百休庵便り

市井の民にて畏れ多くも百休と称せし者ここにありて稀に浮びくる些細浮薄なる思ひ浅学非才不届千万支離滅裂顧みず吐露するもの也

佐渡裕さん指揮「第9」を聴いてきました~ 兵庫芸術文化センター管弦楽団at 赤穂市文化会館

2017-09-11 12:13:23 | 日記
  

 ここは つい先日まで 赤穂岬 とばかり思っていた、赤穂御崎に建つ、大石内蔵助さんの
旅立ちの像 です。

H29.9.9(土)、赤穂に着き ちょっと時間がありましたから、ガキの頃から聞いてはいたものの行ったことがなく、目的地のすぐ近くでもあり 寄ってみたのです。ここから望む瀬戸内海は、岡山県の どの場所からでもの景色とは、かなり見劣りするものでしたが、赤穂ならではの、この像だけは 別格、存在感抜群 でありました。

目的は これ ↓ です。クラシック音楽のシーズンは、9月をもって始まるのだそうでありますが、佐渡裕さんが芸術監督を務められる「兵庫芸術文化センター管弦楽団(略称 PAC)」さんの オープニングコンサートが赤穂市文化会館であったのです。ベートーベンさんの「第9」は ほとんど好きでない オイラにしましたら、ダイクと言えば 断然 ドヴォルザークさんの「第9番」。「第8番」も 負けず、めっちゃ素晴らしいですが、いつ聴いても やたら泣けてくるのは 9番のほうでして、あらゆる交響曲の中で オイラが一等好きなんは これやなぁと 思わざるを得ない状況を呈する楽曲となってます。 

     

     

やはり 泣けてくるのです。特に 第1楽章の中盤以降、そして 第2楽章全般。オイラは、佐渡裕さんの演奏、聴くのは初めてです。テレビで拝見するのより 細く スラッとしてて 背は高く カッコ好かったです。で、歯切れは 今ひとつといった感でしたが、メリハリは充分ある演奏でした。

楽団員さんは、全体的に えらい若いし、2/3 以上おられたのではないかと思うのですが、女性の多いのには、そして外人さん(主として白人さん)が多いのには ビックリです。今回、スペシャル・ゲスト・プレーヤーとして 7名さんが加わっておられますが、やはり その方々が目立っておられたのかなぁ と、そこまで聴き分けられる耳を持ってる訳ではないですが、そのように感じられたです。特に コントラバスの河原泰則さん、ティンパニの ミヒャエル・ヴラダーさん ですか・・・。

来て良かったです。やはり ナマ は違います。舞台の上の オーケストラさんのとこから、何とも気色いい 生きた けぶりのようなものが ワァーーっと立ち起り、あたりに拡散してゆくサマ・・・・何とも好い この上ない感覚であります。好かったです。もちろん何度も「ブラボー!!!」と スタンディング・オーベーションしたは 云うまでもないことです。


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