お城、時には真田。

お城や真田ゆかりの地を訪ねる旅。たまに美術館も巡ります

金沢 日帰り旅行②

2020年12月19日 | 国内旅行

金沢城の続きになります。

さすが石垣の博物館と言われるだけありますね。

重要文化財、三十間長屋。なぜ皆やたら長い建物なんだろうか。

玉泉院丸庭園の石垣。色紙短冊積みというらしいです。

まるでモザイクアートですね。

令和二年7月に完成したばかりの鼠多門。黒い海鼠漆喰がシブイ!

この木橋は鼠多門橋。尾山神社に繋がっています。

鼠多門橋周辺の石垣。土手にあるのはお堀に廻らされる鉢巻き石垣です。

道路の幅からすると相当広いお堀だったのがわかります。

 

金沢城公園内には他にもいろんな種類の石垣があります。

30分弱の見学時間では全然足りませんね。

再建された櫓も全部見られなかったし、いつかリベンジ訪問したいです。

 

このあと尾山神社に参拝し、ひがし茶屋街を散策しました。

(写真は撮ったのですが人出が多過ぎてアップできません

夕暮れの金沢駅鼓門で締め。ここにも雪吊りが。

 

駆け足でしたが、行きたい所に行けたし、美味しい物も食べて充実した旅になりました。

次回は絶対泊りで泉鏡花ゆかりの地巡りもしたい。

その為にも早くコロナが収束してほしいものです。

 

さて、次はいつの更新になるやら・・


金沢 日帰り旅行①

2020年12月19日 | 国内旅行

お久しぶりです。

2月以来なので10か月振りでしょうか

 

今年はコロナ禍で県外にはほとんど出掛けられませんでした。

ただ、状況が今ほどひどくなかった11月中旬に、日帰りで石川県金沢市に行くことができました。

 

群馬からは新幹線で2時間15分。

金沢駅で昼食を済ませ、まず兼六園へ向かいました。

兼六園で一番有名な霞ヶ池と徽軫灯籠(ことじとうろう)。

唐崎松(からさきまつ)の雪吊り。雪の重みで松の枝が折れないようにする為だそうです。

常緑樹が多い兼六園の中でこの通りは紅葉が見事でした。

食事処・三芳庵から見た瓢池(ひさごいけ)

憂き世を忘れる美しい風景。

兼六園を出ると金沢城、石川門。数少ない城郭遺構。

石川門の石垣。右は切石積み、左は粗加工石積み。

同じ場所で違う積み方をしている珍しい例。

右から菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓。平成13年完成の復元建物。迫力あります。

復元された橋爪門近くのお堀。北国特有の海鼠壁が美しい。

 

その②に続く。


白河小峰城

2020年02月03日 | お城

お久しぶりです。

2020年もすっかり明けましたね(笑)

今年もぼちぼちお城など巡っていこうと思います。

 

さて、2019年の暮れに福島県白河市にある「小峰城」に行ってきました。

NHKの某お城の番組で一目惚れ。

やっと念願が叶いました。

 

群馬から白河市は新幹線で片道1時間半ほどで行けるので今回は日帰り旅行です。

東北新幹線で新白河に着いたら東北本線に乗り換え白河で降ります。

駅から小峰城は徒歩5分程で、この近さだと駅も郭内だったらしく石垣の痕跡がありました。

城跡は「城山公園」として整備されていて、正式には「小峰城跡」と呼ばれています。

この景色だけでも期待が高まります。

櫓へと続く「清水門跡」。本丸を囲む石垣にまず驚かされます。

10mはありそうな高石垣。初代白河藩城主の丹羽長重が整備したそうです。

さすが、江戸時代初期の城はどこに行っても石垣が素晴らしい

このカーブも芸術的だなぁ

「三重櫓」と「前御門」が見えてきました。

当時の絵図を元に忠実に復元されただけあって、どこから見ても美しい三重櫓。

白河城にはいわゆる天守がなかったので、櫓とは言え実質は天守だったそうです。

最上階はかなり狭くて、一度に上れる人数が5名までに制限されていました。

「おとめ桜」(左の木)から見ると櫓が傾いて見えます。

まるでトリックアート!?

「おとめ桜」は築城時に人柱にされた家臣の娘の霊を鎮める為に植えられたそうです。

戊辰戦争の激戦地だった稲荷山の杉を櫓の復元部材として使用した際に弾痕がいくつも発見されたそうです。

小峰城は戊辰戦争で焼失してしまっただけに、歴史の巡り合わせってあるんだなと思わされました。

「桜之門跡」。御殿に通じる門で、階段は藩主専用の通路だったようです。

真冬の空気がこの城跡にとても似合いますね。

櫓を見に来たはずなのに、このアングルが一番気に入ってます。

白河駅のホームから見た小峰城。こんなに駅チカの城跡は中々ないですよ

 

櫓と石垣は東日本大震災で甚大な被害を受けたそうですが、ほぼ修理は終わっていました。

震災から8年でここまで復興出来たのは、このお城が地元の方々に愛されてるからでしょうね。

 

今回は公園が定休日で「白河集古苑」などが見れらませんでした。

白河ラーメンもとても美味しかったですし、全ての修復が終わったらまた訪れたいです。


青森市観光

2019年10月28日 | 国内旅行

2日目は弘前から奥羽本線で青森駅に向かい、そこで青い森鉄道に乗り換え、浅虫温泉に泊まりました。

3日目は青森市を観光。

浅虫温泉から青森駅は20分。駅前から5分ほど歩くと青森港です。

青函連絡船「八甲田丸」

引退した今はメモリアルシップとして内部が公開されています。

向こうに見えるのは北海道。津軽海峡です。

ここで初めて本州の端まで来たことを実感。

空と海の色がとても濃い気がします。

津軽海峡冬景色歌碑。人が通ると自動的にあの歌が流れます。

誰かしら常にいたみたいで、BGMはずっと石川さゆり(笑)

「ねぶたの家 ワ・ラッセ」というねぶた博物館が駅前にあり、今年のねぶたが展示されています。

画面で見るのと実際見るのは大違いで、迫力と繊細な色使いに感動しました。

 

青森駅からバスで30分弱くらいで着いたでしょうか。

青森県立美術館。郊外の緑豊かな丘にあります。

シャガールが描いたバレエ「アレコ」の背景画4作を2021年3月まで展示しています。

他にも津軽出身の作家の作品を多数常設展示しており、特に工藤甲人の日本画が幻想的で気に入りました。

奈良美智作「あおもりけん」なんと高さ8m!

悲しげな顔がとてもかわいい。大人気の撮影OKスポットです。

場所がわかりづらいので係の人に聞きまくってしまった

 

余裕があれば近くの三内丸山遺跡にも行きたかったのですが、じっくり見すぎて時間切れ。

美術館から新青森駅行きのバスに乗り、再び「はやぶさ号」で帰路に着きました。

 

青森県は見所も多く食べ物も美味しいので充実した旅になりました。

次行くとすれば、桜が咲く時期に弘前城に行ってみたいですね。


弘前城

2019年10月27日 | お城

城ファンならご存知の通り、弘前城は平成26年から10年間大規模な石垣修理期間に入っています。

天守と赤い橋と桜のコラボは見られませんが、曳屋された天守が間近で見られるのも今だけです。

 

弘前2日目。午前9時頃に弘前城公園につきました。

追手門。弘前城の正面玄関。

塀に沿って造られた立派な土塁にテンションが上がります。

 南内門(ミナミウチモン)

追手門から植物園を右手に進み、杉の大橋を渡ると現れます。

そしてこの先が曳屋前の本丸があった場所ですが、修理中なので写真は撮りませんでした

比較的石垣が少ない弘前城址。その中でも目を引いたもの。

本丸入り口にあります。亀の石と言われているらしい。

弘前城天守。1810年築城。

焼失した天守の代用として建てたので「御三階櫓」と言われていました。

屋根瓦は大雪に強い銅で出来ています。

城の背後に見えるのは津軽の名峰岩木山。少々雲が被ってますが

本丸から岩木山のベストショットが拝めます。本当にいい眺めでした!

藩主の津軽氏も、毎日この山を見れらる場所に建てたかったんでしょうね。

公園内のあちこちに土塁があります。

この他にもたくさん撮ったけど、みんな似てるので1枚だけ(笑)

未申櫓。他に辰巳櫓と丑寅櫓が現存しています。

公園内に市民会館と博物館が建っていて、そこの駐車場に残っていた土塁。

桜のトンネルを通り、ここまで来ると公園内をほぼ一周したことになります。

北門までは行かなかったので1時間半くらいで回れたかな。

最後に「藤田記念庭園」にある大正浪漫喫茶室でアップルパイを食べました

 

現存天守ということで訪れた弘前城ですが、実際は櫓、濠、石垣、土塁がほぼ当時のままで残っているのに大変驚きました。

特にさまざまな形の土塁が見られたのが一番楽しかったです。

桜の名所として有名ですが、城郭遺構としても見応えがあるので城好きには四季を問わず楽しめますよ