嘘・・・

嘘はなるべく言わないことにしています。

理由は簡単、嘘をついたからにはその嘘を忘れてはいけないからです。

忘れているとついうっかり嘘を自分でばらしてしまうことがあります。

ついた嘘をずっと覚えているのが面倒だから、嘘はつきたくありません。

でも、物事を円滑に進めるために嘘が必要な時もあります。

そんな時は死ぬまでその嘘を忘れない気で言うしかありません。

若いときはそれが可能なような気もしましたが、この歳になると難しいことです。

昨日の晩御飯に何を食べたかさえ忘れるのですから。

そんな訳でなおのこと嘘は言えません。

故意に伝えないことも嘘のうちに入るなら、去年の暮れにウソがばれました。

妻の実家に肺がん手術のことを伝えてなかったこと。

私がついうっかり口にしたので知られてしまいました。

心配をかけるのも嫌だったし、見舞いなど無駄な出費をしてもらうことも避けたかったのです。

結局、その思いを自分で壊してしまいました。

口にした嘘は覚えていやすいのですが、故意に伝えなかったことは忘れがちです。

故意に伝えないことは嘘に入るのか？

黙秘が虚偽ではないのなら、それは嘘ではないような気も・・・