花の四日市スワマエ商店街

表参道スワマエ商店街会長のひとり愚痴

諏訪栄商店街の火災

2007年09月18日 | おいらの商店街
9月16日夜10時過ぎ、一号線のほうで消防サイレンの音が聞こえた。
そして、千賀ちゃんから電話が入る。
「商店街が火事やけど、たいしたことなさそう・・」
いちど出かけてみようかなぐらいに思っていると、今度は結城さんから電話。
「Kさんの裏から火が出ている。大変なことになっている」
あわてて携帯をポケットに押し込み自転車に乗り、急いだ。
1番街まで行くと、アーケードの中は煙で何も見えない。あちこちに消防車。
店の前まで自転車をこぐ。顔見知りの人ばかりだ。振興組合の西口さんが川原町から駆けつけてくれていた。
見上げると、大きな火の粉と煙が当店の屋上に降りかかっている。
「鉄筋だから大丈夫」自分に言い聞かせる。
やがて電気が消え暗闇になる。ボン!という音。
進入禁止テープの範囲が広げられる。「さがってくださーい。消火活動の障害になります。さがって」
状況が心配なのでうろうろしていると、近くのスルメさんが店に引き込んでくれた。これで近くから状況を確認できる。店内はローソクの明かりのみ、そして暑い。千賀ちゃんから借りている懐中電灯であたりを照らす。
出てみると、ホースが二本、屋根越しに南へ放水を始めた。類焼は免れそうだ。
白い煙は突然真っ黒に変わる。また遠くでボンという音。
放水は続くが、一向におさまる気配がない。
午前1時頃、年配の消防士が、薬屋さんのかどに二十名ほどの隊員を集めて大声で話している。
危険だから無理をするなということらしい。不安が大きくなる。
午前1時30分頃、少しおさまってきた様子だ。
あたりは進入禁止のテープだらけ。自転車で暗闇と煙の中、周辺をうろつくばかり。何も出来ない。懐中電灯を返しにいったらお茶をくれた。うまい!
自治会長の伊藤さんが、類焼した空き店舗の家主さんに連絡が取れないか聞いてきた。シャッターを壊してもよいか確認を取るためだ。
臨時の消防本部(机1脚とペットボトルの箱があるのみ)に近づこうとすると諏訪交番の交番長さんに止められる。
交番長さんは、諏訪西振興組合の総会でお会いしたときの私の顔を覚えていてくれたのか、中へ入れてくれた。
以前の店子さんに電話をして家主さんに連絡をする。
真夜中だ、どうか起きていてくれますように。祈る気持ちで携帯を握る。
家主さんは現在車椅子生活らしい。ここへ来るのは無理。了解をもらいシャッターを壊した。数名の消防士が中へ入る。
かどの紳士服屋さんはまだみえない。
来たら連絡をくださいと消防士さんに頼まれるが、どうしてよいか分からず、あいまいな返事をする。
午前2時。のどが渇いてきた。店の前で様子を見守る。煙はまだすごい。
スタジオフィックスさんの店舗に入る許可が出る。待ち構えていた人が駆け込んで店内の品を出す。手伝うが、何を出していいのか分からない。とりあえず手当たり次第に持ち出す。
午前3時。ふたたび状況を店の前から見る。
少し前に電気が通ったのか、店のシャッターが動いた。お茶を飲み、屋上から現場の様子を見る。
遠くで最後の消火活動の音がする。意外と離れたところで止まった様子だ。
3時30分、家に戻る。消火は続いていた。
明日は忙しくなりそうだ。


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2 コメント

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シャッター (yana)
2007-09-19 15:18:58
電動シャッターだったんですか。それは心配でしたね。
電動も停電時の時を考えて、手動でも出来るようにした方が良いですね。
大きな地震が来そうです・・・。
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しゃった!と思わぬために (タケオ)
2007-09-19 17:12:36
ありがとうございます
早速検討いたします
古いシャッターは重量なので
あけるのに貧血を起こしそうです
また手伝ってください

そのときお忙しいようでしたら
金品でも受け付けます
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