お手伝い

　8月二ばんめの赤ちゃんが誕生されたTさんからおてつだいの依頼がありました。ご夫婦ともにご実家が遠方なので退院なさってから10日間、私たちがうかがうことになりました。
　2歳半のおねえちゃまは、おかあさんの入院中はお父さんとお留守番でした。何とこの間に指しゃぶりがなくなり、おむつが取れてしまったのです。お父さんは無頓着に近い状態であっけなくオムツはずしに成功してしまったようです。

　ピンポンとチャイムを鳴らすと、おねえちゃまはにこにこ迎えてくれます。
生まれたばかりの弟君のおむつ換えのときは
　「はい、おむつよ」
と、おかあさんに手渡しするお手伝いが出来るのです。

　「おばちゃんお掃除するんだけど掃除機はどこかな？」
と、たずねると
　「こっちよ」
と、案内してくれるしっかり者のおねえちゃま。

　でも、いつもそういうわけにはいきません。赤ちゃんが泣いてぐずるときに限って甘えたくなるのです。それじゃあと赤ちゃんはおばちゃんが抱っこします。そして、おねえちゃまはおかあさんのお膝の上にお座りをして本を読んでもらったり、ぎゅっとだきしめてもらいます。
　「どこまで甘やかすか、厳しくするかが難しくて」
おかあさんの悩みは尽きません。古い昔の子育てのお話は役には立たないかも知れないけれど気休めにはなるかな。とおしゃべりします。

　色んなお話をしながら晩御飯作りのお手伝い。
　「こんな味でいいのかしら」
と、お味見をお願いすると
　「美味しいです」の言葉にほっとして、嬉しいのです。

　時間があるときは三輪車で公園に行きます。ほんのひと時でも外の空気に触れて
少しは気晴らしになったかしらね。みいちゃん楽しかったわおばちゃんも。
　あ・り・が・と

　10日間もあっという間に終わりました。
　「またお会いしましょうね。ほっと・すぺーすにも遊びに来てちょうだい」
少し寂しい気持ちになってお家を後にしました。

　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「ベビーマッサージ」講習会のお知らせ
9月12日（土曜日）10：00～11；30
ひろば鵠沼「ほっと・すぺーす」於いて
詳しくは前回のブログをご覧下さい。
お問い合わせ先：0466－29－9822