保存鉄道車両巡りの旅2

鉄道車両の静態保存車を紹介するブログです。

上砂川町 炭鉱館のナローゲージ保存車

2013-09-11 22:34:00 | 空知(北海道)


場所:上砂川町上砂川22 かみすながわ炭鉱館
保存車両:電気機関車A16、鉱車827、同833、バッテリーロコ(無番号)
(2013年9月11日訪問)

上砂川町のかみすながわ炭鉱館の敷地で保存されている車両です。三井芦別炭鉱(上砂川町)の坑内軌道で使われていた車両かと思われます。


「電気機関車(トロリーロコ)」と紹介されていますが、有線電車と呼ばれる事もあるようです。
狭い坑内へ入るためか全高が非常に低いのが特徴です。実測でレール面からパンタグラフ先端まで2m程しかありませんでしたが、2mもあれば頭にぶつかって感電する事も無いという考えなのでしょうか。
運転席はありますが、後述するバテロコと同じように座ると上半身が車体からはみ出します。


バッテリーロコ(蓄電池式機関車、バテロコ)と炭車です。
バテロコは車体が一部切り欠かれている部分が運転席であり、腰から上が車体の上に出る感じで座ります。鉄道車両というよりアントなどの貨車移動機械そのものです。
炭車はごく平凡な形態です。番号がレタリングされていますが現役当時からあったのかは分かりません。


車両は屋根の下に保存されています。全て軌間610mmのナローゲージです。


近くには炭鉱で使われた機械も保存されています。

これらの車両は炭鉱館建物横の敷地にありますが、現在でも自由に見学出来ます。ただし冬期は大量の積雪のため近づく事が出来ません。

2024年4月10日 現存を確認


深川市一已 個人宅のヨ

2012-09-30 19:10:00 | 空知(北海道)


場所:深川市一已町一已
保存車両:ヨ3500またはヨ5000(番号不明)
(2012年11月22日訪問)

深川市の国道233号線沿いに保存されている車両です。個人宅につき番地は伏せさせて頂きます。
足回りは無く車体のみです。大事に活用されているようで、窓からレースのカーテンが見えます。


車体はおそらく錆止め塗料そのままの灰色、屋根は赤茶です。塗装は違えど車体自体はよく原形を保っています。

2024年3月18日 現存を確認


由仁町 川端駅裏のスハフ44たち

2011-09-17 00:43:00 | 空知(北海道)

場所:由仁町川端1110-8 JR川端駅裏(ユニトピア川端パークゴルフ場跡)
保存車両:スハフ44-11、スハフ44-27
(2011年9月16日訪問)

JR石勝線川端駅の裏に整備されたパークゴルフ場で保存されている客車です。
JR化後に復活した「C62ニセコ号」に使用された客車です。C62-3引退後にこの場所へ置かれました。


レストハウスや受付棟として使用されていました。
室内には立ち入れなかったため、どっちが何号車かは分かりません。車掌室窓がユニットサッシになっているのが分かるでしょうか?少なくともC62ニセコ号時代には改造されていました。


こんな位置関係。左の線路は現役の石勝線です。客車はこの地に来て2回塗装されています。

2枚目、3枚目画像からも分かると思いますが、ゴルフコースには草が生い茂りとてもパークゴルフが出来る状況ではありません。2010年頃に廃業したようです。


1枚目画像の客車の窓に貼られているこれ。何と丸ごと売りに出されています(業者への連絡先は画像を加工し伏せています)。
施設の売れ行きに関わらず、この客車たちの存続が危うくなってきました。引き続きの保存されることを願いますが、予断を許さない状態かと思います。


(この画像のみ2013年8月7日撮影)
パークゴルフ場は2011年以降全く活用されていないようで、ウッドデッキは腐って穴が開いています。2011年当時の画像と比べると、木製の柵の荒廃も分かるかと思います。
未だに買い手が付かず建物もモルタルが剥がれるなど老朽化していますので、客車の保存や再活用もかなり難しいと思われます。


(この画像のみ2015年6月25日撮影)
客車手前のウッドデッキは、人為的なものなのか老朽化からなのか粉砕していました。売却中を示す張り紙は剥がれたのかありませんでした。売るのを諦めたのかもしれません。

2019年6月26日 現存を確認

栗山町 栗山公園の夕張鉄道21

2011-06-13 19:52:00 | 空知(北海道)


場所:栗山町桜丘2丁目 栗山公園
保存車両:夕張鉄道21
(2011年6月13日訪問)

栗山町の公園に保存されているSLです。夕張鉄道で石炭の運搬に活躍しました。前面に、夕張鉄道の独自装備であるスノープロウ上下シリンダが付いています。


この21号機は、国鉄9600の設計を流用して自社発注されたカマです。国鉄とはわずかに寸法や性能が違うようですが、見た目はほとんど変わりません。


機関車は屋根付きで大切に保存されています。

2024年8月7日 現存を確認


岩見沢市 みなみ公園のD51とC57

2011-06-12 18:47:00 | 空知(北海道)


場所:岩見沢市9条東2丁目 みなみ公園
保存車両:D51-47、C57-144
(2011年6月12日訪問)

岩見沢市の中心部、国道12号線沿いに保存されている機関車です。


休日のため子供たちが遊んでいます。機関車は、屋根が設けられ大変綺麗な状態です。


D51と縦列駐車するように置かれているC57。


D51-47とC57-144は、どちらも岩見沢機関区で活躍したカマです。ゆかりのある土地で綺麗に保存されるのは嬉しいことです。
冬期はシートで覆われるため見学は出来ません。

2024年8月8日 現存を確認