場所:札幌市厚別区厚別町小野幌50-1 北海道開拓の村
保存車両:下夕張森林鉄道10tDL、同5tDL、同運材台車、モーターカー(いずれも無番号)
(2013年9月18日訪問)
札幌市にある北海道開拓の村に保存されている車両たちです。
車庫に収められていますが、この車庫は置戸町にあったものを再現し建築されたものです。広い敷地の奥地にあり、さながら現役の森林鉄道のような雰囲気です。
この機関車は昭和31年に酒井工作所で製造された10tディーゼル機関車です。当初は上芦別で活躍していましたがその後大夕張地区に移り、昭和41年の廃線まで活躍しました。
箱型車体にボギー式の台車、前面のデッキ状の台枠など独特の形態です。
こちらは野村組工作所で昭和25年に製造された5tDLです。
典型的な2軸スイッチャーといった形態ですが、野村組工作所の車両は全国でも貴重な存在だそうです。
手前に見える木材の下には運材台車が2つあり、札幌営林署S2型とされています。
後部の3枚窓が面白い形態です。まさに機能優先の働く機関車です。
詳細は不明ですが、巡回・保線用のモーターカーです。本来はアーチ状の骨組みの上に幌が鰍ゥっていたようです。
これらの車両は、車庫内に保存されている事もあり状態は非常に良好です。しかし車庫内が狭いため全体を撮影する事は困難です。全て北海道開拓の村の敷地内にあり、休館日や開場時間以外は見学出来ません。
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