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「ブログ人」終了なので引っ越してきました。

プロフェッショナル

2006-05-13 | テレビ番組
「プロジェクトX」の後継番組として鳴り物入りで放送開始したものの、主題歌が気に入らなくて見ていなかった「プロフェッショナル 仕事の流儀」(笑)。
でも、こないだの放送のゲストは加藤博義さんだったので見ました。

加藤さんは、日産自動車のテストドライバーで、R32以降のGT-Rや現行のZの開発にも携わっている方です。その評価能力の正確さから「神の手を持つ男」と呼ばれ、2003年にはテストドライバーとして初めて厚生労働省の「現代の名工」にも選ばれた人だそうです。
メーターを見ないでスピードが誤差1km/hでわかるとか、指3本で握ったハンドルの感触で性能評価するとか、こともなげにZをドリフトさせたりとかそういう話や映像が流れていました。でも、GT-Rの性能評価で訪れたニュルブルクリンクサーキットで思いっきり鼻っ柱をへし折られた経験の話や、アメリカから突きつけられた無理難題にも、緊迫はしているんだけど切羽詰ることがないどころか、ジョークを飛ばして余裕綽々のような表情をして取り組んでいる様子が流れるなどなかなか面白かったです。でも、自動車メーカーのトップシークレット中のトップシークレットの現場の映像なだけに、モザイクだらけだったけど(笑)。

加藤さんの存在を知ったのは、ZやGT-R方面からではなく、実は「グランツーリスモ(以下「GT」)」方面からでした。GT4を持っている人なら知っていると思うけど、添付の「レファレンスガイド」にニュルについてのコラムを寄稿しているほか、別冊の「THE BIBLE」には「グランツーリスモ」シリーズとの関わりについても書かれていました。実際のクルマとのギャップが違うとか、子供に負けたくないという理由で、自動車もののゲームを敬遠していた加藤さんが仲間に勧められてGTをやってみたところ、その出来のよさにビックリ。でも、GT-Rの挙動がR32もR33も同じなのを不満に思って、何とGTの開発スタッフをテストコースに招待してGT-Rの乗り比べをしてもらったようです(゜o゜)。

だから、GTの話も出てくるかなぁと思ったけど、さすがにそこまでは出てこなかったのだけど、ニュルを駆けるZの空撮映像、どこかで見たことあるなぁと思ったら、GT4のエンディングで使われている映像でした(笑)。しかも、そのZをドライブしているのがどうやら加藤さんご本人らしいと思わせるような車中の映像もあったりして、見てよかったと思います。

【追記】
加藤さんの愛車として紹介されていたGT-R。オーテックが出していたカスタムカーの「SKYLINE GT-R 40th ANNIVERSARY AUTECH VERSION」っぽいですね。
「プロフェッショナル」サイト内「プロフェッショナルの道具」では、カールツァイス製のバックミラーや自分で焼きを入れたシフトノブなど自分の好きなものをそろえて人を驚かせているとしているのに対し、自動車そのものは「何の変哲もない車」と紹介されていたけど、車そのものが驚きます(笑)。
#そもそも、この世代のGT-Rって、2ドアしかないのに…。


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