「マッキーのつれづれ日記」

進学教室の主宰が、豊富な経験を基に、教育や受験必勝法を伝授。また、時事問題・趣味の山登り・美術鑑賞などについて綴る。

マッキーが教える国語…ことわざ・慣用句(1)…今春の中学入試問題にチャレンジ(5)

2008年09月10日 | 学習指導法
私のブログで、「中学入試問題の算数」を、家庭において親子で楽しんで解いてもらいたいと思い、たびたび取り上げています。

結構興味深い問題でなおかつクイズ的で、楽しめる問題だと思うのですが、ブログを気軽に読みたい方は、真剣に数字を追っていると、頭が痛くなってくるという方もいらっしゃるようです。

「中学入試問題の算数」は、大人にとっても、頭脳を活性化する『頭の体操』になると思うのですが「苦手なものは、とにかく苦手なんだという方に、これから時々別の科目でチャレンジしてもらおうと思います。

年を取っても、子供のように“好奇心旺盛”“チャレンジ精神”を失わないようにしたいものです。



そこで、今春の中学入試問題に出た国語の知識分野から、“家族で楽しめる問題”をピックアップして、皆さんに挑戦してもらおうと思います。

生徒にとっては、読解力がなくとも、知識欲と少し努力をすれば、国語の知識分野を得意分野に変えることができます

では、前書きはその位にしておいて、早速“国語知識分野バトル”を始めましょう。


Tea Break



【問題その1】

獨協中学校【2】

次の□には共通のことばが入ります。それぞれ漢字一字で答えなさい。

① □の根を止める。 □をのむ。 □をこらす。

② □が出る。 □がにぶる。 □が棒になる。

③ □を失う。 □をなす。 □わけする。



【問題その2】

芝浦工業大学中学校【4】

次の語句について、空欄に適切な身体の一部を表すことばをひらがなで書き入れ、その意味として適切なものを後の解答群から選び、記号で答えなさい。

A □塩にかける
B □が滑る
C □を巻く
D □を落とす
E □が出る

ア 言ってはいけないことをつい言ってしまう
イ 元気をなくし気力を失ってしまう
ウ 驚きあきれ感心して言葉も出ない
エ 予算を超過して赤字となる
オ いろいろ世話をして養育する


【問題その3】

共立女子中学校【2】…(注)一部問題を変えてあります。

次の□には漢数字が入ります。1~4のそれぞれ四つの□に入る漢数字を考えて、その漢数字の合計を、数字でそれぞれ求めなさい。

1.□の足を踏む  □つ子の魂百まで  一寸の虫にも□分の魂  石の上にも□年

2.早起きは□文の得  七転び□起き  □聞は一見にしかず  一を聞いて□を知る

3.なくて□癖  仏の顔も□度  人を呪わば穴□つ  □階から目薬

4.桃栗□年柿八年  □度目の正直  □死に一生を得る  □人寄れば文殊の知恵


Tea Break



皆さんは、慣用的な表現(慣用句)には、特に人の体を使うものが多いことに、お気づきでしょう。
また、ことわざには、漢数字を使うものも多くあります。
今回は、そうしたことわざ、慣用句の中学入試問題です。


【問題その1・解答】

① (息)の根を止める。 (息)をのむ。 (息)をこらす。…よって答えは、息。
② (足)が出る。 (足)がにぶる。 (足)が棒になる。…答えは、足。
③ (色)を失う。 (色)をなす。 (色)わけする。…答えは、色。


【問題その2・解答】

A(て)塩にかける…オ  
B(くち)が滑る…ア  
C(した)を巻く…ウ  
D(かた)を落とす…イ  
E(あし)が出る…エ


【問題その3・解答】

1.(二)の足を踏む、(三)つ子の魂百まで、一寸の虫にも(五)分の魂、石の上にも(三)年
よって答えは、2+3+5+3=13
2.早起きは(三)文の得、七転び(八)起き、(百)聞は一見にしかず、一を聞いて(十)を知る
よって答えは、3+8+100+10=121
3.なくて(七)癖、仏の顔も(三)度、人を呪わば穴(二)つ、(二)階から目薬
よって答えは、7+3+2+2=14
4.桃栗(三)年柿八年、(三)度目の正直、(九)死に一生を得る、(三)人寄れば文殊の知恵
よって答えは、3+3+9+3=18


Tea Break



どうですか、出来ましたか

算数の問題は、大人でも紙と鉛筆を用意して、真剣に解かないと解答にたどり着けないのですが、国語の知識分野は、通勤の電車の中でも解答できるのが良いですね。

日頃、家庭の中で“ことわざ・慣用句・三字四字熟語・故事成語”などを会話に使ったり、話題にすることは、子供の言葉を豊富にするのに効果的です。

こうした言葉は、国語の学習の中で、知識分野として学ぶより、
“生きた言葉として日常生活の中で覚えていくこと”
が、より大切なことです。

家庭で、保護者の方が日頃こうした語句を使って子供に話しかけることは、
子供の語彙を豊富にするだけではなく、
長い間に培われた人々の知恵を子供に伝える

ことにもなります。




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1 コメント

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すごーい (mireiyu)
2010-02-20 20:02:36
すごいすごいです私ぜんぜんわかりませんでした
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