石木川まもり隊

石木川を守ること  それは里山を守ること  それは海を守ること  それは未来を守ること  
ここにダムは要りません

続 石木へのイシキ 

2011年11月19日 | 市民の声

昨日のライフに掲載された「石木への私のイシキ係」の記事を転載します。

 

「ダムは必要だと思う」人の数は、第1回目のまま3票で、

「必要だと思わない」人の数は、着実に増え、今回は34票に達しました。

実に10倍以上です。

 

この数がそのまま佐世保市民全体の意識の割合だとは思いません。

でも、水問題や自分たちの暮らしについて、あるいは地域について、

あるいは環境について、未来について等々、イシキを持っている人たちの

石木ダムへの意識の割合を示しているのではないでしょうか?

 

ともあれ、数のことよりも、コメントに興味を感じます。

 

以前は「石木ダムはいるのかナァ~」と思ってたO・Sさん。

なんと市議会のTV中継を見て疑問や関心が生じたというのです。

これを知ったら、Y議員やH議員はきっと大喜びでしょう。

本会議で何度も何度も漏水問題や需要予測の過大さ、推進派のヤラセ等々

追及してこられましたからね~

 

素朴な思いを率直に綴られたN★Aさん。

「50年作らなくても大丈夫だったんだし」

「断水などの処置も一時的なもので、少し我慢したり苦労したりすれば済むもの」

「自然を壊すのはたやすいけど、再生させるのはとても難しい」

これらのコメントに頷きながら読んだ人も多かったのではないかな~

 

「中年女性」さんは、

「本紙はかたよった記事には読みとれないです」とライフを支持しています。

これは多分、11月4日号で掲載された「差出人不明」さんの怒り心頭に発したコメント、

「情報誌が偏った意見を載せるなんて!!」への感想でしょう。

このライフ批判に対して反発を感じた人は多かったのではないでしょうか?

だから「中年女性」さんの意見に共感しながら読み進み、

でも、最後で「アレ?」と違和感を感じた人もいたでしょう。

佐世保市民の水の使い方についてです。

この方の周りには、水をジャージャー出しっぱなしで使う人が多いのかもしれませんね。

でも、統計的にみると、佐世保市民の生活用水はとても少なくて、

全国でも節水の優等生なんです。(215の大規模水道事業体中5位)

水の再利用(お風呂の残り湯など)や、溜めすすぎなど心がけてる方も多いですね。

同じ佐世保市民でも人それぞれですから、意見が分かれても当然です。

 

このように率直な意見を出し合うことによって、知らなかった情報を得たり、

佐世保市の水事情に、より多くの人が関心を持つようになればいいなぁと思います。

 

引き続き注目していきましょう。

「ライフさせぼ」は毎週金曜日発行です。

でも、前日の木曜日には、スーパーや駅や街角のチラシボックスに置いてありますよ。

 

おっと!

私は決して「ライフ」の回し者ではありません! 

 

 

 

 

 


ライフ~石木へのイシキ~

2011年11月15日 | 市民の声

これは、「ライフさせぼ」というタウン情報誌の記事です。

月刊誌もありますが、週刊誌は特に人気です。

一般誌はテレビ欄しか見ないというような人でも、ライフはよく読んでいるようです。

佐世保市民にとって、欠かせない情報源です。

 

今日、久しぶりに近くの郵便局へ行ったら、

(最近は大きくても重くても80円で送れるメール便を利用することが多くて…)

窓口の女性が、

「この前、ライフに出てましたね。石木ダム、私も要らないと思ってます!

頑張ってください。応援してます!」と声かけて下さって、ビックリ!

えー!あんな小さな写真でわかったの?

あんな前の記事を覚えていたの?

あの後、新聞やテレビで全国集会のこと、もっと大きく取り上げていたのにな~

そっちは気付かなかったのか…

恐るべし、ライフさん!

 

そのライフが、10月21日から、「石木ダムへの私のイシキ」というテーマで、

アンケートを始めました。

 

初めて結果発表があった28日の記事には、

ダムが必要だと思う人は、思わない人の3分の1でした。

 

 

 翌週の集計では、「必要」は「不要」の6分の1!

でも、このアンケートの企画に「怒り心頭」の意見が寄せられていました。

「差出人不明」さんは、「情報誌が偏った意見を載せるなんて!!」と激怒なさっていますが、

どこが偏っているのかさっぱりわかりません。

主人公である佐世保市民に、あなたはどう思いますか?

石木ダムについてのあなたのイシキを聞かせて下さい、とお願いして、

それに応えて、寄せられた答を集約し、コメントを掲載しているだけなのに。

 

先週の石木欄では、賛否の集約はせず、コメントだけが紹介されていました。

Q1や2に対する答えが書かれてなかったのか、

何か問題があったのか、

理由のほどはわかりませんが、

数字がなくてもいいので、このコーナーを少しでも長く続けて下さることを、

切に願っています。

 

そうなんです。

推進派でも反対派でも、なんでもいいから、

それぞれの考えを出し合うことが大切だと、私は思うのです。

 

これまで、石木ダムのこと何も考えてなかった人たちがこれを見て、

そうなんだ~、あの人たちはそういう考えでダムを造るべきと言ってるのか~、

この人たちは、そう言う理由でダムは要らないと言ってるのか~、

と知ることができるし、

じゃあ、自分はどう思うか?どっちの考えに近いかな?

こっちかな?あっちかな?

どっちもどっちでまだわかんないな・・

と思っても、毎週少しずついろんな意見を読んでいくうちに、

きっと徐々に理解が深まって、私はこう思う!というイシキが生まれると思う。。

 

そのような市民一人ひとりのイシキが何より大事。

この小さなイシキの芽が、いつか枝々から一斉に芽吹いて、生き生きと萌え出して、

大きな樹木に生長するといいなぁ・・・

それは民主主義という名の樹木かもしれない。  

 

 


報道センターNBC

2011年11月14日 | お知らせ

緊急のお知らせです。

今日夕方のニュース番組「報道センターNBC」を、どうぞご覧ください。

石木ダム問題について特集コーナーがあります。

予告欄にはこのように書かれています。

 

石木ダム建設事業 利水の観点から考える

報道センター特集はこう着状態が続く石木ダム建設事業について
利水の観点から考えます。
川棚町に計画されている石木ダム建設事業について
県と佐世保市が土地の強制収用に道を開く事業認定を国に申請してから
11月で丸2年が経ちました。
事業を推進する行政側とダム建設に反対する市民団体の主張を通して
利水の観点から改めて石木ダム問題を考えます。
 
 
時間のある方は是非チャンネルを合わせて下さいね。

 


これでいいのか!長崎県

2011年11月12日 | 活動

昨日お知らせしたシンポジウムに参加してきました。

感想としては、まさに「これでいいのか!」でした。

 

県内の4大懸案問題(諫早湾開門、県庁舎移転、新幹線、石木ダム)、

そして、今年、日本の最重要課題となった原発問題についてのシンポジウムだというのに、

参加者は多いとは言えず、また若い人も見受けられませんでした。

長崎市の若者よ、これでいいのか!

 

新幹線と県庁舎問題を語って下さったのは、前長崎市議会議員の中村すみ代さん。

諫早-長崎間の新規着工の見通し、フリーゲージトレインの開発について、

新庁舎予定地の津波・液状化問題など、いろいろな現状報告がありましたが、

一番驚いたのは財源、税収の問題でした。

県税は平成19年度から下降の一途。

19年度の1213億円から下がり続けて、22年度は929億円でした。

なんと284億円、23.4%もダウン!

地方交付税は17年度から下がり続けています。

6年前2357億円だったのが、昨年度は2069億円。

こちらは288億円、12.2%のダウンです。

 

こんなひどい状況だったとは・・・それでもまだムダな公共事業を続ける?

長崎県民よ、これでいいのか!

 

諫早湾開門について語って下さったのは、雲仙市議会議員で漁師の小畑吉時さん。

難しい話は一切無しで、ご自身の生い立ちやご家族のことも交えながら、

漁師としての海への熱い思いを涙ながらに話されました。

タイラギ・アサリが全く取れなくなった。

回遊魚が来なくなった。

「なのに、どうして、長崎の漁民の方は他県のように団結して開門要求しないのですか?」

と懇親会の席で尋ねたら、

「それは金ですよ。金をもらったら何も言えません。

陰で私に、よう言うてくれた、もっと言ってくれ、と言います」とのこと。

長崎の海の男たちよ、これでいいのか!

 

新上五島町議の歌野礼さんは、若いけど、たいへんしっかりしたお話をされました。

ご両親と共に反原発活動をなさっているのは知ってましたが、

まず離島振興法の話から入って、離島の現実を語られました。

その現実がもたらす人材流失、人口減少。

そこにつけ込んで、嫌われる施設(ゴミ処理場や原発など)が持ち込まれやすい。

その例として祝島の話と、そこで頑張ってる島民の話など。

 

長崎は日本で一番島が多い県なのに、離島のこと何も考えてなかった私よ、これでいいのか!

と反省しました。

 

石木ダムのことも、私なりに精一杯伝えたつもりですが、

短時間で話せることには限りがあります。

そこで、全国集会の時の資料を持参していましたので、

「もっと詳しく知りたい方は是非こちらを読んで下さい。1部200円です」と宣伝。

予想に反して、ほとんどの方が買って下さいました。

 

会場に集まった方は少なかったけど、

あの方たちから、少しずつ情報が広がっていくことを期待します。

石木ダムのことも、原発のことも、新幹線や県庁舎のことも、諫早湾のことも。

 

これでいいわけがない長崎県を、変えるのは私たち一人ひとり、ですよね