ばばちゃんのおっちゃんの日本語の先生への道

日本語の先生になろうと一念発起いたしました。

その11

2016-05-22 11:52:42 | 8.ベトナム語独習
箸、端、橋
 上記は、ひらがなで書けば、全て、『はし』ですが、発音は異なります。しかし、その区別は、どこにも表示されていません。それが日本語学習者を悩ませる大きな問題の一つです。
 そして気が付きましたのが、ベトナム語の特殊な記号は、それらを、分かるようにする役目を果たしているのではないかということです。
 フランスの植民地になる前は、字喃(チュノム)という、漢字を基にした漢字もどきで表現されていましたが、フランス人宣教師が自分達に分かるようにアルファベットに変え、ややこしい発音を、正確に伝える為に特殊記号を創りだしたのではないかということです。 いわば、「同綴(異発音)異義語」とも言うのでしょうか・・・
 
 現実問題として、辞書をひく場合、それら特殊文字の優先順位が分かりませんので、時間が掛かります。また、初心者は、馴染まないので特殊文字を省いて、アルファベットだけで、見ようとしますので、直ぐ意味を取り違え誤解してしまいます。

 単語を覚える場合、たとえば同じようなものを集め、「箸、端、橋」のように、そこで、差を詳らかにして記憶してゆく方法が有ります。やっと、そういうやり方で調べられる、サイトが見つかりました。

『ベトナム旅行スケッチトラベル.』の越日・日越辞書で、「ベトナム語は声調記号なしでも検索できます。」と謳っています。
 http://www.sketch-travel.com/vietnam/dictionary/

 これを使いますと、似たような言葉を集めてくれますので、「同スペリング異義語」の勉強に使えます。これは、私の勉強を随分助けてくれると思います。

 しかし、ベトナム人にとってはどうなのでしょう、読むだけの場合は、声調記号なしでも、意味が取れるのでしょうか。漢字圏以外の方には、絵か記号にしか見えない漢字を、日本人は、いくら複雑に漢字が混じっていても読み取れますし、聞き取る場合も、アクセント等で、取り違えることは、殆ど有りません。

 まだベトナム語の書き取りの勉強はしていませんが、考えるだけでうんざりしてしまいます。


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