ねこなんて大っ嫌い

ってずっと思ってたのに。
死にそうな子ねことの出会いが生きる力を与えてくれました。
バツ2でも結構幸せにやってます!

娘の富士山初登頂

2017-08-11 05:55:55 | 雑記
本日、施行されてから2度目の山の日ですね。折角ですから、先日娘が富士山に初登頂してきた時の写真をご覧頂こうと思います。
※長い記事になってしまいましたので、お時間のある時にご覧くださいませ

登山経験など皆無の娘が、いきなり「まま!富士山に登ってくるね!」と言い出したのは出発する2~3週間程前だったでしょうか。
「え?富士山って、あの富士山?」と、素っ頓狂な質問をしてしまった愚母なあたくし。だってぇ~その辺の公園にでも行くみたいに言うから~

どうやら地元の登山好きの仲間は、数年前から毎年登頂していたようです。今年は急に欠員が出たらしく、それで娘に声が掛かったようでした。誘う理由が安易やわ~。乗っかる方も乗っかる方やわ~。

いやいやいや~、富士山舐めちゃダメですよ。TVで何度も見てますよ。初登頂で「二度と登りたくない」って言って死にそうになってた人。一緒に行ってくれる方たちの足引っ張るんじゃないの~?

出発して最初に送られてきた写真です。
初っ端から暗雲垂れこめまくりですねー

え?え?これはどうだろ。視界とか大丈夫ですか~?と
直ぐさま下山を促したくなりましたよ

いつもドピンカン晴れ女の娘には珍しい雨天。

持って行った合羽も雨がしみ込んでずぶ濡れになったようでした。元々運動は好きじゃなくて、どこに行くにも車を使う人ですから、体力が無いのでは・・・と、そこが一番心配でした。

でもね、考えてみたらこの2年、付き合っていた彼が建設会社を立ち上げるのに深くかかわっていた娘は、財務経理、事務の仕事をしながら、現場にも出ていたんですよね、結構な頻度で。

フォークリフトの免許も取って、こういう仕事をすることで、自然と身体が鍛えられていたんですね。

モノ作りが好きな私の血を引いたのか、こういう仕事は楽しくて仕方ないと言い、一日も早く覚えたいからと朝から晩まで一生懸命働いていたようでした。

でも、そんな生活はつい先日、終わりました。仕事と恋を一緒にするとこういうことになるっていう典型でしたね。
「別れたくない。でも、それが無理なら、仕事だけでも続けて貰えないだろうか・・・」と懇願する彼を振り切ったのですから、自らが選んだ道です。振り切るには振り切るだけの理由もありました。

そんな折の富士山登頂のお誘いでした。ですからね、ちょっと運命的なものも感じました。恋も仕事もリセットするには、恰好の機会ではなかろうかと。

「ご来光、拝んでくるよ!そんで、心機一転、新しい生活を元気一杯で始めるよ!!」

まだまだ心に負った傷が癒えているようには見えませんが、それが例えカラ元気であっても、娘自身がそう言うのならば、笑顔で送り出すしかありませんね、愚母ですけど、一応母ですから。

そうそう、この杖ね、「初登頂だから、記念にこれ、買った方が良いよ!」と先輩に言われ出発地点の5合目で買ったのだそうです。
山小屋がある度に、記念のスタンプを押して貰えるっていうのがあって(有料ですよ)それも楽しみの一つだったと。ところがね、下から二番目、空いているところがあるでしょ?

そこの山小屋では「今日は雨天で、押すとスタンプが傷むから押さない」と言われたのだと。「これ、全部揃わなきゃ意味が無いじゃないですかー。じゃぁ、スタンプ作るのに幾らかかるんですか?え?5万6千円?じゃぁ、それ、払います。そしたらみんなのにも押して貰えますか?」とかな~り頑張ったようですが、結局けんもほろろに断られたのだそうです。そもそも5万6千円、持ってなかったらしいですよ~。みんなに貸してね!山降りたらすぐ返すからね!ってあーたー。

「大体ね、あの山小屋のオーナーも店員さんも、接客態度がなってないの。一生に一度しか来れない人だっているかもしれないんだよ。一生に一度の思い出だよ。登山客には外人さんも沢山いてさ、外人さん達もガッカリしてたよ。あの人たちが日本に悪印象を持ったとしたら、あの山小屋の人たちのせいだよ。同じ日本人として恥ずかしいよ。断ることは仕方ないとしても、申し訳ないっていう態度はしなきゃダメだよ。仕事なんだから真摯に行って欲しいよ」

余程悔しかったのでしょうね。大ブーイングでした。因みに、この後ろに写っている方は、とっても優しくて愛想の良かった山小屋のおじさんだそうです。満面笑みで写真撮影させて貰ってます。

これまで色んな仕事を経験してきた娘ですが、同じ仕事をずっと続けられないことに、少なからずコンプレックスを感じていたようです。

でも、34歳になった今、ようやくそれがコンプレックスではなく、これからやろうとしていることに、きっと役立ってくれると信じ始めています。

沢山の仕事に就いてきたということは、広く浅くではありますが、沢山のことを学べた・・・ということでもあります。

自分が信じる道を、自分の足でしっかりと踏みしめながら歩いて行けば、きっと大丈夫。

この写真はね、一眼レフで初めて撮った植物の写真。いつか「こんなに下手糞だったんだー」って笑い話にしたいから、重いけど富士山に持って行きます!と言ってカメラを担いで行きました。

頂上までは登れましたが、残念ながら、ご来光を拝むことは出来なかったそうです。

でもね、「どうだった?もう二度と行きたくない?」と聞いたら

「ぜんっぜ~ん!余裕でした~!ご来光見れなかったから、来年も登ることにした!」と。

「仕事の現場に比べたら、楽勝だったよ。今回4回目だったのりくんに、4回の内、今日の登山は何番目にきつかった?って聞いたら、今回が一番きつかったっんだって!雨があんなに酷く降らなかったら、もっともっと楽なんだってよー」どこまでもポジティブや~

どの写真を見ても、笑顔ばかりの娘。

こんなに楽しそうな笑顔ばかりの写真を見るのは、本当に久しぶりでした。

きっとこれからも、人生の岐路は幾度もやってくるでしょう。

こちらが正しいと思って進んでも、間違えることだってある筈。

間違えたと気付いたら、またそこからやり直せばいいんです。

大切なことは人生を「諦めないこと」

今も自分自身にも言い聞かせる言葉です。

あらほんと。富士山の頂上に登れたんですね、本当に。

ところがね、実は娘、一昨日から旅に出ました。9月1日から新しい仕事が始まるので、8月はやりたいことを全部やろうと思ったようです。2週間の予定で、足の向くまま気の向くまま、行きたいところへ行って来まーす!って。

少し前に車を買い替えたのですが、これまで乗っていた娘の車を、第二夫が乗りたいというので、岐阜まで届けに行くのです。最終目的地への届け予定が2週間先。殆んどが車中泊ですよ。もうね、頭可笑しいとしか思えませんが、本人がやりたいということを止める権利は誰にもありません。ただただ無事を祈ります。

今日のlineには「いつも心配だろうに、好きにさせてくれてありがとう。最高に幸せです」と、美味しそうな焼き鳥の写真と一緒にメッセージが入りました。

毎晩、今夜はここで寝てま~す!とグーグルマップで知らせてくれる約束です。万一連絡取れなくなったりしたら、警察にそれをちゃんと言ってね~!って、あーたー。

ま、あなたの幸せが私の幸せですからね。悔いの無いように楽しんできてね
2つのボタンをぽちっとして頂けると、と~っても嬉しゅうございます


  
ポチ、ありがとうございました~



最新の画像もっと見る

16 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (まぐろ)
2017-08-11 11:04:54
富士山のある県の私ですが・・窓から見えますけど、登った経験は なし・・
1つの恋の終わりで、また1つ 大人に成長した感じですね。
前を向いて歩く 娘さん。
こういう子ならママとしては、安心ですね。
次の仕事も きっと精力的にこなすんでしょうね。
若いって いいですね~~。
夢も希望も いっぱいある~~。
グッジョブ! (けけ)
2017-08-11 13:18:23
娘ちゃん、やるな~。( ̄▽ ̄)
ミニユンボ乗ってるじゃん。私も乗りた~い!
(実はうちのダンナも、建設会社勤務っつーか、会社やってます)

エライな、娘ちゃん。頑張れって応援したくなるよ。
私が娘ちゃんの歳には何してただろ?
主婦しながら遠距離通勤してたかな。その時は、それで満足だったらしいけど、
今思えば、もっといろんな事やりたかったな~。
今からでも出来なくはないけど、体力がもたんよ~。
ホント、娘ちゃん。若いうちに頑張れ~!(いや、歳食ってからも頑張れ~!)
良い経験ですね (しゃちくん)
2017-08-11 13:25:48
私も富士山登頂しましたが「もう二度と登らない」派ですね(笑)八合目を過ぎた辺りから頭が割れそうな痛みに襲われました(高山病です)
娘さん、バイタリティーあるし。建設職人って若くして独立するから側で協力してくれる理解者が居るって恵まれていたのにねぇ~
車中泊で気ままな旅?私とやることが似ているし^^
大丈夫!娘さんなら自分の道は自分で切り拓けるはずさ。
Unknown (小豆ママ)
2017-08-11 15:15:26
今朝 一番に拝見し 胸が熱くなりました
お嬢さま 自分で決めた道を歩み始めたんですね
ここまで辿り着くまでは 紆余曲折でしたでしょうが
さすが ままが育てたお嬢さまだけあって
自分をしっかり見つめて 結論を出したんですね
ままもお嬢さまも強い人だなと思います
今は岐阜に向かって旅を始めたんですか!
2週間後 また新しいお嬢さまに出会えますね
人生 経験したことに無駄なことは絶対にありません
全部 糧になり 今のお嬢さまがいるんですものね
9月から心機一転 頑張れ~
応援しています..
嬉しいご報告 ありがとうございます
わぁ~ (桜吹雪)
2017-08-11 16:43:08
「いつも心配だろうに、好きにさせてくれてありがとう。最高に幸せです」
なんて言える娘さん
本当に素敵~!素晴らしい!!
私も親に言っておけば良かった・・・
って思います( ;∀;)
自立して立派! (ろこ)
2017-08-11 17:58:40
こんにちは。
 胸がいっぱいになって読み終えました。
 何事にも一生懸命になる娘さんは、ポンママさんの姿と重なります。
 新しい自分と向き合うのにぴったりな日本一の山・富士登頂です。
 私は初めて登って二度と行きたくない過酷な山でした。胸突き八丁と言われる8合目で空気が薄くなって高山病になりかけました。
 娘さんは、名実ともに「一山」越えましたね。
 素敵な娘さんと、見守るポンままさんに乾杯!
 
 
Unknown (おかっぱ)
2017-08-11 18:10:36
流浪の旅とは、岐阜詣でだったんですね。
第2夫さんも、喜ぶでしょうね。
首を長ーくして、心配しながら待ってるのかな?
私も、以前富士へ挑戦する作戦を練ってて、
当時の職場の人々に全力で止められました。
「バカをいうな」つって、
ビンタされて止められました(爆)。
だから、諦めました(爆爆)!
そうだよね、山は諦めても、人生は諦めなければ、
必ず、どこかに道は続くもんね。
こんなおかっぱも、もう再起不能なほど、
凹んでポンコツになって、口癖が、
「私は、生ける屍だから」だった時期もあったけど、
今は、鶏ガラみたいだねって言われてるけど、
その時望んだモノは何一つ手にできなかったけど、
でも今、とっても幸せだよ。
どうせいつか、またナラクだろ?とか思ってるけど、
来るなら来い!と構えられるのは、辛かった事、
嫌だった事、悲しかった事、そういう経験の
おかげだからね。ってオオグチ叩いて、
実際来たら屍になるけどね、やっぱヘタレだからね(笑)。
まぁ、その繰り返しって事で。
でも、人生に無駄なんてない、おかっぱ、そう思う。
お姉ちゃん、新たな道を前を向いて、
自信もって、歩いて行ってください。
そして、今は道中、気を付けてね~。
まぐろさん♪ (ポンまま)
2017-08-11 23:21:36
まぐろさんのお宅の窓からは
富士山が見るんですね~。それは凄い!
もうね、昔から娘には驚かされることばかり。
でも、私は思い切ったことも出来ないし
娘の様な行動力も無いので、
娘のやることを見ていると
とても楽しくなってしまうのです。
まるで疑似体験してるみたいに。
色々ありましたけど、でももうきっと大丈夫です。
私の手を借りたいと思う時期は
大分前に終わってしまったような気がします。
親として、ちょっぴり寂しいですが、
あとは見守るだけですね(^-^ )
けけさん♪ (ポンまま)
2017-08-11 23:31:30
けけさんはフォークリフトを自由自在!ですもんねぇ。
私もそういうの、憧れる~。
旦那様もそうなんですね、建設会社をやってらっしゃる。
これまでそういう仕事に携わっている人が
身近にいなかったので、如何にあの仕事が過酷で
大変な仕事かってこと、私も初めて知りました。
命がけのお仕事ですものね、旦那様もどうかご無事で。
34歳といったら、私は丁度第二夫と再婚した頃でした。
二人の子育てで無我夢中だったから
あれをやりたいだのこれをやりたいだの
考える余裕もなかった時代だった~。
とにかくね、必死でしたよね~。
自分が職人気質だって気付いたのもつい最近。
若い頃には全然気付かなかったから
振り返っても仕方ないのかしら~って思っちゃう。
でもやっぱり、もっともっと色んなこと
やってみたかったですよねー。
娘にエールを送ってくださって、ありがとうございますm(_ _)m
あの人、褒められて伸びるタイプだから
きっとすごく喜びます!(*≧艸≦)
しゃちくん♪ (ポンまま)
2017-08-11 23:52:07
おぉ!しゃちくんも富士山登頂経験者なのですね。
あぁ、そう言えば、娘と同行されたご夫婦の奥様が
今回高山病の症状になられたみたいで
あれは怖いですよねー。
それでも何とか登頂は果たされたようですが
直ぐに下山されたと言っていました。
会社を立ち上げる諸手続きも、全て娘が一人でやったようです。
彼は現場で忙しくて、丸投げ状態だったみたい。
会計ソフトを購入して、その入力も
税理士さんとの交渉も、果ては銀行の融資の手続き・折衝まで
全て一人でやっていたので、
今頃、どうなっちゃってるんでしょうねー。
でも基本となるデータは、ExcelやWordで
これでもかっていうくらい、キチンと作ったから
後はそれを活用していけばいいだけ、大丈夫っしょって
言ってましたけど。笑
しゃちくんは男性だから余り心配なかったと思いますが
一応、娘は女性ですからねー。
34歳と言えども気ままな車中泊の旅は、やっぱり心配(#+_+)
ですね!きっと彼女は自分の道を
切り拓いていくのでしょうね。
温かいコメント、ありがとうございましたm(_ _)m

コメントを投稿