「マッキーのつれづれ日記」

進学教室の主宰が、豊富な経験を基に、教育や受験必勝法を伝授。また、時事問題・趣味の山登り・美術鑑賞などについて綴る。

マッキーの『四季を楽しむ』:新宿御苑 菊花壇展

2019年11月06日 | 四季の植物と風景

 11月4日(月)、文化の日の振替休日でしたので、散歩に出かけました。文化の日は、全国統一小学生テストを教室で実施したために、休日返上で仕事をしました。都内は、紅葉には少し早い時期です。けれども、毎年行われ私自身も楽しみにしている、新宿御苑の菊花壇展が始まっていましたので、散歩がてら出かけました。

 新宿門の入り口は、とても混んでいました。外人の観光客も目立ちました。多くの方が、この菊花壇展を楽しみにしていることが分かります。外人観光客にとって、春の桜鑑賞も良いのですが、秋の菊と紅葉鑑賞も思い出深い経験となるはずです。春を楽しむことは、世界的に一般的ですが、日本人のように秋をこよなく愛する民族は、そう多くはないと思われます。日本人の特性を表す風習です。それは日本人が農耕民族であり、収穫が終了し一息入れることのできる時期だからでしょうか。また、木々の紅葉が素晴らしくなる気候条件があることも重要でしょう。秋を視覚で楽しむだけではなく、聴覚で虫の音を楽しみ、味覚で秋を味わう楽しみも魅惑的です。



 日本に園芸品種の菊が渡来したのは、奈良時代末から平安時代の初期といわれています。その後、室町・江戸時代と発達を遂げ、明治元年に菊が皇室の紋章に定められたそうです。明治37年より新宿御苑で菊の栽培が始まり、昭和4年から観菊会も御苑で行われるようになりました。様々な菊を鑑賞できますが、その栽培の手間を考えると、その苦労も感じてしまいます。





上の菊は、江戸菊花壇です。下の画像は、大作り花壇です。大作りの菊は、一株の菊から数百輪の花を半円形に整然と仕立てて咲かせる技法です。どれだけ手間がかかっているのでしょうか。





上の画像は、嵯峨菊です。京都の嵯峨地方で発達した菊で、細長い花びらがまっすぐ立ち上がって咲きます。





 上の画像は、管物菊花壇です。筒状に伸びた花びらが放射状に咲く大輪菊で、糸菊とも呼ばれています。下の画像は、肥後菊花壇です。肥後菊は、古くから肥後地方で作られた一重咲きの古典菊で、主に武士の精神修養として発達しました。後ろのよしずと相まって、私自身は好きな菊です。





 上の画像と下の画像は、大菊花壇に咲いている色合いが美しく、また全体の花が揃って咲く美しさを鑑賞する花壇です。大菊は、菊の代表的な品種で、花びらが花の中央を包み込むように丸く咲くのが特徴です。

 毎年この菊花壇展を鑑賞することを恒例としている私ですが、秋も深まってきたことを実感する催しです。下旬になれば、イチョウも黄葉して見ごたえある秋の彩りを楽しめるでしょう。





 菊の花だけではなく、下の画像のようにツワブキの黄色い花、ケイトウの赤い花、そして時期外れの秋咲きのコブクザクラが咲いていました。新宿御苑は、外人の観光地としても人気だそうで、多くの外人が散歩しています。日本の美しい公園を楽しんでほしいと願っています。

 秋を代表する花である菊が、秋の七草に入っていないのも不思議です。職人と呼んでも良い人たちが、丹精込めて育てた変化に富んだ菊の世界を、秋の季節を感じながら楽しむ喜びを今年も味わうことができました。







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