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レガシー・エンジニア(hsato)の日記です

Vista, Ubuntuデュアルブート

2010-07-11 05:51:57 | Ubuntu
結論は、

1.Microsoft Windows VistaのWindowsブートマネージャ(BCD[ブート構成データ]ストア)
2.Vista上で動作するGRUB4DOS
3.Ubuntu 10.04のGRUB

の順番でブートマネージャを3つ経由させることにした。

0.主な流れ

taka8aru: WindowsのブートローダーでLinuxとデュアルブートする方法 - Ubuntu 9.10, Grub 2の場合

を参考にした。どうやら1台目のハードディスクのMBRはいじらない方が懸命らしい。

1.ブート構成データ

bcdeditでVista/Windows Server 2008のブートOSメニューを変更する- @IT

boot.iniファイルを編集するという前のやり方の方がスマートだと思うのだが、bcdedit(管理者権限)でひとつずつコマンドを打つというやり方になる。

最終的には以下の様に設定した。

----- CUT HERE -----
C:\Windows\system32>bcdedit

Windows ブート マネージャ
--------------------------------
identifier {bootmgr}
device partition=C:
description Windows Boot Manager
locale ja-JP
inherit {globalsettings}
default {default}
displayorder {default}
{current}
toolsdisplayorder {memdiag}
timeout 10

リアル モード ブート セクタ
--------------------------------
identifier {default}
device partition=C:
path \grldr.mbr
description grub4dos

Windows ブート ローダー
--------------------------------
identifier {current}
device partition=C:
path \Windows\system32\winload.exe
description Microsoft Windows Vista
locale ja-JP
inherit {bootloadersettings}
recoverysequence {572bcd55-ffa7-11d9-aae2-0007e994107d}
recoveryenabled Yes
osdevice partition=C:
systemroot \Windows
resumeobject {efa8f729-a0fb-11db-87b6-0016d302c383}
nx OptIn

C:\Windows\system32>
----- CUT HERE -----

2.GRUB4DOS

GRUB4DOSをダウンロードします。アーカイブの中の"grldr"、"grldr.mbr"を"C:\"にコピーしておきます。

また、"C:\menu.lst"というテキストファイルを以下の様にします。"root (hd1,0)"とは、BIOSから見て2番目のハードディスクの1番目のパーティションという意味です。GRUBの場所を指定します。

今回の場合は、Ubuntu 10.04のあるパーティションにGRUBが残っていましたので、それを呼び出すという意味になります。

----- CUT HERE -----
timeout 10
default 0

title Linux
root (hd1,0)
kernel /boot/grub/core.img
----- CUT HERE -----

また、書式については以下を参考にしました。

c.f.

Grub4dos Guide - Configuration File Entries

3.その他

penguin's HP : Super Grub Disk でブートローダ修復 - livedoor Blog(ブログ)

Ubuntu 10.04のライブCDやSuper Grub Diskはデュアルブート環境を作った人は常備しておくと良い。何かと助けになった。

しかし、各ブートマネージャ、GRUBともコマンドが異なっている。"setup"コマンドが無いなど検索したものと使い勝手が違っていた。

さらに、Ubuntuからは、"grub-install"というコマンドが使えるとあるが、今回の事例では全く意味が無かった。

これらの作業にはトータルで6時間ぐらいかかっているが、いろいろな知見を得ることができた。勉強できたことに感謝である。

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