軸と軸受け

最近のことでもなんでもないのですが、ふと思い出したことを書いてみます。
よく、
「鳥は非常に理にかなった流線型」
「ロボットのお手本は生物」
みたいな、「技術の目指す先は自然のもの」的言い方があります。
私は自然のことはあまり知らないのですが、確かに生物や自然のしくみには「よくできてるなあ」と感心してしまうようなことが多々あります。

ところがいつだったかに受けた生物の授業で、
「軸を中心に回転運動する、という機構は自然界には無い」
ということを言っておられた先生がいて、なんだか妙にうれしい気分になりました。

私の好きな車や機械はそれこそ軸と軸受けのカタマリです。
軸と軸受けを使った回転運動なしにはほほとんどの機械が成立しないでしょう。
自然界に存在しない、つまり神様が思いつかなかったしくみを、先人は知恵を絞って発明したのです。
自然界に存在しないってことは、お手本が無いってこと。まさに偉業ですね。

ベアリング、鑑賞にも堪えうる美しさ！