お坊様が来られるというので
その喫茶店でしばらく待っていたが
諦めて店を出ると向こうから
黒染めの法衣を着た異相の雰囲気
多分あの方だ！と思い近寄り
声をかけるとやはりそうだった
また店に戻り、お話をさせてもらった
比叡山のお坊様だそうだ
まるで比叡の山奥からニョキッと出てきた風貌
無駄をすべて削ぎ取ったようなお顔
いい顔をされている
その方によると、宮島には不思議な力があるそうだ
その方は今本を書かれているとかで
筆が止まり困っていたら宮島に行けと言うお告げがあって
宮島に来たというお話だったと思う
なんでも１日、１０００回般若心経を唱えることもあるそうだ
足元を見ると野山を歩くような大きな草履？！
荒行をやっている雰囲気が漂う
私が今から読もうとしている本があったので
「理趣経」を出したら、このお経は特別なものです
なんだかこの本を読む前にいいことを聞いたような気がして
気持ちが崇高な本へ向かう、そんな気持ちになった
待ち合わせている人が来られたので名刺を渡して別れた
２日経った今でもあのお坊様がおられるような気がする
もう１軒の喫茶店があるのでそこに寄った
いつも１月の広島男子駅伝でお世話になっているところだ
ここでは曹洞宗の禅のお坊様に会った
なんだかここ最近よくお坊様に会う
京都の大徳寺のお坊様、茅ケ崎の明典さん、そして
今回の比叡のお坊様、曹洞宗のお坊様
総じていうと、みなさんユッタリしたところがある
我々と違い、毎日お経を読んだり修業をされているから
そういう雰囲気が漂うのだろうねえ
私の目の前には思いもしないものが
現れ始めたような気がする
ワクワクウキウキ
