母かずえ やっと叶った面会

1月の終わり頃、母がお世話になっている特養からコロナ感染者が出たとの連絡が入りました。面会予定はすぐ目の前だったのに、あえなく中止。その後クラスター発生となりましたが、幸い母は罹患することなく無事でした。

3月半ばにようやく施設では平穏を取り戻したとのことで、面会再開のお知らせが。4月2日土曜日に面会に行って来ました。

ところが面会は透明ビニールを挟んで行われます。耳の遠い母と、直接話すと言うよりも、職員さんが母の耳元で私の言葉を大きな声で繰り返す･･･そんな感じになってしまいます。
それって、何とかならないのか？何か便利な道具があるんじゃないか？と思いました。補聴器や集音器などはこれまでも散々調べて来ました。そこで今回「老人施設 面会 耳が遠い 対策」で検索して、この商品を見付けました。その名も「対話くん」

とても小さくて軽い対話くん。マイクは方向を変えることも出来ます。あのお花見の日、Jちゃんに協力して貰い、試してみました。これまでの補聴器とは全然違う！声がクッキリハッキリ聞こえました。ONとOFFのスイッチの所で、3段階に音量が調節出来ます。最大の3にすると、耳が痛いくらい音が大きい。

お値段は22,000円と、決してお安くは無いですが、こちらの良心的なところは、使用してみて効果が無ければ返品してOKだということ。返品の際の送料がこちら持ちなのは当然でしょう。

耳の遠い母との暮らしは「常に大きな声で話さなければならない」ストレスがとても大きかった。あの頃にこの商品を知っていたなら、使いたかった～ ということで、今回はこの「対話くん」を持って、ワクワクしながら行って来ました。

この商品を作られる時、透明ビニールを挟んで･･･という場面を想定することは出来なかったのでしょうね～。イヤホンコードは1.5mしかないので、この場合少し短い。でもね、殆んどの会話が成立しましたよ。

お互いに、会った途端、泣いちゃった。

そして一緒に笑いました。

実は最初に「私、誰か分かる？」と聞いてみたんです。「うん、分かる」言うてましたけど、かずえさんは分かっていたらすぐに名前を言う人です。でもこれ以上の意地悪はしちゃいかんな、と思ったので自ら名乗りましたよ。

本当はこの日、電車やバスで一人で行くつもりでした。子供の面会は不可だったので、娘たちを誘うのはダメだなと思いましたので。

すると娘から「お婆ちゃんとは会えなくても、ままのこと送って行くよ」と言って来てくれました。

施設の方々の計らいで、母を廊下に連れて行ってくれ、こうしてサンバくんと娘も、母の顔を見ることが出来ました。母も「大きゅうなったねぇ」とサンバくんを見て喜んでくれました。

「対話くん」を使った母との会話を、宜しかったらご覧ください。
（1分28秒動画。私の声が大きい！母の小さな声も出ます、ご注意ください）

年老いた親が、耳が遠くて困っている方は大勢いらっしゃると思います。この商品を試してみよう･･･と思われた方は、是非お申込みなさってくださいね。電話でもネットでも、どちらからでも申し込めますよ。で、使ってみて効果が無ければ返品されたらいいと思います。（決してこの会社の回し者ではございません）笑

Jumpers（ジャンパーズ）株式会社の「対話くん」HPは　こちら

意思の疎通がどれだけ大切かということを、耳が遠くなってしまった母に、身をもって教わりました。今のところの予定では、毎月一度だけ10分間の面会が許可されそうです。それでも毎月会える訳ではありません。次兄が東京に住んでますので、面会の機会を独り占めすることは出来ませんから･･･ね。クソがっ！（こらこら、お口が過ぎますよ）笑

お嫁さんは良い人なんですけどね～。
ま、別にどっちでもいいけど。笑
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