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【自己アセンション】 ヒマラヤ聖者(42) マスターたちとの感動の宴

2012-05-28 10:35:40 | 【自己アセンション2】 ヒマラヤ聖者

ヒマラヤ聖者の生活探究 第一巻 第二十一章 愛こそ至高の力・天使の聖歌隊 P186~190

翌日の正午前に、調査隊員全部が到着した。午後の時間はお互いのノートを比較するのに費やし厳密に調べ合った。その晩ノートの照合がすむと、すぐに宿所に来て夕食を共にするよう勧められたので行ってみると、男女子供と合わせて約三百人もの人が集まって長い宴会用テーブルを前にして坐っている。

端のテーブルの一つにわたしたちの席が空けられていたので、そこに坐ると自分達の坐っている側を除いては、室内を全部見渡すことができた。テーブルには全部奇麗な白リンネルがかぶせられ、正式の宴会の時のように陶磁器や銀器が置かれている。しかしホールには薄暗い光がともっているだけであった。

かれこれ二十分も坐っていると場内はシーンと静まり返り、やがて一瞬の中に青白い光が室一杯に漲(みなぎ)り、次第に強くなり、やがて部屋全体に輝き渡り、室内のすべてが、数千もの巧みに隠された電灯に次々とスイッチを入れて遂に全部点灯したかの様に、煌々と輝き満ちている。

しかし実は、この村には電灯など一つもなかったのである。光がついてからも沈黙は約十五分ほど続いた。すると突然、霧のようなものが現れ、それがかたまり出し、前の晩エミール師の母堂が現れる時に聞こえた翼の羽音と、柔らかいシュッという音がすると、霧は消えて、そこにはエミール師の母君と他に十一人の人(九名は男、二名は女)が現れて立っていた。

その場の燦爛(さんらん)たる美しさは、もはや言葉のよく尽くしうる処ではない。・・・この人達は翼もないのに、天使の一隊のように忽然と現れ出たのである、と言っても決して誇張ではない。この方々は暫くはじっとそこに立ったままだった。会衆一同、頭を下げてじっとしているとすぐに歌声が聞こえてきた。

しかし声の主は見えない。今までに天楽という言葉は聞いたことはあるが、実際にそれを体験したのはこの夜が初めてである。わたしたちの身体が少し宙に浮いた。この音楽がだんだん終わりに近づく頃、この方々は自席に歩いて行かれた。その時ことさらに静かに歩こうとしているのでもないのに、その歩みに少しも音の立たないのにわたしたちは気づいた。

やがて十二名の方々がそれぞれの席に着くと、又もや先程と同じ霧が現れ、晴れたかと思うと又十二名の人達が現れてそこに立った。今度は十一人の男と一人の婦人で、その中にわたしたちの記録係の友人(チャンダー・セン)もまじっている。彼らがしばらくそこに立っていると、再び歌声が湧き起こった。歌が終わりかけると、やはり少しも音を立てずにそれぞれの席に歩みを運んでいった。

彼らが席に着いたかと思うと、三たび霧が部屋に満ちて、やがてそれが晴れると、今度はホールのずっと端に十三名の人が現れた。真中の方は十代の美しい少女のように見える。ここに現れた女の方達は皆美人ではあるが、この真中の女性がズバ抜けて美しい。彼らも暫く頭を下げたまま立っていた。又もや音楽が起こり、暫く楽の音が漂っていると、今度は聖歌隊の合唱が始まった。

わたしたちは起立した。楽の音はうねるが如くに進む。何かしら不思議な形態のものが数千も動き廻り、声を合わして斉唱しているのが見えるような気がする。歌には一つとして悲しい調子の繰り返しもなく、短調もなく、すべてが魂からおのずと湧き出る歓びの調べであり、聞く者の魂にふれ、ふれた魂をいやが上にも高めて、遂には地上はるかに天(あま)駆ける心持ちに誘(いざな)うのであった。歌がやむと、この方々もそれぞれの席に行って着席した。

中心人物の婦人が、両方にやはり婦人を一人ずつ従えてわたしたちのテーブルに進んできた時、わたしたちの目は全く彼女に釘付けにされた。彼女がわたしたちのテーブルの上席に腰を下すと、その左側に皿が静かに重ねられた。光が暫くの間弱くなる。これらの三十七人全部が、その周りにはさきに目も眩む思いのした光と同じ光が放射している。一方、主賓の頭上には際立って美しい光の輪が浮かんでいる。

ところが一座の中で、これらの情景にひどく感動しているのはわたしたちだけで、他の人達はさも当り前のような様子である。皆が着席しても、沈黙は暫くの間続いた。やがて先に出現して来られた十三名の人々のリードのもとに、室内の人達によっていっせいに悦びにみちた歌が流れるが如くに歌われ出した。それがすむと、わたしたちのテーブルの上席の婦人が立っておもむろに手を差しのべると、その手の上に約二吋平方、長さ約十四吋の小さなパンが一本現われた。

例の三十六名の人達が一人一人出て来て、彼女の手から同じようなパンを次々と一本ずつ受け取って各食卓に渡し、各人にパンを切って渡した。わたしたちのテーブルの婦人もパンを一人一人に切って渡した。パンを渡し終えると、彼女は、「キリストは皆さんの中に、又すべての人の中に住み給う。皆さんの身体は清く、完く、若く、常に美しくて、神性であります。

神は皆さんを、まさしく神自らに似せ給うて創り給い、ありとしあらゆるものを統(す)べしめ給う。あなた方自身は、常に父にして母なる神のいたく喜び給うキリスト=神の子=神の独り子であります。清く、完く、神心にして尊く、神と一体にして、善のみであります
」というのであった。会衆一同にパンが行き渡ると、彼女は着席した。

彼女の前に置かれているパンは、これだけの人数に切って渡した後も、依然として長さも大きさももとのままである。式がすむと、大きな蓋のついたいくつもの食器に入った食べ物が現われ始めた。それは姿なき何者かが持参してきたかの如く、この貴婦人の前に忽然として出現したのである。やおら彼女は蓋を取ってかたわらに置き、それから配り始めた。食器に料理をよそうと、それが自然に廻されて行く。

先ず最初に右側の婦人、次に左側の婦人に廻され、次々と配られて一同にたっぷりと行き渡ったのである。→(43)に続く


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