保存鉄道車両巡りの旅2

鉄道車両の静態保存車を紹介するブログです。

【台湾】嘉義縣 蒜頭糖廠の車両たち(その1)

2015-06-05 14:17:00 | 台湾

場所:台湾 嘉義縣六脚郷工廠村一号 蒜頭糖廠
保存車両:多数
(2015年4月20日訪問)

台湾中部の蒜頭糖廠で保存されている車両たちです。蒜頭糖廠はサトウキビを加工する製糖工場でしたが現在は操業を停止し、工場見学や工場内のナローゲージ(762mm)を見学出来る観光施設になっています。


368蒸気機関車です。1948(昭和23)年にベルギーで製造され、製品輸送や工場内の入換で使用されました。自重16tのC型タンク式機関車で、1977(昭和52)年まで使用されたそうです。


910ディーゼル機関車です。1957(昭和32)年にアメリカで製造され、1990(平成2)年まで使用されました。3軸ロッド無しの下回りで、自重16tです。


蒜頭糖廠ではナローゲージ(五分車)の動態保存も行われており、画像中央と左側の列車は動態保存(遊覧列車)編成です。
なお「五分車」とは台湾語で762mm軌間を意味し、国際標準軌間の1435mmの約半分であることからこのように呼ばれています。


人車と思われる青い客車です。かつては動態保存に使用されていたのかもしれませんが、今は使用されている様子は無く荒れています。


遊覧列車乗車中に撮影した画像は、手すりが映り込んでいるものがあります。
2軸の有蓋車が多数留置されています。製品輸送に使われたのでしょうか。

(その2)へ続く

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