4月28日 朝日新聞26ページ、書評欄より。
企画制作・朝日新聞社広告局
企画協力・博報堂
『危機に立つ日本』大川隆法 著
◆国難打破から未来創造へ
昨年度の衆院選で、自民党や民主党よりも多くの候補者を立て、突然政治に参加した幸福実現党。なぜ、宗教法人が急に政党を立ち上げたのか。そのやむにやまれぬ理由が、日本を思う熱い思いが、本書を読むと伝わってくる。
それは、戦後60年、たまりにたまあった「平和ぼけ」と、自由より平等を求める「左寄りの風潮」への警鐘である。
本書における著者の現状分析は、さほど過激なものではない。が、その論理を組み上げてゆくと、外交においても、経済においても、この国がいかに危ういポジションにあるかが明確になる。アメリカ頼み、国連頼みで、北朝鮮の核ミサイルや中国の軍事力巨大化に対抗できるのか?「コンクリート」に象徴されるインフラ整備から、バラマキによる個人や産業の保護政策への切り替えは、大きな政府と増税を招くだけではないのか?
再び長期不況に陥り、かつ自国の安全保障もままならないとすれば、日本が次の覇権国の属国と化す危険性は現実のものとなる。その国難が、著者には前から見えていたのだ。
企画制作・朝日新聞社広告局
企画協力・博報堂
『危機に立つ日本』大川隆法 著
◆国難打破から未来創造へ
昨年度の衆院選で、自民党や民主党よりも多くの候補者を立て、突然政治に参加した幸福実現党。なぜ、宗教法人が急に政党を立ち上げたのか。そのやむにやまれぬ理由が、日本を思う熱い思いが、本書を読むと伝わってくる。
それは、戦後60年、たまりにたまあった「平和ぼけ」と、自由より平等を求める「左寄りの風潮」への警鐘である。
本書における著者の現状分析は、さほど過激なものではない。が、その論理を組み上げてゆくと、外交においても、経済においても、この国がいかに危ういポジションにあるかが明確になる。アメリカ頼み、国連頼みで、北朝鮮の核ミサイルや中国の軍事力巨大化に対抗できるのか?「コンクリート」に象徴されるインフラ整備から、バラマキによる個人や産業の保護政策への切り替えは、大きな政府と増税を招くだけではないのか?
再び長期不況に陥り、かつ自国の安全保障もままならないとすれば、日本が次の覇権国の属国と化す危険性は現実のものとなる。その国難が、著者には前から見えていたのだ。