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表参道スワマエ商店街会長のひとり愚痴

“学校Ⅳ 十五才”上映!

2015年03月14日 | 諏訪商店街振興組合のこと

3月13日午後6時より“元気がいちばん(映画会)学校Ⅳ 十五才”を皆様と共に鑑賞させていただきました。今回もたくさんの方にお集まりいただき、感謝のひとことです。

第1回の“浪速の恋の寅次郎”そして“寅次郎夕焼け小焼け”“たそがれ清兵衛”吉村英夫先生の講演を挟んで“家族”“学校Ⅲ”“学校Ⅳ 十五才”と山田洋次監督の感動のラスト作品6点を上映いたしました。

上映後、少しお時間を頂戴して、1回目からお手伝いいただいている北勢地域若者サポートステーションの皆さんに並んでいただき、感謝の拍手を送らせていただきました。皆さんよくお手伝いいただきました。ありがとうございました。

早速、Tさんから感想が届いています。

 山田監督は実に心の優しいお方ですね。どんな時にも相手を見下すということがありません。人間は失敗や過ちを繰り返すのが常ですが、決して切り捨てず諦めない。どの作品でも、悩める人、弱い立場にいる人々の気持ちに寄り添っています。

この「学校Ⅳ 十五才」はそんな監督の真摯な心を感じ取って、率直に自分の気持ちを語ってくれた不登校の子供たちをはじめ、数多くの人々の協力によって出来上がった作品なのですね。

作品では主人公の大介がヒッチハイクを続けていく過程で出会い世話になる(最後はついに世話をしてあげることになるが)人物像が、大変面白く描かれていました。

① 常識的で少し上から目線の引越センターの小父さん・・・笹野高史

② 元、チョイ悪少年だった、話せる兄貴と云った感じのトラック運転手・・・赤井英和

③ 夫とは別れ、痴呆気味の老母、引きこもり続けている息子、明るく健気な中学生の娘との4人暮らしを支える心優しい頑張り屋の女性ドライバー・・・麻実れい

④ 目的地である屋久島で出会い、一緒に縄文杉を見るため同行し、生きる意味への良きアドバイスをしてくれたお姉さん・・・高田聖子

⑤ 老い行く姿を通して、大介に“大人になるとは、どういうことか”を教えてくれた元シベリア抑留兵の老人・・・丹波哲郎

①から⑤へと旅を続けていくうち、まるで昔話の「わらしべ長者」の様にどんどん得るものがずっしり大きく(心が成長)なっていきます。

映画(ドラマ)では完結(ハッピーエンド)しなければならないので、主人公は再び登校することになりますが、現実の不登校児たちには、このような短期間での、文字通り劇的な“立ち直り”はとても とても とても難しいのです。

それでも、イエ、それだからこそ監督は映画を通して、彼ら、彼女ら、そして家族らにエールを送り続けているのですね。



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