「豊かな低音」と目の前にいるかのような「解像度」を味わうべきだろう。

最後に言い忘れたがHA-SZ2000と1000の違いである。カタログスペックほどの違いといってしまえばその通りなのだが、音の厚みの違いにモロ出てしまっている。どちらを選ぶかはそれこそ、自分が聞きたい楽曲・音にもよるところが大きいのでこれも是非実際に視聴して決めるべきだろう。

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