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立冬が過ぎて、初冬の季節となりました。朝晩が厳しく冷え込む日もあり、秋過ぎて冬を感じる時期となりました。11月26日の日曜日、新宿御苑を経由して、神宮外苑絵画館前のイチョウ並木の黄葉を見に出かけました。
新宿御苑は、新宿口から入場しますが、千駄ヶ谷口から出れば、絵画館前までちょっと歩けば行けるので、両方を楽しむことができます。そこで、小学3年生の娘と二人で散歩を兼ねて季節を楽しみました。
新宿口の近くに、下の画像のようなモミジバスズカケノキの巨木があります。この子が、よちよち歩きの頃からずーと見守ってくれているような木です。
雑木の茶色の紅葉も、捨て難く綺麗だと私は思っています。ざわざわと、風に揺れながら舞い落ちてくる枯れ葉の風情を、この子は喜んでいました。実は、私も葉っぱの一生の最期の舞を、その趣を味わうのが好きです。
イロハモミジも美しく色づいていました。その下の白い小さな花は、お茶の木の花です。娘は匂いを嗅いでいましたが、私には感じませんでした。
ダイエーで買ってきた昼食を、休憩所で食べました。こうしたロケーションで食べる食べ物は、とても美味しく感じます。
タムケヤマ(手向山))の紅葉が見ごろでした。・・・マカエデの園芸品種。枝は曲がりくねりながら枝垂れる。別名のべニシダレ。春の新葉は紅色、夏は緑色、晩秋に再び紅葉する。葉は掌状に7~9深裂し、縁には欠刻状の鋸歯がある。
その色合いの美しさから、私はこの時期の新宿御苑で、このタムケヤマの紅葉に出会うのを楽しみにしています。
新宿御苑の千駄ヶ谷口から出て、東京体育館の横を歩き、建設中の国立競技場を見ながら、いちょう祭りの会場まで歩きました。様々な店舗が開設されています。私たちは、イチョウ並木を見る前に、牡蠣焼と八ヶ岳スモークと銘打った鶏とフランクフルトと豚肉をローストした物を買い、広場で食べました。娘は、いずれも「美味しい」と言いながら食べていました。
このイチョウ並木の黄葉の最盛期、かつてよりも時期が遅くなりました。地球温暖化のせいでしょう。ただ、この並木の黄葉を期待している方は多いように感じます。行きかう人たちから、「綺麗!」の言葉が頻繁に聞き取れます。
上の子どもたちが小さかった時、イチョウの落ち葉を集めて掛け合って遊んだことを思い出します。また、サツマイモ焼の屋台を見かけると、だいぶ古いことになりますが、ちょっと家庭環境が複雑な教え子が、熱々のお芋を楽しそうにほおばっている姿を発見したことを思い出して、目頭が熱くなります。
四季の変化に富んだ日本に住む私たちは、折々の自然の美しさを楽しむことができます。その季節になると、出会いたいと思う風景や植物を思い描くことができる人は幸せです。様々な行事は、そうした四季の変化を楽しみ、健康と平和を願って行われます。自然の豊かさと、人々の願いが融合した豊かな日本の生活を楽しんでください。