花の四日市スワマエ商店街

表参道スワマエ商店街会長のひとり愚痴

手を差しのべている人にしか…

2012年09月03日 | わたくしごと、つまり個人的なこと
今週の週刊文春より
     
伊集院静の「悩むが花」連載第77回「手を差しのべている人にしか リンゴやブドウは降りてこない」は名回答でした。
これは悩みに答える形式になっている。
Qとして「商品開発に配属された。上司からは、常識を覆すようなアイデアが出るのを期待されているが、全く思いつかない。」という悩み。
この問いに対して伊集院氏は
「天才でもなければ、次々とアイデアが出ないのは当たり前。今のところ、苦心、苦悩するしかない。
過去の例を見てみると、ほとんどが思いがけない時にアイデアが出ている。そしてもう一つは、失敗を繰り返す中で、ほとんど投げだそうという状況で、その手のことは出ている。それはおそらくそれまでの発想法と違わざるを得ない状況にぶち当たったからと考えられる。
この二つには共通点がある。
何かって?それはその人がずっと考え続け、悩み続けるのをやめようとしなかった点だ。つまりその姿勢を崩さなかった人の手にアイデアが舞い降りてきたってことだ。
手を差しのべている人の手の中にしか、リンゴやブドウの房は降りてこないってことだな。